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史跡コミュの阿方貝塚

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 愛媛県今治市阿方(アガタ)甲1260-1

 1948年10月28日、愛媛県が史跡に指定。

 今治平野北方にある近見山山塊南麓を流れる浅川上流の標高約10mの低丘陵上に作られた縄文時代晩期から弥生時代前期にかけての遺跡で、畑地と水田になっていましたが、明治24(1891)年に今治高等小学校生徒だった越智熊太郎によって発見されました。熊太郎は江戸時代の縣(アガタ)村庄屋越智孫兵衛の子孫です。
 大正9(1920)年と昭和16(1941)年の発掘調査により、国内最古級の木樋(モクヒ)や前期弥生式土器・勾玉(マガタマ)・釣り針・磨製石斧(マセイセキフ)・石包丁(イシボウチョウ)・骨角器・貝殻・獣骨・魚骨・鳥骨が検出されました。
 明治大学の杉原荘介(スギハラソウスケ;1913〜83)等による調査研究の結果、当遺跡出土の土器は北四国弥生時代前期の標式土器として、阿方式土器と命名されました。出土土器は壺・甕(カメ)・鉢・蓋・土錘(ドスイ)等で、高坏(タカツキ)ははっきりと確認されていません。甕・鉢等の施文(セモン)は口縁端面に刻目があり、口縁下に沈線(チンセン)と呼ばれる細かい模様が数条あって、色調はやや黒味を帯びています。壺には数条の沈線や凸帯が付けられており、珍しい瓢箪(ヒョウタン)形の物もありますが、全て箆(ヘラ)磨き調整です。土器の中には弥生中期初頭の物と思われる櫛描文(クシガキモン)もあります。
 貝殻では、蛤(ハマグリ)・浅蜊(アサリ)・牡蠣(カキ)・板屋貝(イタヤガイ)・大野貝(オオノガイ)・海蜷(ウミニナ)・喜佐古(キサゴ)・赤螺(アカニシ)・栄螺(サザエ)・芋貝(イモガイ)・大田螺(オオタニシ)等が出土しており、獣骨では鹿・猪・狸等が確認されています。
 愛媛県下の貝塚には、松山市の南宮ノ戸(ミナミミヤノト)貝塚や今治市の片山貝塚等がありますが、貝塚を伴う弥生時代遺跡は数少ない貴重な遺跡です。
 平成時代に入り、西瀬戸自動車道建設に伴う発掘調査が行われましたが、住居跡は確認できませんでした。
 平成7(1995)年から史跡公園として整備される事となり、完成間近の平成10(1998)年には珍しい分銅形土製品も出土しています。
 公園地下には、発掘調査を終えた遺跡の一部が現状保存され、分銅形土製品をモチーフとした御影石の巨大モニュメントが中央の弥生広場に聳えており、阿方式土器や瓢箪形壺等の巨大模型も配置すると共に、沈線や内側に粘土で盛り上げた突帯(トッタイ)など、土器の特徴が理解で出来るようにされています。
 加えて弥生広場では、発掘の様子や当時の生活の様子が、陶板によって判るようにしてあり、見て、触って、遊びながら、当時の様子が偲ばれる公園となっています。
 また、花粉分析により樹木を特定して、弥生の森を復元し、当時生えていた欅(ケヤキ)・椚(クヌギ)・山桜等が植えられています。

コメント(2)

パネルで詳しい解説が成されています。

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