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専修大学政治学研究会SCOPコミュの理論分科会:第2回勉強会報告

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遅くなってすみません。

『マックス=ヴェーバー入門』第二回(第3章〜終章)

参加者:阿部、乙幡(コメンテーター)、青木(コメンテーター)、鈴木、田中(レポーター)、西山。

Q、ヴェーバーの唱えた行為論的アプローチは、自己の精神史的背景を相対化することなしに利用可能なのか。

                 
ヴェーバーの精神史的背景:
自分の中のプロテスタント的職業倫理からの呪縛とそこから抜け出すための死闘。
=「『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』において、ヴェーバーは近代的職業人の精神を相対化をなしえた」(p、123)
          ↓
こうした相対化抜きに行為論的アプローチは可能か?

ところで、
行為論的アプローチ:一人ひとりの動機の分析を通じて、ある集団における価値がいかにして作られていくのかを分析。

一人ひとりの様々な経験によって、多様な価値が形成される。価値として相対化される。

相対化されることによって、多様な価値の中から動機が析出される(あれやこれやの価値の中から、一つの価値を選択できるようになる)。相対化されないと、行為論的アプローチが出来ない。


Q、官僚制、資本主義は抑圧的なのか?
ここでいう抑圧的とは?
=合理化、一元化されていくということ=鉄の檻。


Q、ヴェーバーのいうライトゥルギー国家と丸山真男における日本の国家との類似点と相違点は何か?

ヴェーバーにおけるライトゥルギー国家:
「高度な組織性を発揮する祭司身分が、官僚の教育を通して行政管理機構を掌握し、軍事貴族=戦士市民の政治的自立性を死滅させてしまった体制」(p、184)。

丸山における日本の国家(「超国家主義の論理と精神」より):
内面的価値(道徳、規律など)を国家が担っている国家。「無責任の体制」。 
          ↓
ライトゥルギー国家:官僚制的に運営→官僚を育成するのは祭司→道徳的価値をも国家が体現しているのではないか?
日本の国家:国家が内面的価値を独占。
⇒目的に違いはあれど、その形態が類似点している。

・丸山はヴェーバーに多大な影響を受けているということ。
・丸山=天皇制について西洋の思想からの分析=西洋かぶれ??

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