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BDについてもっと知りたい!コミュのGIBRAT ジブラ

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今をときめくBD作家の一人、ジブラの紹介をします。
サイン会で見た彼は、柳沢慎吾を思わせました。
あの目、大きな前歯、、、美男子とは言えない(ごめんなさい!)けれど、素朴でとても人のよさそうな方でした。
けれど、彼の描く女性の魅力的なこと!
モデルは彼の奥様らしいです。お嬢さんも主人公のセシルにそっくりだとか。
彼にとって初めての、長編『LE SURSIS』は、メディア、評論家の間ではもちろん、完全に読者層をつかみ大ヒットしました。
温かみのあるデッサン、色使い、そして、そのストーリーに涙するのは私だけではないはずです。

コメント(9)

『LE SURSIS』
1997年初版、DUPUIS社
脚本・絵・着色 JEAN-PIERRE GIBRAT 

1943年6月、アヴェロンの小さな村で、隠れ家の雨戸の隙間から、自分の棺桶が埋葬されるのを冷ややかに見据えるジュリヨン。
日中は、部屋にこもり、身を隠すしかない。夜になると、愛しいセシルを息をひそめて目で追う。
戦争中とはいえ、静かな暮らしの続くこの村にも、ついにドイツ軍が現れ、、、。


非公式のサイトですが、非常に充実しています。
http://perso.wanadoo.fr/lesursis/

『LE SURSIS 2』
1999年初版、DUPUIS社
http://www.bdselection.com/php/chroniquebd-89_Le_Sursis.html


『LE VOL DU CORBEAU』
待ちに待たれた新刊、2002年初版、DUPUIS社
http://www.bdselection.com/php/chroniquebd-3360_Le_Vol_du_corbeau.html

『LE VOL DU CORBEAU 2』
2005年初版、DUPUIS社
http://www.bdselection.com/php/chroniquebd-7740_Le_Vol_du_corbeau.html

どう説明しようかと考えている間に、絵を見てもらうことが一番、と思い、リンクを貼り付けました。
翻訳に自信がないので、どなたか補説をお願いします。
アリスさん、ご紹介ありがとうございます。Jean-Pierre Gibrat(ジャン=ピエール・ジブラ)は日本では全く知られていないと思います。大ヒットした作品なんだ。ぜひ読んでみたいですね。とりあえず『GUIDE FNAC』による『Le sursis(執行猶予[戦時の話だってことを考えると「徴兵猶予」か?とりあえず「執行猶予」でいきます])』および『Le vol du corbeau(烏の飛翔)』の解説を加えておきます。

「『執行猶予』はある若者の奇妙な戦争体験を描いている。1943 年、皆が彼のことを死んだものだとばかり思っていた時に、彼は住む人もない空き家でひっそりと暮らしていた。しかし、向かいのカフェに給仕としてやってきた女が彼の運命を変えてしまう… リアリズムとロマンティシズムが混交したこの魅惑的な物語は思いもかけない結末を迎える。作者ジブラは女性の官能性を描かせたら右に出るものはいないだろう。だが、見た目の軽やかさとはうらはらに、『執行猶予』は我々を社会参加についての黙想へと誘ってやまない。洗練された線と明暗法による甘美な雰囲気を用いて、作者は『烏の飛翔』においても、引き続き「ドイツ占領時下」の問題を扱っている。」

『GUIDE FNAC DE LA BANDE DESSINÉE』p.216
タイトルの『Le sursis』及び文中に出てくる「l'engagement personnel」という言葉がちょっと微妙です。「l'engagement personnel」は「社会参加」と訳しましたが(下から4行目)、ちょっと違うのかもしれません。どなたか適切な訳し方をご存知の方、教えていただけると助かります。
今日、中野のパピエに行ったんですが、ジブラの作品が置いてありましたよ。Leroi(ルロワ)原作、Gibrat(ジブラ)作画の『Pinocchia(ピノッキア)』(Albin Michel Bd, 2005年刊)という作品です。ペラペラ中身を見た印象とタイトルから察するに、女版ピノキオという感じでしょうか。ヴィリエ・ド・リラダンの『未来のイヴ』という小説やミッシェル・カルージュの『独身者の機械』という批評に関心を持っている僕としては大いに興味をそそられました(同じ理由から Tillier[ティエリ]と Téhy[テイ]の『Fée et tendres automates[妖精と心優しい自動人形たち]』という作品にも惹かれます)が、とりあえず他のものを買っちゃいました。どなたか読んだ方います?

* 画像を探していたらパピエのホームページ(http://www.papier.jp/)に行きつきました。ジブラの他の作品も普通に置いてあるみたいですね(BD作品紹介の7ページ目です)。ジブラ以外も新しいの古いの共にいろいろあるんですね。翻訳トピで紹介した Liberatore もあるし。『ピノッキア』はややエロチック系かな?
『LE VOL DU CORBEAU(鴉の飛翔)TOME 1』 GIBRAT

やっと読み終えました。
すでに作品の紹介があると思っていたのですが、探してもなかったのでアリスさんのGIBRATトピに便乗して紹介させて下さい。

ドイツ軍占領下のパリ、ちょうどアメリカ軍がノルマンディーに上陸した日、ジャンヌは何者の告発の手紙により警察に留置され一夜を過ごしていた。
そこへこそ泥のフランソワが捕まえられてくる。2人は同じ留置所へ入れられるが、ちょうど空爆が再開し警備が手薄になったスキに、フランソワの機転で屋根づたいに逃亡する事に成功する。

口が上手い泥棒のフランソワにレジスタンスのジャンヌはなかなか心をひらかないが、屋根から飛び降りて逃げる途中でジャンヌが足を挫いてから、少しづつ互いの手の内を探りはじめ、やがて妹をさがしているというジャンヌになぜかフランソワは色々と協力するようになり、知り合いの貨物運搬船で水上生活をしているルネとユゲット夫妻のところへ二人して匿ってもらいながら、妹の行方の手がかりを探す事になる。

すでに妹のアパートにも警察の手が回っていた事が分かり、誰が自分を密告したのかと疑心暗鬼にになってゆくジャンヌ。
やがてナチスの機密国家警察の手はセーヌ河の水門にも広がり…

この作品の魅力はなんといっても絵の素晴らしさ。戦中下のパリの情景をかなり詳しく再現していて、当時の風俗や車や建物の造形がよくわかります。また物語の前半を過ごす屋根の上からのパリの風景と、後半をすごすセーヌ川から運がづたいに眺めるパリの風景など、映画的な視点も魅力的です。
主人公のジャンヌはちょっとファニー・アルダンに似ていて、日本人の目からするとかなり大人っぽく見えるのですが、たぶん24〜5くらい?

最初はそういう絵柄の素晴らしさに奪われていたのですが、物語自体もレジスタンスが主人公なので、読み込むと「表と裏」「本名と偽名」といった二重の意味を含む言葉や象徴的なイメージ;赤いベレーといった要素がちりばめられています。
多用されるジャンヌのモノローグは、時にそれは妹へ宛てた手紙でもあり、自分をシンデレラに、フランソワをアルセーヌ・ルパンに見立てたり、その語り口からは彼女がとても知的で良いところの出なのではないか?と思えるほどです。
ジャンヌとフランソワの心が少しづつ近づいてゆくのも魅力的なのですが、2人をかくまうルネとユゲット夫妻のどこかずれた夫婦げんかのシーンが緊迫感のあるストーリーの息抜きでもあり、それは時にジャンヌにとっても心が安まる場面でもあります。
そして「誰がジャンヌを告発する手紙を送ったのか?」「妹は無事なのか?」というのが2巻へと続く謎でもあるのですが、最後まで読むと実はタイトル自体にも二重の意味が隠されている事が分かります。

「LE VOL DU CORBEAU」
「VOL」と「CORBEAU」にはそれぞれもう一つの意味があり、それを組み合わせたタイトルとしてこのストーリーを読み直すと、また違った捉え方で謎をおう事ができるように仕組まれた上手いタイトルだと思います。

表紙は<1>のアリスさんのコメントの一番右の写真になります。
abeille さん、ご紹介ありがとうございます! 日本語訳がありがたい! 2つ目の画像の飛び降りるシーン素敵ですね。タイトルの言葉遊びについては Freddo さんも言ってましたね。気になるなあ… ぜひ読まねば! 今日、池袋のジュンク堂に行ったんですが、『Le sursis』は置いてありましたね。担当者がセレクトしてるんでしょうか、ちょっと気になります。
先日Le Vol du Corbeauを読んで感激してジブラの本を数冊衝動的に買ってしまいました。
その中の一冊
Marée basse
1997年の作品です
シナリオはダニエル・ペッキュール(Daniel Pecqueur)

Le Vol du Corbeauのイメージで読むとかなり衝撃を受けます。
ぜんぜんタイプの違う話です。
好き好きはあると思いますがわたしはこれはこれで面白かったです
ちょっとファンタジーの入ったSFというところでしょうか
前半がSFっぽくて後半はファンタジー、かな?

とにかく68ページでよくこれだけ詰め込んだと思うくらいぎっしりといろいろ入っています。
簡単に要約できないくらい

それでも簡単に説明すると、ちょっと頭のおかしい科学者のカップルが航海中、遭難している女性を助けますが、それは彼女の持っている電子時計が目当てだった。
彼らの目的は時計の部品をベビーと呼ばれるマシンに詰め込むことで、大津波を起こして人類を滅亡させることだった。

津波の後のベネチアでは生き残った人魚(でも尾びれなし)がくまのぬいぐるみをみつけた。あまりのかわいさに熊にキスすると、ぬいぐるみは若者(ジョナス)に変身する。
そこにまたピエロという少年が現れます。彼はたまたま飛行船に乗っていたため、何を免れていたのです。

なぜジョナスは熊のぬいぐるみに変身することができるのか
それにはある秘密があって
妖精、サンタクロース、小悪魔など、ヨーロッパではおなじみのキャラクターが次々と現れます。
最後に登場するのが死神なのですが……

死神も人魚もものすごくグラマラスですw

アリスさんもおっしゃってましたが、確かにジブラは女性を魅力的に描きますね

絵的にはLe Vol du Corbeau のような丁寧さやシャープさは感じられませんでした。そのぶんやわらかい感じがします

今度持って行きますね

画像は表紙です。
この女性が「人魚」です
ちゃんと熊のぬいぐるみを持っていますね
もう一冊がショードヴァルさんが3で紹介していらっしゃる「ピノキア」
エロティックというよりもうこうなるとちょっとポルノっぽいです
こちらはあんまりいただけなかったw
男性がたはお好きかも知れませんが

でもものすごくあっけらかんとしていて、どーんとした感じです

女性版ピノキオという感じです

白雪姫に出てくる魔法の鏡みたいのがいるのですが、これがまたエッチでね
この鏡にそそのかされて、ひとり暮らしのおじいさんは女の子の人形を作るのですが

ピノキオはうそをつくと鼻がのびますが、ピノキアは別のところが大きくなります

ピノキアはものすごく「愛」が好きで、その愛情表現も一直線。かけひきとかまったくしないで、迫っていきます。
人形だからあんまり賢くないのね。

で、この言葉
Pauvre pantin, ignores-tu que l’amour c’est comme la confiture, plus on l’étale plus il dégoute
哀れな操り人形、おまえはしらなかったのかい。愛とはジャムのようなもの。ぬりたくればぬりたくるほど、気持ちが悪くなる

ですって

これにはわたしの笑ってしまいました。

あとはとても微妙なシーンもあるのですが(マゾ的?)そこには、幸いこの時代にはフェミニズム思想というものはまだあんまり普及していなかった、なんて書いてあったりしてw

とはいえ、ジブラの作品ということで、表紙を見てもなんの躊躇なく買ってしまったのですが、これはさすがにお店では買わなかったでしょうね
とても嫁入り前の娘のいる家庭にあるべき本ではないので、こんど持って行って、半永久的にだれかに押し付けてしまおうとたくらんでいます(ショードヴァルさん、いかが?)
今のところエロ本を親に隠れて持っている中学生の少年の気分です
>Kigalisoupe さん
ご紹介ありがとうございます! 『Marée basse(何て訳せばいいんですかね? 「干潮」とか?)』、なんか無茶な寓話といった趣きですね(笑)。これはこれで読んでみたい気がします。『ピノキア』もこんな話だったんだ… 雰囲気的にはエロというか艶笑譚って感じですかね。引用の言葉、気が効いてるじゃないですか(笑)。持っていて後ろめたい気持ちになるということでしたら、喜んでお引取りしますよ! あ、でも Father U さんも関心をお持ちになるんじゃないでしょうか(笑)?
ショードヴァルさん、
いや、なかなかしゃれた台詞はいろいろあるんですよ、これがw
公の場で書けないようなものも……
ダブルミーニングが効いてます(こういうのをわかってしまう自分がいやだw)

Marée basseは引潮とか干潮とかひきしおとか
大津波の後の話が後半の中心なので

なにしろヴェネチアの町に自由の女神が流れ着いているくらいなんですから
 

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