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F1初心者の会☆コミュのM・シューマッハが「皇帝」になった16年間(最終編)

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
さて、これまで掲載してきた「ミハエル・シューマッハの軌跡シリーズ」今回は、最終第4弾です。絶対王者の座が揺るぎ始めた2005年、そして引退を決意した2006年についてです。

※第1弾〜第3弾まではこちら↓
【第1弾】1991年〜1997年
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=12080216&comm_id=461146
【第2弾】1998年〜2000年
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=12142482&comm_id=461146
【第3弾】2001年〜2004年
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=12585122&comm_id=461146



【2005年】
この年、F1はまたしても大きなルール変更が行われることになりました。その最大の変更要素が「タイヤ交換の禁止」レース中で使えるタイヤはスタート時に装着した1セットのみ。耐久性が問われるシーズンとなりました。
そういったこともあって、フェラーリのマシン、ブリヂストンのタイヤともに保守的なものにこだわったシーズンとなりました。しかし、勝負に出ているルノーチームのアロンソ、マクラーレン・メルセデスチームのライコネンらに先を越されてしまう、シーズンの展開に。結果、アメリカGP(ミシュランタイヤがタイヤの安全性の問題でボイコットしたレース)のみの優勝となったのです。
同時に、チームタイトルも奪われ、ついに1999年からフェラーリが守ってきた王座から陥落することになったのです。



【2006年】
カーナンバーは「1」から「5」シューマッハが「1」以外のカーナンバーをつけるのは久しぶりなことです。そして、新車発表会の席でシューマッハは「もし、今年も惨敗するようなことがあれば、引退を決断するかもしれない」F1生活16年目にして、初めて彼の口から「引退」という言葉を聞くことになりました。
その引退をかけたシーズン。2005年のチャンピオン、アロンソと一進一退の攻防を繰り返します。接触ギリギリのところまで二人が接近してのバトルは毎戦繰り広げられました。
そして引退発表のあった前戦、トルコGPでのこと。ラスト10周になって、アロンソが先行し、シューマッハが追いかける展開でした。シューマッハは何度もオーバーテイク(追い抜こう)と試みますが、アロンソに死守され、結果はアロンソが先にゴール。この時のシューマッハを見て「もう、これが限界なのかな」と感じた瞬間でもありました。
今までのシューマッハなら、その狭い隙間でも飛び込めたんですが、今では少しためらうことが多くなってきていたのです。
もうチャンピオン争いで後がなくなった状態で迎えたイタリアGPモンツァサーキットで見事な優勝☆アロンソとのポイント差も一気に縮まりました。

そして優勝記者会見の場で・・・
「ご報告が遅れて申し訳ありませんでした。今回きっちり話したいと思います。私が考えた結論は、これが最後のモンツァでのレースになるということです。私は、今季限りで引退します。」

まだ、記憶にも新しいイタリアGPでの記者会見でした。
それから、シューマッハは追い上げに追い上げ、ラスト2戦の鈴鹿で同ポイントながら、王手をかけてのレースになりました。
でも・・・F1というレースは一瞬にして勝者から敗者に変わる競技でもあるということを、教えられます。1位を走っていたシューマッハがまさかのエンジントラブルによりリタイヤ。
これまで、「壊れないマシン」を徹底して作ってきたフェラーリのマシン・エンジンが壊れたのでした。

絶対絶命に追い込まれたチャンピオン争い、そしてシューマッハ自身の引退レースとなった、2006年のブラジルGP。シューマッハはまたしても不運に見舞われます。予選ではマシントラブル、決勝ではレース序盤にタイヤがパンク。気づけば最下位にまで後退していました。普通のドライバーならチャンピオン争いどころか、入賞すらあきらめてしまいます。でも、シューマッハだけはあきらめませんでした。
そして、前を走るマシンを追い越しに追い越していくのです。そしてラスト3周、4位を走るライコネンをオーバーテイク(追い抜き)にかかります。もちろん、ライコネンも抜かれたくないため、接触ギリギリのところまでシューマッハの進路を塞ぎます。今まで(2006年シーズン)のシューマッハなら、接触のリスクを避けるため、身を引いていたでしょう。でも、今回だけは「絶対に抜く!!」という気持ちを表すかのように、そのマシン1台分の隙間に迷うことなく飛び込んだのです。

そこには「皇帝」ではなく、「やんちゃな若手」「ターミネーター」と呼ばれていた頃のシューマッハがいました。まるで16年前にタイムスリップでもしたかのようなシューマッハの挑戦的な走りが、そこにあったのです。

最後のシューマッハの結果は4位。優勝することはできませんでした。でも、このレースで「F1で勝つためには、誰よりも負けず嫌いにならなければならない」ということを、シューマッハは教えてくれました。



いかがだったでしょうか?
合計4回にわたって、ミハエル・シューマッハのF1人生を振り返ってみました☆
今はまだ実感がわかないかもしれませんが、おそらく10年後にはミハエル・シューマッハというドライバーは「伝説」として、また新しく10年後に生まれるF1ファンによって、語り継がれていくと思います☆
そういう意味で、私たちはラッキーなのかもれません☆
ミハエル・シューマッハが実際にF1で戦っている姿をリアルタイムで見ることができたのですから☆

みなさんも、ミハエル・シューマッハに対する思いやエピソードをたくさん持っていらっしゃると思います☆できれば、その全てを書き込んでいただければなぁと思っています☆

コメント(2)

最後のブラジルGPでの追い上げは驚異的でしたね。
彼がいなくなってしまうのは本当に寂しいです…
ミハエルのモンツァの引退会見は印象的でした。ブラジルでも最下位になってからが凄まじく、輝いてました。
そして会見後に壊れ出した壊れなかったマシン。、、ライコネンの不運がフェラーリに移行?まさかチーム変わってもマシントラブル続いたら笑うに笑えません。
変化だらけになりそうな来年が楽しみです。

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