寺伝によると、建長２(1250)年に鎌倉幕府第５代執権北条時頼(1227〜63)が入洛(ｼﾞｭﾗｸ)する途中、この地に立ち寄って開いたとされ、寺号も時頼が出家・隠棲後に「最明寺殿」と呼ばれていた事に因んで鎌倉山北条院最明寺と名乗っています。 当初は天台宗寺院でしたが、正安元(1299)年に浄土真宗、次いで正平５(1350)年に時宗へ転向しました。本尊は阿弥陀如来です。
境内には石造五重塔〔重要文化財〕があります。北条時頼が開基の際に寄進したとされるため、時頼塔の名で呼ばれており、実際に鎌倉中期の物と確認されており、高さは3.46ｍで、塔の初重軸部は、巾に比べて高さがあり四面に四方仏が彫られています。初重を始めとして各層の屋根石は軒反りが少なく、軸部が一体の構造となっています。最上部の相輪は上半分が欠けていますが、重厚で均整の取れた風格があります。
守山駅の西方200ｍ。
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境内には石造五重塔〔重要文化財〕があります。北条時頼が開基の際に寄進したとされるため、時頼塔の名で呼ばれており、実際に鎌倉中期の物と確認されており、高さは3.46ｍで、塔の初重軸部は、巾に比べて高さがあり四面に四方仏が彫られています。初重を始めとして各層の屋根石は軒反りが少なく、軸部が一体の構造となっています。最上部の相輪は上半分が欠けていますが、重厚で均整の取れた風格があります。
守山駅の西方200ｍ。
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