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映画・ドラマの演出コミュのアルプスの少女ハイジ

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『未来少年コナン』『ほたるの墓』等々
の高畑勲が演出を担当し、

『風の谷のナウシカ』『千と千尋の神隠し』等々
の宮崎駿が場面設定・画面構成を担当し、

『機動戦士ガンダム』シリーズ等々
の富野由悠季が絵コンテを担当し、

『パンダコパンダ』『母をたずねて三千里』等々の
小田部羊一が作画を担当し、

『フランダースの犬』『機動戦士ガンダム』等々の
渡辺岳夫が音楽を担当するなど、
超一流のスタッフが集結して製作された、世紀の大傑作アニメ作品。

コメント(3)

フランクフルトで酷いホームシックになったハイジが山に帰ったあと、
アルムに行きたがるクララが
山に行きたいと父親にお願いする場面。

ここではお医者さんも加わって三人で話しますよね。
で、私が素晴らしいと思ったのは、途中でクララがお医者さんに
先に山に行って向こうがどんな感じだかちゃんと見てきて欲しい
って訴えるカットです。

ここって、画面右側にゼーゼマンさんとお医者さんがいて、
で、左側にクララがいるわけですけれども、
でもこのカットでは画面の左手前に大きな鳥カゴがバーン!って映って
イスに座ってるクララの上半身に完全に被ってるんですよね。

普通だったらそんな見せ方はしないと思いますが、
どうしてここではそんなことをしたんでしょうか。

クララは足が不自由で、大きなお屋敷の外に出たことは殆どない。

つーことで、この鳥カゴと中の鳥は
お屋敷とクララを象徴してるとも言えると思うんですけれども、
このカットでは鳥カゴがクララに被ってることで
それがより一層強調されてるんですよね
(だから画面を見ると、まるでカゴの中の鳥が
お医者さんに訴えてるような感じがしますね)。

しかもここで上手いと思えるのは、
鳥カゴってのは向こうが透けて(?)見えるので
完全に被ってても向こうにいるクララがちゃんと見えるってとこ。
だから被ってても邪魔にはならないわけですよね
(もう一つ言うと、実写と違ってアニメってのは
基本的に全ての部分にピントが合ってるから
余計に鳥カゴがクララと同化して見えるわけですね)。

んで、このシーンの最後はクララがちゃんと納得して
このことをハイジに手紙で報せるってとこで終わるわけですが、
この最後のクララの晴れやかな表情のカットは
上記の場面とは逆に彼女がアップで映ってて、
後ろに鳥カゴが映ってますよね。

そんで、鳥カゴは窓際に置かれてあるから
鳥カゴの後ろには空の光がまぶしい大きな窓が見えるんですよね。
だからスゴく開放感が感じられる。

つーことで、このシーンは
>鳥カゴ側から見る・暗い部屋・一生懸命訴える
ってのと
>・クララ側から見る・明るい外・希望

って感じで対比になってるわけですよね。

実に素晴らしい描き方だと思います。
ハイジに預かった手紙をペーターがおばあさんに渡す場面。

ここでは最初、彼は長イスに座ってて、
そんでポッケに入れた手紙のことを思い出しますね。
普通だったらここで手紙を取り出したりするもんですが、
この作品での彼はまず「あっ、そうだ!」って思い出して
イスから降りて立ってから取り出すんですよね。

座ったままだと手紙が取り出しづらいからそういう描写にしたんでしょうけど、
でもそれは実写の場合での話ですよね。
これはアニメだから別に座ってようが手紙くらい簡単に取り出せる。
ところがこの作品では実写と同じように描いている。

アニメの中の人物に対してそういう風に考えるっていうのは
これは作り手がいかに日常をちゃんと把握してるかってことですよね。

『天空の城ラピュタ』
でも同様のことを述べましたが、
そういう日常的ななんでもない動作をきちんと描くことによって
架空の話がリアルに感じるのだと思います。
オープニング

最初は空と山と湖という自然が見え、
カメラが横に動くとそこにはお花畑があり、向こうには赤い屋根の家々。
って感じで、まずは美しい自然とのどかな村の風景が見えます。

で次のカットは最初に赤い屋根の家がある村がちょっとアップになって
前のカットののどかな感じをより強調してますね。
だからこのあとも平和な感じが続くのかな〜、と思ったら、
いきなりカメラがそそり立つ断崖絶壁に合わせて上に動き、
中央に雄大なアルムの山を見せます。

つーことで、ここはまず
自然→お花畑&赤い屋根の家の小さな村→断崖絶壁→アルムの山
って感じで、アルムの山の雄大さを強調してるんですよね
(さらにここはホルン(?)の音楽の効果もあって
より一層雄大さが感じられますね)。

で、そのあと、次はもっと迫力のある場面が来るのか・・・?
と思ったら、今度は
ハイジと小ヤギと小鳥(ユキちゃんとピッチ?)が
野原でスキップする場面に。
ここは前の二つのカットとは違って
実に平坦な横構図の画面になってますね。
そこにタイトルと歌が被さる。

このカットは実に可愛らしい。
もちろん、このカットだけを見ても充分にカワイイわけですが、
この場合はその前に
縦構図で迫力のあるアルムの山の映像とホルンの音楽があるから
そのギャップでより一層可愛らしく見えるわけですね。
さらにカメラも横→縦→横って感じで
常に前のカットとは違う動きになってて、
最後の、横移動で撮られてるハイジのカットが
余計に平坦に可愛らしく感じられるんだと思います。

そして、この連なる三つのカットは、
ある地方→村→アルムの山→野原でヤギ達と楽しくスキップする少女
って構成になってるんで、この物語の主人公がいる場所と、
そこで何をしてるのかってのが端的に分かるようになってる。

だからオープニングの最初の3カットでこの作品の本質が
ズバリ表現されてると言ってもいいのではないでしょうか。

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