彦根港から西へ約６kmの琵琶湖に浮かぶ小島。周囲約600ｍ、長さ約200ｍ、幅約70ｍ、湖面からの高さ20ｍの花崗岩から成る。
元来は純粋な岩礁だったが、江戸時代に彦根の荒神山(ｺｳｼﾞﾝﾔﾏ)から土を運んで、植樹が行われた。この結果、竹が繁茂したため「竹島」と呼ばれるようになったが、島の形が見る方向によって美しく変わることから、やがて「多景島」と表記するようになった。
島には1655年に日靖上人が開山した日蓮宗霊夢山見塔寺あり、日靖上人が命綱にぶら下がりながら３年がかりで「南無妙法蓮華経」の文字を刻印した約10ｍの高さの巨岩「題目岩」が聳える。この岩は1860年の桜田門外の変の際には鮮血を滲ませたと伝えられている。
琵琶湖国定公園内。
彦根港から遊覧船で20分。
元来は純粋な岩礁だったが、江戸時代に彦根の荒神山(ｺｳｼﾞﾝﾔﾏ)から土を運んで、植樹が行われた。この結果、竹が繁茂したため「竹島」と呼ばれるようになったが、島の形が見る方向によって美しく変わることから、やがて「多景島」と表記するようになった。
島には1655年に日靖上人が開山した日蓮宗霊夢山見塔寺あり、日靖上人が命綱にぶら下がりながら３年がかりで「南無妙法蓮華経」の文字を刻印した約10ｍの高さの巨岩「題目岩」が聳える。この岩は1860年の桜田門外の変の際には鮮血を滲ませたと伝えられている。
琵琶湖国定公園内。
彦根港から遊覧船で20分。
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コメント(2)
昔、放送で使った紹介文
重複する所ばかりですが、そのまま載せちゃいます。
日本一の大きさと世界三番目の古さを誇る琵琶湖で、よく耳にする三ヶ所の島があります。
まずは竹生島（ちくぶ・しま）、そして沖島（おきしま）、もうひとつがこれから紹介する“多景島（たけ・しま）”。
彦根市内の湖周道路を進んでいると直ぐ近くに見える島が多景島です、彦根港から西に6キロメートルほどしか離れていないんですよ。
元々は岩で出来た島でしたが、荒神山から土を運んで植物が育つ島となりました、その頃は竹が生い茂っていたために植物の「竹」という漢字を使った“竹島（たけ・しま）”と言われていましたが、見る角度によって様々な美しい姿を見せてくれる事から「多くの景色の島」という意味を込めた現在の字（多景島）が使われるようになったのです。
エフエムひこねのあるパーソナリティさんの家庭では「ひょうたん島」と呼んでいるそうですが、雰囲気的に解かる気もしませんか？（笑）
さて、この多景島に建っているのが“見塔寺”です。
1655年、長浜・妙法寺の僧・日靖（にっせい）は夢のお告げで見た島に多景島がそっくりだった事からここに寺を建立しました。
その時に高さ１０メートルほどの岩に３年の歳月を掛けて“南妙法蓮華経（なんみょうほうれんげきょう）”と掘り込みました。この文字一つに60キログラムのお米が詰められるそうで「題目岩（だいもく・いわ）」と呼ばれています。
1860年、桜田門外の変で井伊直弼が暗殺された時にはこの題目岩が鮮血をにじませたという伝説も残っているんですよ。
また、「石造七重層塔（いしづくり・ななじゅうのとう）」は、彦根藩三代藩主・井伊直澄（いい・なおずみ）が二代・直孝（なおたか）の供養のために建てた古い歴史が残っていますし、島の一番高いところからアンテナのように頭を出している高さ23メートルの五角柱の塔は「誓いの御柱（ちかいのみはしら）」と呼ばれています、それぞれの面に“五カ条の御誓文（ごかじょうのごせいもん）”が一条づつ刻まれたモノで、大正時代に作られました。
彦根市内のお寺と言えども、船を使って渡るしかなく、冬の間は住職さんも渡られずに無人島となってしまう所ですので、少し行き難い場所ですが、琵琶湖クルージングの楽しみと一緒に散策すると面白いですよ。
重複する所ばかりですが、そのまま載せちゃいます。
日本一の大きさと世界三番目の古さを誇る琵琶湖で、よく耳にする三ヶ所の島があります。
まずは竹生島（ちくぶ・しま）、そして沖島（おきしま）、もうひとつがこれから紹介する“多景島（たけ・しま）”。
彦根市内の湖周道路を進んでいると直ぐ近くに見える島が多景島です、彦根港から西に6キロメートルほどしか離れていないんですよ。
元々は岩で出来た島でしたが、荒神山から土を運んで植物が育つ島となりました、その頃は竹が生い茂っていたために植物の「竹」という漢字を使った“竹島（たけ・しま）”と言われていましたが、見る角度によって様々な美しい姿を見せてくれる事から「多くの景色の島」という意味を込めた現在の字（多景島）が使われるようになったのです。
エフエムひこねのあるパーソナリティさんの家庭では「ひょうたん島」と呼んでいるそうですが、雰囲気的に解かる気もしませんか？（笑）
さて、この多景島に建っているのが“見塔寺”です。
1655年、長浜・妙法寺の僧・日靖（にっせい）は夢のお告げで見た島に多景島がそっくりだった事からここに寺を建立しました。
その時に高さ１０メートルほどの岩に３年の歳月を掛けて“南妙法蓮華経（なんみょうほうれんげきょう）”と掘り込みました。この文字一つに60キログラムのお米が詰められるそうで「題目岩（だいもく・いわ）」と呼ばれています。
1860年、桜田門外の変で井伊直弼が暗殺された時にはこの題目岩が鮮血をにじませたという伝説も残っているんですよ。
また、「石造七重層塔（いしづくり・ななじゅうのとう）」は、彦根藩三代藩主・井伊直澄（いい・なおずみ）が二代・直孝（なおたか）の供養のために建てた古い歴史が残っていますし、島の一番高いところからアンテナのように頭を出している高さ23メートルの五角柱の塔は「誓いの御柱（ちかいのみはしら）」と呼ばれています、それぞれの面に“五カ条の御誓文（ごかじょうのごせいもん）”が一条づつ刻まれたモノで、大正時代に作られました。
彦根市内のお寺と言えども、船を使って渡るしかなく、冬の間は住職さんも渡られずに無人島となってしまう所ですので、少し行き難い場所ですが、琵琶湖クルージングの楽しみと一緒に散策すると面白いですよ。
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