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頑張れ!メディアアーティスト☆コミュの【疑義まとめ/Q&A】

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メディア芸術総合センターに対する様々な議論から生まれた疑義・解答を管理人なりに分化して掲載します。



Q、箱モノ建設は無駄ではないか?
A、動電源・音響・防音・メディアインフラを備えた施設の必要性があります。
メディアアートでは、従来の美術館や資料館・図書館などでは必要が無かった電源・インフラ設備が必要となります。
また、音楽・音響効果の表現を多様することが多くあり、従来からの静かな美術館などとは、求められる機能性の構造的な概念が全く違います。
既存のアートとメディアアートを併設すると、互いに好ましくない展示環境となる可能性が強くあります。
新設か既設改築かは議論の余地がありますが、100年先の文化財保護の為には新しい設備を備えた施設が優位であり、決して無駄とは言えません。




Q、官僚の天下り先だけにならないか?
A、全ての官僚機構に言えることだとは思います。
しかし、その問題の本質は政治力による不断の監視能力の問題であって、行政機構を全て否定するべき問題では無いと言えます。



Q、他にやるべき政策があるのではないか?
Α、時世により優先するべき政策課題はあると思います。
しかし、行政の本質は民間にできない長期的視野に立った政策を不断に行うことだと思います。
その上で、文化財の保護・育成は、幸福の追求と文化的な生活を保障する行政が責任をもって行うべき政策です。



Q、メディアアートの定義がされていないのではないか?
Α、コミュニティルールに記載しました。ご参照下さい。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=43963390&comm_id=4308601



Q、展示内容が決まっていないではないか?
Α、美術館や資料館の建設には、コンクリートから湿度を抜く為に20ヶ月以上の養生期間が必要です。つまり、建設開始から躯体完工後約2年は使用できる状態ではありません。
必然的に企画期間として約3年間の猶予期が発生し、この期間内に十分に議論・検討することは可能です。



Q、施設をつくる以外、アーティストを保護・育成する方法は、いくらでもあるのではないか?
A、文化庁により、「メディア芸術祭」や「アーティスト インレジデンス」など評価・育成プログラムはあります。
しかし、いくらアーティストを育成して新たな作品が生まれても、展示するスペースが無ければ最終的な成果を発信し広めることはできません。結局、施設のある海外へとアーティストも作品も流出してしまっています。
また、作品・文化財を保護・収蔵する為には、設備・セキュリティのある専門施設が必要です。



Q、展示資料のデジタル化を進めれば、新たな施設は必要無いのではないか?
A、一部のアニメーションやCG・音楽表現などでは、デジタル化の保存・展示が向いているものもあり、その上で施設規模を従来よりコンパクトにまとめることは可能だと思います。
しかし、メディアアートの表現では、音響やバイブレーションを駆使した体験型のものや、携帯型位置情報プログラムを使った展示、操作機能があるゲーム型アート、ロボットアート、キャラクターソングなど実物を体感・鑑賞しないと解らないものも多くあり、一定規模の施設の必要性はあります。
また、原本・原画・絵コンテなど、手描きそのものしか表現できないものの収蔵・展示・保存・維持管理などは、その機能を持ったスペースが必要です。



Q、性急過ぎる。今やるべきでは無いのではないか?
Α、文化庁による報告は平成8年(10年以上前)からされています。
欧米の美術館などでは既に手塚治虫氏や村上隆氏・押井守氏などの作品の収集・収蔵が始められ、中国・韓国などアジア諸国でも実行段階として計画・検討を進めています。
各国では、ルネサンス期のイタリアに習うかの様な、急速かつ粛々としたメディアアートに於ける地位確立の為の準備を進めています。
日本のメディアアートに関わるセンターは、これから始められるもので、建設上の問題からも開設までは今後およそ3年以上はかかります。
日本の文化財の保護としては、むしろ遅過ぎるとさえ言えます。



Q、経済危機の中、今やるべきでは無いのではないか?
A、過去においても、美術・伝統工芸品などのほとんどは、中・長期的な輸出・嗜好品の開発として、財政難救済や経済政策の中から生まれ、政策的に保護・育成されてきたものです。
陶芸、染付け、風鈴、コケシ、有田焼、西陣織り、漆塗り、、etc
経済危機の今だからこそ、将来に向けて、日本の強みを活かした新たな産業・マーケットの開拓として、より優先されて行われるべき政策の一つと言えます。



Q、アンダーグラウンドだからこそ発展した分野であり、国が支援するのは違うのではないか?
Α、アート草創期における社会的な無理解・批判に対する反骨精神をエネルギーに発展してきた経緯は実際にあると思います。
しかし、それらが世界的なアートとして注目を集めている現状に至っては、既にメディアアートの国際間競争の時代が始まりつつあると言えます。
芸術論として難しい判断を迫られる岐路にあると思いますが、新たな世界的視野に立って、保護・育成に乗り出さなければならない時期に差し迫っていると言えます。







1※管理人は私人であり、解答は公的なものでは一切ありません。
2※解答は時事掲載する為、変更する場合もあります。

コメント(3)

若い才能を発掘しようなんて発想はないのかな?
既に評価の定まった人や作品なんて、行政がどうこうしなくてもいいんだよね。
放置しても、放っておかない人がいるなら、わざわざ行政が干渉しなくても。
それが本来の長期的視野じゃないのかと。
> 札幌のYさん

文化庁により、「メディア芸術祭」というのが毎年行われ若手の発掘・育成にはある程度貢献しています。

しかし、以外と海外では一定の注目を集めていますが、国内一般には一部の雑誌・専門誌・一般紙の社会面コラムで扱われる程度で、普及メディアに登場するのは稀で、まだまだ至らない現状があります。。。

文化庁や独自にネットで普及を図るケースもありますが、広報の程度は芸大・専門学校の有志や画商・外資系メディアなどが覗くのが良いところでしょう。。。

育成についても、一般に公開する展示スペースが無いと難しい面があると思います。

また、評価を受けるべき開拓者が国内で正当な評価を受けることこそ、次世代のアーティストの意欲を高めることに繋がり、一番の育成になるはずです。

現状では、評価を受けるべきアーティストが先行し正当な評価を受けることこそ、より多くの若い人材を集約し、質的向上を計ることが可能となり、より優先して行うべき課題だと思います。

今ある資源を有効に活用・評価することこそ、現状で求められるよりベターな方策ではないでしょうか。

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