ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

☻人体生命科学と薬理学コミュの副腎とは副腎の基礎資料      http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2483908&comm_id=275785

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 図  (副腎1-1)      (副腎1-2)
副腎は小さな三角形をした形の臓器で、左右の腎臓の上の後腹膜腔とよばれるところにあり、右は肝臓、腎臓、下大静脈に、左は脾臓、膵臓、腎臓、腹部大動脈に囲まれています。図(副腎1-1)、図(副腎1-2)で腎臓のすぐ上にある黄色で描いてある部位にあります。すなわち背骨のすぐ横で心臓のすぐ下くらいに位置しており、体の奥深く肋骨や周囲臓器に守られているようなところにあるため、よほど大きな腫瘍ができなければ表面から触れることはありません。左右おのおのの副腎はぎょうざくらいの大きさで2つの部分から構成されます。外側にある皮質と呼ばれる部分と、内側の髄質と呼ばれる部分で、体の恒常性を保つために重要なホルモンを分泌する臓器です。

副腎皮質は、コルチゾールとアルドステロンと呼ばれるホルモンを産生します。コルチゾールはストレスから体を守り、糖利用の調節、血圧を正常に保つなど必要不可欠なホルモンです。アルドステロンは塩分、カリウム、水分のバランスを保つのに重要な役割をします。コルチゾールは生きていくのに絶対必要なホルモンです。もし副腎の病気が両方にあり両側の副腎を摘出しないといけなかった場合は、合成されたコルチゾールの役割をする薬を内服してホルモンを補充する必要があります。片方の副腎だけの摘出でよかった場合は、残りの副腎だけで十分な量のコルチゾールとアルドステロンを作ることができます。アルドステロンの役割をする薬もありますが、こちらは必ずしも内服する必要はありません。また副腎皮質からは性ホルモンになる前のホルモンを少量産生します。これは閉経後の女性のエストロゲンのもとになるホルモンで、閉経後乳癌の方の治療と関係するホルモンです。非常にまれですが、副腎に性ホルモンを産生する腫瘍が発生することがあります。

副腎髄質はアドレナリンとノルアドレナリンというホルモンを産生します。これらのホルモンは、心臓や血管をはじめ全身の機能が正常に働くのにいろいろ重要な役割を持っていますが、なかでも非常時に血圧を上昇させたり、心臓から血液を送り出す力を強めたり、エネルギー源としてブドウ糖を血中に増加させたりする重要な働きをします。しかし副腎以外の他の部位でもノルアドレナリンを産生しますので、両側の副腎を病気で摘出しなければいけなかった場合でもアドレナリンやノルアドレナリンの欠乏症状はおこりません。


現在以下のみ
http://www.med.nagoya-u.ac.jp/nyusen/sick/adrenal/adrenal.html

ステロイド外用剤、強さでの分類  http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2280976

コメント(2)

1. 副腎の構造と機能
 フェレットでは、左の副腎は、腎臓と下大静脈の間に位置しています。しかし、右の副腎は、下大静脈に接しており、肝臓の下に潜り込むような場所にあります。



 副腎には、一方の内分泌系がもう一方の内分泌系を取り囲むようにして2種類の内分泌系が存在しています。外側を副腎皮質、内側を副腎髄質と呼んでいます。副腎皮質はさらに細かく3つの部分に分けられ、それぞれの部分からホルモンが出されています。これらは、鉱質コルチコイド、糖質コルチコイド、アンドロゲンという名前がついていて、鉱質コルチコイドは、ナトリウム、カリウムのバランスと体内の水分量を調整し、糖質コルチコイドは、炭水化物、たんぱく質、脂質代謝を調整しています。アンドロゲンは性ホルモンで、生殖機能に関わっていますが、卵巣や精巣に比べると、微々たるものです。副腎髄質からは、カテコラミンと呼ばれるホルモンが分泌されます。このホルモンは血圧の維持をおこなうなど、生体の危機に対応する際に有用になるホルモンです。



2.副腎の疾患について
 一般的に、副腎の疾患というのは非常に希で、人間の世界でも、そうお目にかかるものではありません。副腎疾患は内分泌疾患と呼ばれる範疇に属しますが、病気全体からみてみると、数の少ない疾患です。他のペットでも副腎の病気というのは、あまり無いのではないでしょうか?それなのに、この希な疾患がフェレットの病気においては中心的存在であり、フェレットが体調を崩した時に、まず思い浮かべるのは副腎の病気といってもよいくらいです。不思議だと思いませんか?このフェレットに起こる副腎疾患を理解するには、フェレットがペットとして、世界中に広まっていった歴史的背景を理解しなくてはなりません。
 フェレットがこれだけ急速にペットとして広まった理由は、あまり大きくならない、鳴かない、人なつっこい、あまり臭くない、どんどん殖えない、などであると思います。住宅の小さい日本においては、最高のかわいいペットです。しかし、これは性腺や臭腺の摘出をおこなった結果です。本来はイタチ科の野生動物であったわけですので、繁殖能力もかなりあるだろうし、鼻をつまみたくなるような体臭もあるし、成長していけば、ある程度の凶暴性も出てくるでしょう。ペットとしてこの問題点をクリアーするために手術をおこなったのです。それだけ魅力的な動物であったということでしょう。ところが、この早期の性腺摘出が、どうも、副腎の病気と関係ありそうです。

3. ホルモンについて
 性腺と副腎との関係を理解するには、医学の世界の内分泌学というものを、ひも解かなくてはならないので非常にややこしくなります。ホルモンという物質が、体内で作用しており、それにより生命が維持されているのです。ホルモンは単独で働いているのではなく、いくつかのホルモンが同時に働いているのです。また、ひとつのホルモンが多すぎたり、少なくなりすぎないように、他のホルモンが、分泌を促したり、抑制したりする機構もできているのです。このことを知っていると、ある臓器をとってしまうと、その影響で、支配下にあったホルモンが急に減ったり、増えたりすることがあるとゆうことが、少し理解できるのではないでしょうか。
  前述したように、副腎からは4つのホルモンが出されています。この4つのホルモンは、生成の過程でいくつも形をかえながら完成されます。生成過程の物質もホルモン作用能力を持っています。完成されたものだけが、体内ではたらいているわけではありません。したがって、副腎のホルモンの生成過程において、非常にたくさんの物質が登場し、これらを全て説明していると訳がわからなくなります。そんな訳で、副腎のホルモンに関するレポートには、たくさんのホルモンが出てくるのです。頭を整理するためには、「これらは大きく分けると4つのホルモンである」というような、理解のしかたをした方が良いと思います。

4.疾患の名前について。過形成とは?
 それからもうひとつ理解するのにややこしいものに、病気の名前があります。同じ様に副腎からホルモンが過剰に出されて、それによる症状がでていても原因が違うことがあります。副腎からホルモンが多量にでるようになった原因がいろいろあるということです。原因によって、「副腎〜」という名前の「〜」の部分が変わってきます。大きく3つに分けられます。副腎腫瘍、副腎腺腫、副腎過形成の3つです。このうちフェレットに多いと思われるのは、副腎過形成ではないかと考えています。過形成とゆうのは、呼んで字のごとく、形成が過ぎてしまったとゆう意味ですが、形態的(大きさのこと)にも、機能的(ホルモンの分泌能力のこと)にもいきすぎてしまったということです。フェレットに過形成が多いと思われるのは、早期に性腺を摘出したために、副腎への抑制がとれたことと、副腎が性腺に代わって性ホルモンを分泌するようになったと考えられるからです。したがって、両側同時に過形成を起こし、両側の副腎を摘出する必要がでてくるのです。また、腫瘍や腺腫が両側同時に発生することは考えにくく、このことからも、フェレットに起こるのは、大部分が過形成と思われます。

5.治療について
 治療に関しては、内科的治療と外科的治療のどちらを選ぶかは難しいところですが、私は外科的治療が良いのではないかと思います。内科的治療は対症療法に過ぎず、根本的な治療法とはいえないし、薬の副作用の可能性も考えると外科的治療が良いのではないかと考えます。もちろん外科的処置が困難な場合は別です。
 また、副腎摘出によって失われた副腎ステロイドホルモンと電解質の調整をコントロールするホルモンを必要に応じて補充した方が良いと思います。

6.最後に
 内分泌疾患は非常に理解しづらい病気です。治療法の選択や術後のケアなどは、獣医師とよく相談しながら行なっていくとこが大事だと思います。
健康食品の安全性有効性情報 

薬のメモ/副腎皮質ホルモン剤(糖質コルチコイド内服)
http://www.office-pharm.net/memo/memo06.html
パントテン酸 [英]Pantothenic acid [学名]
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail592lite.html
パントテン酸全般
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail274.html
★パントテン酸とビオチンの摂取を続ける危険性など
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail594.html
パントテン酸 ビタミン学会
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/vsojkn/gen-vit029.htm
厚生労働省 国民健康栄養調査結果の概要
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/04/h0421-1b.html

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

☻人体生命科学と薬理学 更新情報

☻人体生命科学と薬理学のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング