恥　文コミュの六年前の日記

1997年に発刊された
『小学生の読書感想文は、99％がストーリー。』の著者
『加藤☆靖男』先生がお亡くなりになりました。

ここで、先生の死を弔うとともに、
先生と僕との出会いを少し語りたいと思います。

先生とは、1989年の昼。
そうです、1989年の昼に会いました。
あの頃の昼は、温暖化の影響も少なく
今の昼より、もっと昼でした。
先生は特大の握り飯を右手に握り、
左手にはミニ四駆。
半ズボン、半チャック、反米と言った。
近代主婦における三種の神器を兼ね備えた出で立ちで。

目には目くそ、鼻には鼻くそといった
まさしく有能の士たる多彩なオプションもつけていらっしゃいました。

1990年の夜、先生と久しぶりに会い
飲み屋で一杯やろうという事になった時の事。

その席でお通しとして出された煮物を見つめ
先生はこう言われました。

「この～なんてか　このさ　この煮物はちょっと　煮過ぎだね」

煮物が既に煮すぎている事にすら気がつかなかった僕は
彼の言葉で　その煮物が煮すぎているものであるという事を
そこで初めて気がついたわけです。

煮物が出た瞬間に、それに気がついた先生の感性！
これはまさに超潜在的な能力であると僕は思いました。

今思えば、言論の自由を守る為に、
闇金融を始めとする様々な圧力団体と戦う彼は
さながらイギリスからの抑圧を武力で跳ね除け
アイルランド独立を目指した
かのマイケル・コリンズを髣髴とさせていたような気もします。

もっとも、靖男先生の場合は武力ではなく
その巧みな話術とペンによる執筆活動でしたが・・・。

靖男先生

早いもので　もう　あれから１５回目のひな祭りですね。
貴方の書く全てが人の心を動かしたのはゆるぎない事実で
貴方の事を惜しむ声はいまだ　とどまる事を知りません。

だから　靖男先生

どうか安らかにお眠りください。
貴方の弟子である、
北海のトラ『西村☆ふりお』は、先日貴方の遺言通り
マッチ棒で京都タワーを完成させましたよ。

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 05月27日 01:00

投稿ありがとうございます！
なんでしょう、まさに以心伝心というのでしょうか。
こんなに愛しているにもかかわらず、放置三昧だった恥文コミュでも数年ぶりにちょっと覗いてみようか、と思いたって見たところ、ツチノコ大発見にも勝る希有な投稿にぶちあたる事に相成り、先ほどから全身の震えが止まりません。

靖男先生にお会いしたことはございませんが、
文面から察するに、たまごかけ御飯もどきのヘアースタイルがよく似合う、
とんだお歯黒野郎だったことだけは容易に想像できます。
夜もふけてはまいりましたが今宵靖男先生を忍び、これより「男雛」と「女雛」を中心に従え、左手に桃の花、右手にイカめしを握りしめ、一人雛遊びに没頭したいと思います。

[2] mixiユーザー 06月08日 02:37

感想ありがとうございます！
もう六年近くもソシアルネツトワアクというものをしているのですが
六年間まったく交友関係が広がっていないという状態も納得！
といった感じの気持ちの悪い日記ですんません。

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