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コメント(194)
「PSstory2199mark4」（A5版54ページ）完成しました。
コミケ初日、日曜日 東5ホール パ４０ａ 「プロジェクトPSstory」にてお待ちしております。
第六章 冒頭部分の抜粋です。
…前略…
「…注進！青虫ガミロンの暗号を傍受せり！」
当直の通信士官が誇らしげに報告すると、ラスコー級突撃型巡洋艦『ダリガンガ』の艦橋内は、にわかに色めき立った。
驚くほど近傍で息をひそめ、タランチュラ星雲の辺縁に近づいた『DX680』の様子をうかがっていたのは…なんと、ガミラスに敵対する最大勢力・ガトランティス軍の艦艇であった。
「よぉし、ただちに解析に回せ」
「暗号コード『ケルベス』で解析可能です」
「親衛隊の暗号通信か…さては連中、何か重要なものを運ンでいるな」
配備されたばかりの複製ガミラス軍用通信機は、さっそく性能を発揮したようである。
「しかし、まさか奴らも我が軍が、此処まで突出しているとは思ってもおるまい…」
ふふんと鼻を鳴らして椅子にもたれた戦隊長は、艦橋窓外のタランチュラ星雲を満足そうに眺めた。
ガミラスが「蛮族」とまで僭称するガトランティスが、『DX680』から放たれた短い通信を、宛先はおろかその内容まで把握しようとしているという、恐るべき事実。
これまで、小マゼラン銀河系方面で幾度となく交戦状態にあったガミラス軍とガトランティス軍であったが、ドメル将軍麾下の第六空間機甲師団に、集結中であった主力艦隊を壊滅させられて以来、ガトランティス側の劣勢が続いていた。
ところが、それに前後して、別の宙域にて活動していた友軍が、ガミラス軍の特務実験艦を拿捕したことで、彼らに猛烈な追い風が吹きはじめたのである。
ガトランティスは、高度な技術や機密のかたまりと言ってよいその艦から、ガミラスの最新科学技術や、それを取り扱うことの出来る科学者や技術者達を、丸ごと手中に収める事に成功したのだ。拿捕したガミラス人のうち、軍人はみな処刑、技術者や科学者たちは、『科学奴隷』として然るべき場所に集め、軟禁状態のもと新兵器開発を命じたのである。
…その成果の一つが、のちにガミラス軍を苦しめる『火炎直撃砲』なのであるが、しかしそれはまだ、この時点では誰にも想像できない、別の物語である。
また、ガトランティス側の戦利品はそれだけではなかった。
特務実験艦の情報ライブラリーから、航宙艦隊の配置図や基地、そしてガミラス勢力圏内の詳細な航路図、また通信プロトコルおよび暗号処理情報等の重要機密までもが抜き取られ解析され、いまやガミラス軍の暗号通信は、ガトランティス側に筒抜け状態になってしまっていたのである。
ガミラス軍は、いまだこの事実を知らない。
彼らは、新たに出現したテロンの戦艦『ヤマト』の脅威に、耳目を奪われていたからである。
…後略…
どうかよろしくお願いいたします。
コミケ初日、日曜日 東5ホール パ４０ａ 「プロジェクトPSstory」にてお待ちしております。
第六章 冒頭部分の抜粋です。
…前略…
「…注進！青虫ガミロンの暗号を傍受せり！」
当直の通信士官が誇らしげに報告すると、ラスコー級突撃型巡洋艦『ダリガンガ』の艦橋内は、にわかに色めき立った。
驚くほど近傍で息をひそめ、タランチュラ星雲の辺縁に近づいた『DX680』の様子をうかがっていたのは…なんと、ガミラスに敵対する最大勢力・ガトランティス軍の艦艇であった。
「よぉし、ただちに解析に回せ」
「暗号コード『ケルベス』で解析可能です」
「親衛隊の暗号通信か…さては連中、何か重要なものを運ンでいるな」
配備されたばかりの複製ガミラス軍用通信機は、さっそく性能を発揮したようである。
「しかし、まさか奴らも我が軍が、此処まで突出しているとは思ってもおるまい…」
ふふんと鼻を鳴らして椅子にもたれた戦隊長は、艦橋窓外のタランチュラ星雲を満足そうに眺めた。
ガミラスが「蛮族」とまで僭称するガトランティスが、『DX680』から放たれた短い通信を、宛先はおろかその内容まで把握しようとしているという、恐るべき事実。
これまで、小マゼラン銀河系方面で幾度となく交戦状態にあったガミラス軍とガトランティス軍であったが、ドメル将軍麾下の第六空間機甲師団に、集結中であった主力艦隊を壊滅させられて以来、ガトランティス側の劣勢が続いていた。
ところが、それに前後して、別の宙域にて活動していた友軍が、ガミラス軍の特務実験艦を拿捕したことで、彼らに猛烈な追い風が吹きはじめたのである。
ガトランティスは、高度な技術や機密のかたまりと言ってよいその艦から、ガミラスの最新科学技術や、それを取り扱うことの出来る科学者や技術者達を、丸ごと手中に収める事に成功したのだ。拿捕したガミラス人のうち、軍人はみな処刑、技術者や科学者たちは、『科学奴隷』として然るべき場所に集め、軟禁状態のもと新兵器開発を命じたのである。
…その成果の一つが、のちにガミラス軍を苦しめる『火炎直撃砲』なのであるが、しかしそれはまだ、この時点では誰にも想像できない、別の物語である。
また、ガトランティス側の戦利品はそれだけではなかった。
特務実験艦の情報ライブラリーから、航宙艦隊の配置図や基地、そしてガミラス勢力圏内の詳細な航路図、また通信プロトコルおよび暗号処理情報等の重要機密までもが抜き取られ解析され、いまやガミラス軍の暗号通信は、ガトランティス側に筒抜け状態になってしまっていたのである。
ガミラス軍は、いまだこの事実を知らない。
彼らは、新たに出現したテロンの戦艦『ヤマト』の脅威に、耳目を奪われていたからである。
…後略…
どうかよろしくお願いいたします。
コミックマーケット９０・プロジェクトPSstory 新刊情報！
今回はいつもの小説「PSstory2199」シリーズは、諸般の事情によりお休みを頂きました。
そのかわり、なんと、うみうしことわたくし・川守田雅美が描きためた「ヤマトファンアート」を集めたイラスト本が新刊です。
なんと、「わたしひとりでは不安だぁ」と嘆いておりましたところ、望外のゲスト・お二人様をお迎えすることが出来ました。
ヤマト２１９９のコミカライズでご活躍中のむらかわみちお様、そして
Twitter「＃ヤマトでお絵描き60分一本勝負」でご活躍ちゅうのyumatahazuki様です。
本当にありがとうございました！
特に、むらかわ様描き下ろし「ユキカゼ副長・石津英二の奥さん」が拝めるのは、（いまのところ）本誌だけ！
「石津英二地位向上委員会」は、また一歩野望に近付いた（笑）！
どうぞお手にとってくださいますよう、お願いいたします(^_^)ゞ
今回はいつもの小説「PSstory2199」シリーズは、諸般の事情によりお休みを頂きました。
そのかわり、なんと、うみうしことわたくし・川守田雅美が描きためた「ヤマトファンアート」を集めたイラスト本が新刊です。
なんと、「わたしひとりでは不安だぁ」と嘆いておりましたところ、望外のゲスト・お二人様をお迎えすることが出来ました。
ヤマト２１９９のコミカライズでご活躍中のむらかわみちお様、そして
Twitter「＃ヤマトでお絵描き60分一本勝負」でご活躍ちゅうのyumatahazuki様です。
本当にありがとうございました！
特に、むらかわ様描き下ろし「ユキカゼ副長・石津英二の奥さん」が拝めるのは、（いまのところ）本誌だけ！
「石津英二地位向上委員会」は、また一歩野望に近付いた（笑）！
どうぞお手にとってくださいますよう、お願いいたします(^_^)ゞ
一応この夏用の新刊「ＹＡＭＡＴＯ雑記帳2017」描きました。
今回はきれいに描かなければ…というプレッシャーを軽減したためいつもより雑です(汗）。
ごめんなさい★。きれいに清書しないと…と思うと身体がこわばって描けなくなるので、もう気楽に描きたいように描きました。いや、描くのはいつも描いているのでそれを原稿にするのに手間取ったというべきか…。32ページ。ドメル艦隊ネタ。まあ、いつものことですが気楽に面白がってもらえたら嬉しいです。
スペースは 8/12（土）東O-23b プロジェクトPSstory
に委託でお願いする予定です。よろしくお願いします☆。
画像は没にした表紙の下描き。今回は保安部ネタは保留。
今回はきれいに描かなければ…というプレッシャーを軽減したためいつもより雑です(汗）。
ごめんなさい★。きれいに清書しないと…と思うと身体がこわばって描けなくなるので、もう気楽に描きたいように描きました。いや、描くのはいつも描いているのでそれを原稿にするのに手間取ったというべきか…。32ページ。ドメル艦隊ネタ。まあ、いつものことですが気楽に面白がってもらえたら嬉しいです。
スペースは 8/12（土）東O-23b プロジェクトPSstory
に委託でお願いする予定です。よろしくお願いします☆。
画像は没にした表紙の下描き。今回は保安部ネタは保留。
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