真言宗醍醐派総本山。山号は醍醐山。
貞観年間(859〜877)に理源大師聖宝が醍醐山上に准胝堂と如意輪堂を創建したのが始まりで、907年には醍醐天皇の勅願で薬師堂・五大堂も創建された。
926年、山麓にも釈迦堂・五重塔等が創建され、山上を上醍醐、山麓を下醍醐と呼ぶようになった。
下醍醐には、三宝院・理性院・報恩院・金剛王院・無量寿院の五つの門跡寺院も創建され、皇室の保護を受けて栄え、また、鎌倉時代には修験道と密着した醍醐派総本山としての地位を確立したが、応仁の乱(1467〜77)で下醍醐の伽藍は五重塔を除いて全焼、上醍醐も荒廃してしまった。
だが、1598年に豊臣秀吉が「醍醐の花見」を開いたのが契機となって、義演僧正が再興した。花見の宴が設けられたのは、下醍醐と上醍醐の中間の槍山不動の滝付近である。
下醍醐では、五重塔・金堂・三宝院唐門・三宝院表書院が国宝、三宝院庭園が特別史跡・特別名勝に指定されており、霊宝館で絹本着色閻魔天像以下多数の国宝・重文の寺宝が公開されている。
上醍醐では、薬師堂・清滝宮拝殿が国宝、清滝宮本殿・開山堂・如意輪堂が重要文化財に指定されている。
また、境内全体が史跡・UNESCO世界文化遺産の指定も受けている。
下醍醐へは山科駅より地下鉄醍醐下車。上醍醐は下醍醐から登山道を3.5km。
＊醍醐寺境内
https:/
＊醍醐寺三宝院庭園
http://
貞観年間(859〜877)に理源大師聖宝が醍醐山上に准胝堂と如意輪堂を創建したのが始まりで、907年には醍醐天皇の勅願で薬師堂・五大堂も創建された。
926年、山麓にも釈迦堂・五重塔等が創建され、山上を上醍醐、山麓を下醍醐と呼ぶようになった。
下醍醐には、三宝院・理性院・報恩院・金剛王院・無量寿院の五つの門跡寺院も創建され、皇室の保護を受けて栄え、また、鎌倉時代には修験道と密着した醍醐派総本山としての地位を確立したが、応仁の乱(1467〜77)で下醍醐の伽藍は五重塔を除いて全焼、上醍醐も荒廃してしまった。
だが、1598年に豊臣秀吉が「醍醐の花見」を開いたのが契機となって、義演僧正が再興した。花見の宴が設けられたのは、下醍醐と上醍醐の中間の槍山不動の滝付近である。
下醍醐では、五重塔・金堂・三宝院唐門・三宝院表書院が国宝、三宝院庭園が特別史跡・特別名勝に指定されており、霊宝館で絹本着色閻魔天像以下多数の国宝・重文の寺宝が公開されている。
上醍醐では、薬師堂・清滝宮拝殿が国宝、清滝宮本殿・開山堂・如意輪堂が重要文化財に指定されている。
また、境内全体が史跡・UNESCO世界文化遺産の指定も受けている。
下醍醐へは山科駅より地下鉄醍醐下車。上醍醐は下醍醐から登山道を3.5km。
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