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「ナオキ」ドキュメンタリー映画コミュのショーンの日記より⑯ 「再び山形へ」

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再び山形へ


山形ドキュメンタリーフェスティヴァルへのノミネートの知らせを受け、参加するために山形へ戻るのは

心配半分、興奮半分だった。

ここまで辿り着いたのは贅沢なことで、すばらしいことだ。

(日本に関して僕ができる唯一のことは、誰かが支払っている代償を明らかにすることだと思っている)


僕はプレミアムエコノミーの座席からアッパークラスのカクテルバーへカーテンをくぐりぬけた。

「あなたを知ってますよ」給仕の日本人の女の子が言った。

「ナオキの映画作った人! すごく良かったけど、日本についてかなりネガティヴですね」

この週末、ナオキのホームタウンでも映画はそういう風に受け止められるんだろうか。


会場は大きな劇場が二つ、650席の映画館と1200席の劇場に分かれている。

この映画祭で唯一の日本の映画(全編が山形で撮影された)である『Japan: A Story of Love and Hate』

は メディアの大きな注目を集めていた。


友人のマツイ氏は映画の記事が載っている昨日の夕刊を僕にくれ、昨日はNHKワールドTVでこの映

画と日本滞在に関するインタヴューを受けた。

映画を作るためにもがいてきたことや、このかけ離れた困難な島国と僕自身との愛憎関係は、

まったく長い道のりだった。


「どんなに長く日本人の目を見つめても、彼らが何を考えているのか分かることは決してないだろう」

映画作りを通してちゃんと理解できる日が来るだろうと思い、

それを切に願ってこの国の目を見つめている時、常に浮かんでくる鋭い引用文。


でも、実際のところ、僕がこの国のことを本当に知り得たかというと、全くそんな気がしない。

ここへ戻ってきて2、3日経って、僕はこの国の表面をえぐっただけなんだと思っている。

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