「女鼠小僧………むぅ……」
「これは？」
どうにも『女鼠小僧』が嫌そうな結に、寺澤はノートパソコンの画面を見せた
それは、wixiのあるコミュニティのトップページ
タイトルは『怪盗・Lady Lupin』と、あった
「怪盗…レディ………ルピン？」
眉間にシワを寄せ、見たことのない単語を頑張って読む結
「ルパンと読む」
寺澤が訂正する
「英語とフランス語が混ざってるから、おかしいんだけどな」
言って一人で笑う寺澤に対し、英語もフランス語もまだよくわからない結は、それが何語かはどうでもよかった
「ふーん
レディ・ルパンかぁ」
「へぇ、なるほど『Lady』か
いいんじゃない？」
黒シャツも同意する
「意味はそう変わらんではないか
女鼠小僧でよいじゃろう」
一人、かたくなに『女鼠小僧』を推そうとするカヨ
「嫌だ、レディ・ルパンがいい！！」
ムキになる結に、元々負けん気の強いカヨもムキになった
「女鼠小僧でよいわ！！」
「嫌だ！！」
そっぽを向いて、結も意地を見せる
「前田も週刊誌も女鼠小僧だと言っておるではないか！！」
「嫌だ！！」
「嫌ではないわ！！」
「嫌だ！！」
「嫌ではないわ！！」
「ヤだヤだヤだヤだヤだヤだヤだぁあああーーーー！！！」
【次ページ】
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『コメント』
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『目次』
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「これは？」
どうにも『女鼠小僧』が嫌そうな結に、寺澤はノートパソコンの画面を見せた
それは、wixiのあるコミュニティのトップページ
タイトルは『怪盗・Lady Lupin』と、あった
「怪盗…レディ………ルピン？」
眉間にシワを寄せ、見たことのない単語を頑張って読む結
「ルパンと読む」
寺澤が訂正する
「英語とフランス語が混ざってるから、おかしいんだけどな」
言って一人で笑う寺澤に対し、英語もフランス語もまだよくわからない結は、それが何語かはどうでもよかった
「ふーん
レディ・ルパンかぁ」
「へぇ、なるほど『Lady』か
いいんじゃない？」
黒シャツも同意する
「意味はそう変わらんではないか
女鼠小僧でよいじゃろう」
一人、かたくなに『女鼠小僧』を推そうとするカヨ
「嫌だ、レディ・ルパンがいい！！」
ムキになる結に、元々負けん気の強いカヨもムキになった
「女鼠小僧でよいわ！！」
「嫌だ！！」
そっぽを向いて、結も意地を見せる
「前田も週刊誌も女鼠小僧だと言っておるではないか！！」
「嫌だ！！」
「嫌ではないわ！！」
「嫌だ！！」
「嫌ではないわ！！」
「ヤだヤだヤだヤだヤだヤだヤだぁあああーーーー！！！」
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