トリックテイキング・ゲームコミュのトランプゲーム大百科（２０００年版）による分類

当コミュニティーの写真にも使わせてもらっているトランプゲーム大百科 The Penguin Encyclopedia of Card Games （デーヴィッド・パーレット David Parlett) の２０００年版は全２４章。そのうち最初の１３章はトリックテイキングです。なかなか興味深い系統立てた分類をしているので抜粋します。なおカッコ内は代表（だと思われる）ゲームを適当に選びました。

１：ブリッジ・ホイスト系 Bridge-Whist family （ブリッジ、ホイスト、カリプソ）
２：ソロ系 Solo family （ソロホイスト、ボストン、オンブル、９９）
３：クイックトリック Quick trick games （ユーカー、５００、エカルテ、ナップ）
４：ハーツ系 Hearts family （ハーツ、リベルシ、コテッチョ）
５：ピケなど Piquet and others （ピケ、インペリアル）
６：ハイ・ロー・ジャック系 High-low-Jack games （オールフォー、ピッチ）
７：ポイントトリック Point-trick games （マニエレ、スパニッシュソロ）
８：エース・テン Ace-Ten games （スカート、ドッペルコプフ）
９：キング・クイーン King-Queen games （６６、ゼッテマ）
１０：クイーン・ジャック Queen-Jack games （ベジーク、ピノクル）
１１：ジャック・ナイン Jack-Nine games （クラベルヤス、クラバヤス）
１２：擬似トランプ Quasi-trump games （カーノッフェル、ワッテン）
１３：タロットとタロック Tarots and tarocks （フレンチタロット）

旧版は記憶ではここまで細かく分かれていなかったと思います。固有のデッキを使ったトリックテイクはどの系統に近いのかなど考えると面白いと思います。この新版でかなり加筆したようですし、日本語版が待ち望まれるところですね。

とにかく、こんなに細かい分類があったのかと驚かされます。いずれは各系統から代表的なもの１だけでもプレイしてみたいです。

コメント(10)

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[1] mixiユーザー 12月02日 11:35

　面白いですね。８～11の、Ａ10，ＫＱ，ＱＪ，Ｊ９という分類がお洒落ですね。ほかにもＱＱとかＪＪ，３２，７６などもありそうだがグループを作れないかも。ＪＪはＡ10と同じだし。
　私は一応挙げられている全種類をプレーしていますが、それぞれ独特の面白さがあります。
　そのうちトリックテーキングオフでもやりたいですね。

[2] mixiユーザー 12月02日 11:47

　ＳＦマガジンの1972年２月号に、ある人が伝統的トランプゲームを５つに分類しています。実例とともに挙げておきます。
カッコ内は、トランプ以外の実例です。

１．トリック系　　　　ブリッジ　　　（うんすうかるた）
２．ラミー系　　　　　ジンラミー　（麻雀）
３．ストップ系　　　七並べ　　　（ドミノ）
４．カシノ系　　　　　スコポーネ　（花札）
５．ギャンブル系　　ポーカー　　（株札）

当てはまらないのは全て５（または６.その他）、またエリウシスのような新作は分類外です。トリックテイキングに対しては上位分類となりますが、今でも有効な便利な分類と思います。

[3] mixiユーザー 12月03日 08:56

７から１１はすべてポイントトリック（トリック数でなく、カードに与えられた点数を主眼とする）です。７章ではそのうち８－１１に入らないものを扱っているみたいです。ややこしい。

僕自身は５、７、１２が未プレイです。
（ミドラーは１１に入りますよね？）

トリックテイキング・オフ、いいですねえ。来年の夏辺りはどうでしょうか？

[4] mixiユーザー 12月04日 01:06

Encyclopediaというくらいなので高価な本だと思いきや、
amazonで意外と安く(1900円くらい)買えるのですね。

到着まで1月ほどかかるようですが、買ってみました。
とても楽しみです。

オフ会やりたいですね。ぜひ。
アブストラクトゲームも用意しましょうｗ

[5] mixiユーザー 12月06日 12:04

手稲さん、購入されたのは英語版ですか？
それならペーパーバックなので安いのです。

日本語版は図書館で貸し出し禁止扱いだったので全頁コピーしてあります。凄く良い訳だったので、新版が出たのを機に再び日本語版も出て欲しいものですが無理かなあ。

[6] mixiユーザー 12月06日 15:09

はい、購入したのはペーパーバックの英語版です。

日本語版は松田道弘さんの訳なのですね。
松田さんの「あそびの本」シリーズ、大好きです。

日本語版、出て欲しいですね。

[7] mixiユーザー 12月06日 23:00

　元のは知りませんが、日本語版の目次はよくないです。グループのところにしかページ数が出ていないので、特定のゲームのルールを知りたいとき、手間です。これは事典としては大きな欠陥です。再度日本語版を出すなら、ここは改善して欲しいです。

[8] mixiユーザー 12月07日 01:12

英語の新版も目次にはグループと例しか書かれてませんが、詳細な索引があるので十分だと思います。

[9] mixiユーザー 12月08日 01:47

　けがわさん、そうでもないのです。ちゃんとゲーム名が分かっているときは索引は便利ですが、「ノートランプのトリックテーキングで、あのスペードじゃなくクラブのクインがマイナス点のやつ、なんだっけなあ」なんてときに、目次の一つ一つのゲームにページがないのは不便です。