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極短編・携帯小説を書くコミュのいつかのメリークリスマス

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街に、12月の明かりが灯り始める。
残業を終え、家路を歩くと、ショーウインドーに飾られたロッキンチェアに目が止まり、あの日を思い出した。

あの日も、今日と同じように残業を終え、閉店間際の店へと駆け込んだ。ショーウインドーを見る度に、こんな椅子が欲しいと言っていた君に、僕はこの椅子を買って帰ることにした。
組み立て式とはいえ、かなり大きな荷物だが、僕はそれを抱えて電車に乗った。
とても幸せで、線路沿いを歩きながら、歌まで歌った。
玄関を開けた君は、夕食の用意にバタバタしていたが、僕がプレゼントを見せると、心から喜んだ。
その顔を見た僕も、素直に君を抱きしめた。

いつまでも…抱きしめていた…。

カーテンを閉め、部屋の明かりも消して、蝋燭に灯を点す。
部屋を染めるその灯を眺めていたら、急に哀しい気持ちになり、君を抱き寄せた。

離れることはない。

そう呟いた僕は、なぜだか、泣いた。

いつまでも手を繋いでいられるような気がしていた。
君を失うことを、こわいと思った。
人を愛することに、気がついた…いつかのクリスマスだった。


立ち止まる僕の横を、誰かが、幸せそうに荷物を抱えて行った。

コメント(1)

言わずと知れたB'zの名曲を、小説化してみました。
『まんまやんけぇexclamationexclamation
というツッコミがきそうですが、1000文字に抑えるとこうなっちゃいますね(*_*)
せめて1500あればなぁ…なんてf^_^;
昔の人は五七五に想いを込めたんだから、文字数じゃないよね。

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