ＱＵＡＳＡＲコミュの【緊急】就職活動中の3年生へ

3年生の皆さんへ

こんにちは、1期の長田です。
3年生たちは就職活動が始まり、ＯＢ・ＯＧ訪問が真っ盛りですね。
私も現役の皆様からお問い合わせがあり、ご協力させていただいておりますが、感じたことをいくつか書いておきます。これは皆さんでシェアしたほうが良い情報だと思いますので。

１．ビジネスの本質を理解すること

　ビジネスとは、混沌とした世界（解のない世界）から、様々な分析を通して、本質を見抜き、大胆な仮説を立てて、戦略実行する世界です。そして成果を問われます。
皆さんは、学校教育を通じて、わからないことは先生に聞き、先生から解答を教えてもらって、それを覚えてきました。テストでは時間内で唯一の解答を探す作業です。要するに、学校教育のアプローチがビジネスでは全く通用しないのです。就職活動で学業の成績優秀者が苦戦して、（あまり学校の勉強はしないが、勝つために考え努力する）体育会系の方が、就職活動で好成績を残すのはこのためです。「わからないから教えてください」はバズワードです。「自分はこう思っています。なぜなら…、いかがでしょうか」という風に考え方を変えてください。

２．就職活動は真剣勝負！

　新聞でもご存知の通り、世界的同時不況で、輸出に頼る日本経済は惨憺たる状態です。総じて企業は大幅な経費削減に取り組んでおり、採用の抑制に動いています。3月現在でも実体経済に明るさが見えてきませんので、更に抑制する可能性は高いと見てよいと思います。学生数が一緒で、採用数が減りますので（更に外資系があまり募集しないでしょうから）、東大、京大、一橋や早慶の優秀な連中と相見えることが増えます。すなわち、日本のエリートたちと戦うことになります。非常に厳しい競争になります。楽観していると、痛い目に遭います。心してください。
　今、企業が本当に欲しい人材は、即戦力、プロ、またはめちゃくちゃポテンシャルの高い人間です。並の人は必要ないのです。毎朝、自分の顔を見て、自分は即戦力または高いポテンシャルのある人間の顔つきをしているか、よく見てください。足りなければ、今からでも努力してください。

３．自分で調べ、自分の頭で考え抜いた思いをぶつけて

　人から聞いたことや、本、雑誌、Ｗｅｂに書いてあること（人の意見）を知ったかぶりをして、そのまま伝えても迫力ありません。そのような意見を参考にしながら、実際に販売している商品やサービスに直に触れて、企業が目指していることを感じ取りながら、自分の頭でとことん考えた結果をぶつけてください。
例えば、面接で「人の役にたつ仕事がしたくて、社会インフラの会社を志望しています！」と言ったとします。企業の人は「動機が美しいね〜」と褒めるかもしれませんが、内心は「考えていないな〜」という感じを抱きます。私なら、「御社の○○というインフラシステムは、無限の可能性を秘めています。これを現在の事業分野のみならず、この分野に広げることによって、恩恵を享受できなかった人々に多くの利便性と幸福を提供できると思います。私がやりたいことは企業のインフラを使って、多くの人を幸せにすることです！」という風に伝えます。
　このような回答は、相当企業研究をしていないと言えません。しかし、非常に具体的ですし、本当に勉強していることや、その企業に入社して頑張りたいことがアピールできると思います。表現のテクニックではなく、とことん調べて、考え抜いてくださいということです。

４．明るさ、バイタリティ、信頼感、自立がポイント

　ビジネスでは多くの方と一緒に仕事をしていきます。随所にリーダーシップを発揮する場面が出てきます。その中で、私は以下の4つのポイントが重要だと思います。
■明るさ：明るさは多くの人に、活力や元気を与え、奮いたたせます。
■バイタリティ：ビジネスは苦労の連続です。簡単に諦めてしまう人はビジネスで成功しません。苦境や逆境に立ってもへこたれず、やり遂げる力求められます。
■信頼感：「この人なら安心して任せられる」「この人にやらせたら、きっとうまくいく」と思っていただくことです。これは簡単ではありません。
■自立：他人に依存せず、自分で考え、自分で行動を起こすことです。失敗を他人のせいにし、自分では何も考えず、人から教えてもらうだけの人を企業は必要としません。

　短い面接の時間で、如何にこの4点を表現し、伝えることが重要です。あとはレベルの高さでの勝負です。

長文になりましたが、頑張ってください。皆さんの成功を心より祈念しています。

長田