土木公務員　問題等コミュの測量の分野?（平板測量）

測量の作業には2つある。
?外業：野外で行う実際の測量作業
?内業：外業結果を整理・計算して製図する方法

ジオイド面
実際の地球表面は、凹凸のある複雑な形状をしているので、
地球表面全体を平均海水面で覆われた仮想海水面をジオイド面
という。

☆平板測量
簡単な器具を用いて現地で直接平面図を作成していく測量。
作業も簡単ではやく進めることができるが、高い精度は期待
できない。
ア.平板測量の器具
?図板
?移動器
?三脚
?アリダート：図板上で目標物を視準し、方向線を引いたり、
　　　　　　　　　図板を水平に設置するための器具
?求心器と下振り
?磁針箱：図紙に磁北線を描くためのもの
イ.平板標定の3条件
?整準（整置)：図板を水平にすること
?求心（致心)：図板上の測点と地上の測点を一致させること
?指向（定位)：図板上の測線の方向と地上の測線の方向とを
　　　　　　　一致させること
平板の標定は3条件を満足させること
ウ.平板測量の方法
放射法、道路法、交会法の3つがあり、現地の地形、障害物の程度または、測量の目的によって、適当な方法を選ぶ。
?放射法
基準点から放射状に視準線を出して作図していく方法で、限られた小地域の骨格図を作る骨組測量（トラバース測量)と、設けられた基準点から細部の点をとり、平面図を作成する細部測量がある。
?道路法
各測点に平板を据えて、測線の方法と測点間の距離を測定し、図上にトラバースを描いていく方法
エ.平板の標定による誤差
?整準誤差：図板が水平でない場合に生じる誤差。図板は傾斜
　　　　　　1/200まで許容。
?求心誤差：図板上の測点と地上の測点が合致していないときに
　　　　　　生じる誤差。
?指向による誤差：標定の3条件のうちで、指向の狂いがもっとも
　　　　　　誤差に影響を与える。