瀬戸内海国立公園内。
神戸市の北に連なる30kmに及ぶ断層山地。最高峰は931ｍ。
上代には「むこやま」と呼ばれ、武庫山などと字が当てられた。江戸時代後期以降、六甲山の字が当てられ、読みも「ろっこうさん」と変化した。
元来、山頂付近は落葉広葉樹林、その他は照葉樹林の森で覆われていたが、江戸時代に入ると燃料や資材として山中の樹木の伐採が進み禿山化した。江戸末期の神戸港開港はこうした事象をさらに悪化させ、明治初期には地表が露出するほどに荒廃した。わずかに最高峰付近と寺院近傍にのみ林が残存していたのみである。
風化花崗岩でできた地質であるため、地表から草木が除かれ土壌が流出すると雨により崩壊しやすく、何度も深刻な水害を引き起こしたため、1895年から砂防事業、1902年から緑化事業が開始され、次第に緑を取り戻した。
1895年、英国人アーサー=グルームが山荘を建てたのが契機となって、山岳リゾート地として発展した。特に神戸市街を望む夜景は「100万ドルの夜景」として有名である。
牛や羊が放牧される六甲山牧場、1200種の高山植物が咲き乱れる六甲高山植物園、展望台や各種ショップの並ぶ六甲ガーデンテラス、冬には人工スキー場となる六甲カンツリーハウス、オルゴール博物館であるホール=オブ=ホールズ六甲等、多くの観光施設がある。
六甲道駅からバス・ケーブルカーを乗り継いで30分。
http://
神戸市の北に連なる30kmに及ぶ断層山地。最高峰は931ｍ。
上代には「むこやま」と呼ばれ、武庫山などと字が当てられた。江戸時代後期以降、六甲山の字が当てられ、読みも「ろっこうさん」と変化した。
元来、山頂付近は落葉広葉樹林、その他は照葉樹林の森で覆われていたが、江戸時代に入ると燃料や資材として山中の樹木の伐採が進み禿山化した。江戸末期の神戸港開港はこうした事象をさらに悪化させ、明治初期には地表が露出するほどに荒廃した。わずかに最高峰付近と寺院近傍にのみ林が残存していたのみである。
風化花崗岩でできた地質であるため、地表から草木が除かれ土壌が流出すると雨により崩壊しやすく、何度も深刻な水害を引き起こしたため、1895年から砂防事業、1902年から緑化事業が開始され、次第に緑を取り戻した。
1895年、英国人アーサー=グルームが山荘を建てたのが契機となって、山岳リゾート地として発展した。特に神戸市街を望む夜景は「100万ドルの夜景」として有名である。
牛や羊が放牧される六甲山牧場、1200種の高山植物が咲き乱れる六甲高山植物園、展望台や各種ショップの並ぶ六甲ガーデンテラス、冬には人工スキー場となる六甲カンツリーハウス、オルゴール博物館であるホール=オブ=ホールズ六甲等、多くの観光施設がある。
六甲道駅からバス・ケーブルカーを乗り継いで30分。
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