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2016年 NHK大河ドラマ「真田丸」コミュの第41回「入城」 感想 【ネタバレ閲覧注意】

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【※日曜BSで見た感想は、日曜地デジ放送後まで書かないでください※】

基本ネタバレOKです。
土曜再放送で初見する方はご注意ください。

コメント(2)

大坂の陣の構図を描くふりをして、
実は、長年の信頼関係の大切さを描いた回でした。

大坂城に集まる多くの浪人たち。
後藤又兵衛のように名のある者には別の名簿が用意されており、
箱一杯の金を支度金として用意されます。
それほどまでに、大坂城に蓄えられた金銀は豊かであるらしいようです。

相当に衰えている家康。
しかし、烏合の衆では勝てぬ、というのは正しい見立てです。

秀忠出陣の報に接した信之も、「豊臣家も、いよいよ終わりか」とつぶやきます。
長子の信吉に至っては、「侍が戦に出ることがあるのですか」という感覚で育っています。
それほどまでに、「徳川の平和」は盤石になっておりました。

そこに割り込んできたのが、真田家の嫡男の話題です。
稲は、自分の子・信政ではなく、こうの子である信吉を嫡男にすべきとして進言します。
それが長年にわたって尽くしてくれた、こうへの礼であるとまでいいます。

これまでも、こうと稲との間には信頼しあっていることが見て取れる場面がありました。
稲にとって、同じ女性として、こうが正室でありながら身を引き、
しかも、怨念を蓄積するどころか、心から稲に尽くしてくれたことに、
今こそ報いなければと思ったのでしょう。

こうは現在の立場もわきまえず、嫡男となった信吉をくしゃくしゃに抱きしめます。
これは、1月から「真田ファミリー」を描いてきたからこそ登場する名場面です。

一方、九度山では、雁金踊りを使いながら、順次、真田ファミリーが消えていきます。
目の前に見張り役がいるというのも、痛快です。
まずは、道を切り開く役の佐助、次に正室である春、老人の内記、
きりが後まで残っているのも、源二郎の信頼の現れのようです。

監視役の竹本義太夫は真田の者が飲んでいた「酒」を口にして、彼らの脱出を見抜きます。
注いだのが村長だったので、村長も何も聞かされていなかったのでしょう。
ところが、村長は「思い当たる場所がある」と言って、とんでもない場所に誘導します。
真田紐で村を豊かにしてくれたことへの感謝と真田家への信頼が見て取れるところです。

いよいよ大坂に入城した源二郎は、即座に戦闘モードと化し、
堺を押えることと大坂の蔵屋敷を攻めることを提案します。
「拾」のころから知っていると言われた秀頼はご機嫌ですが、
大野・カマショー・治長は面白くないようです。

老女となり、回顧モードの大蔵卿局との再会、あの桃の木との再会、
そして、今は「お上様」と呼ばれている茶々との再会。
でも、「また会えましたね。源二郎。」の言葉には、なぜか負のオーラしか感じさせません。

というわけで、今回の秀逸は、
衰えたようでいて、先週のきりの言葉をなぞるように的確な現状分析をする家康でも、
梅の記憶からか、春が戦場に残ることを断じて許さない源二郎の「それはならぬ」でもなく、
意外と実践的な、二代目服部半蔵の「全力で押して、押して」による脱出。
真田兄弟、兄編と弟編の二本立てでしたね…(笑)。

箸休めの回でしたがなかなか良かったです。

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