蘚苔類　- Bryophyte Moss 苔 -コミュのコケの顕微鏡写真！

トピ立てさせていただきました．

顕微鏡写真を久々に撮ってみました．

和名　シダレヤスデゴケ
学名　Frullania tamarisci subsp. obscura
通称　フルラニアのタマちゃん！

木につきます．
腹側からの一枚です．葉の基部に袋（小さなタマに見える）があるのがわかりますか？中には水が入っていて，センチュウが棲んでいるそうです．
ヨーロッパにあるやつはさわると，かぶれるそうです．
あ！日本のものは大丈夫です．

＞ゆちさん
かぶれ事情はどうなんでしょう？
前々からすごく気になっていました．

コメント(27)

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[1] mixiユーザー 12月18日 15:22

「タマちゃん」って、可愛いですね(^-^)
顕微鏡で覗くコケの世界も大好きな私にとって、願ってもないトピであります。
私もさっそく、お気に入りの写真をアップしてみます。

Jamesoniella autumnalis(アキウロコゴケ)です。
左は実体顕微鏡にて（目盛りは1mm）。
右は光学顕微鏡で見た葉の細胞(×400)です。
自然が生み出すグラデーションには、いつも感心させられます。

[2] mixiユーザー 12月18日 20:57

＞プロジェクトKさん

ステキなトピをありがとうございます☆
「通称」笑いました。いいですね。
ヨーロッパ産シダレヤスデゴケによるかぶれ・・・
どうなんでしょう？？見つけたら触ってみますｗ

＞うりさん
美しいですね～(^^)。

[3] mixiユーザー 12月19日 22:20

おっと，苔類（たいるい）が続きましたね．
蘚類（せんるい）も負けていられませんね．
ヤマハリガネゴケで勝負？

個人的には六角形の細胞の並びがいい味を出していると思います．
ハリガネゴケ属はこんなんばっかりだけれども・・・

[4] mixiユーザー 12月20日 01:16

ハリガネゴケ属の蒴(さく)って可愛くて好きです。
みんなで項垂れて「ごめんなさい」ってしてるみたいで(笑
細胞も綺麗ですよね～。

では、今度はちょっと変り種。
ナミガタタチゴケの葉の横断面にしてみました。
（植物体全体の写真がないので残念なのですが･･･）
中肋とか薄板の、シンプルだけど精緻な構造にまた感心しておりました。

[5] mixiユーザー 12月21日 21:10

横断切片，綺麗に切れていますね．
私も上物がとれたので，切片写真を作ろうと思いましたが，今回は撮影に耐えられるものが出来なかったので次回．
いやぁ！切片作成お疲れ様でした．

ヒメイサワゴケ Syrrhopodon fimbriatulus
尾鷲で採集してきました．

さて，近畿産のヒメイサワゴケは写真のように葉基部上縁のトゲトゲが貧弱なものが多いです．図鑑に出るようなものは四国南部とか九州南部まで行けば普通に採集できますが・・・

[6] mixiユーザー 12月22日 23:53

ヒメイサワゴケ情報、図鑑にメモさせて頂きました。
勉強になります。
切片写真は撮り貯めておいたものの中から一番綺麗なのを持ってきたので･･･(^_^;

胞子の形って、なかなか面白いなぁと思います。
左から、フウリンゴケ、コヨツバゴケ、アゼゴケ
(のはずです。ちょっと同定に自信がないです･･･)

[7] mixiユーザー 01月03日 23:12

＞ウリさん
アゼゴケとヒロクチゴケは難しいですね．私もsp.止まりが多くなってしまっています．
胞子はやられたって感じです．
ブツブツ，イガイガまではっきりわかりますね．
しかし，どんどん深いところに行っているような・・・

と言いつつ・・

無性芽（むせいが：簡単にいえば，無性生殖で増えるためのクローンの素）を出してきました．

左：ハマキゴケ
右：アカイチイゴケ（少々長くなりすぎていますが・・）
です．
かなり違いますが，区分的には両方とも肉芽です．

[8] mixiユーザー 02月23日 20:28

ウニバヨウジョウゴケ（苔類）

全形と葉のアップです．

茎の長さ3-5mm程度で陰湿な渓谷沿いの生きた葉っぱの上によく生える種です．熱帯から亜熱帯にかけて種類が多いクサリゴケ科の苔類（たいるい：ゼニゴケの仲間）は小さいものが多くて手を焼きます．

葉っぱのイボイボ（パピラ）がウニウニしていてわかりやすい！

[9] mixiユーザー 03月18日 02:24

キャラボクゴケ

ホウオウゴケのなかま
20倍で撮してみました．
実際の大きさは3mm程度です．

[10] mixiユーザー 03月29日 17:18

春が近づき，苔類（タイルイ）の胞子体を見つけたので胞子を見てみました．
ただし，とってもピンぼけです．

左）ジャゴケの胞子と弾糸（だんし）　×100で撮影

中）減数分裂しています．　×400で撮影

右）弾糸　×400で撮影
　　こいつがバネのようにはねて胞子をとばす助けをします．

[11] mixiユーザー 04月10日 20:39

デジカメを顕微鏡に取り付けるアダプターを買おうかな，と思って，無料貸し出しというのを申し込んでみました．透過光のにも実体にも付けられるので，いろいろ試してみました．

左）ムツデチョウチンゴケの葉身部．
中）フウリンゴケのさく．さく歯がない．
右）コセイタカスギゴケの葉の断面．薄板の頂端細胞にパピラはない．
　薄板は２～３細胞の高さ．葉縁は２細胞の厚さ．

なんかピントや絞りが今一です．切片の作り方が悪いという説もあり．そもそも種類あってますかね？

[12] mixiユーザー 04月10日 20:44

つづけて，セイタカスギゴケです．

左）葉の断面．薄板の頂端細胞には明瞭なパピラがある．端細胞は時々二叉する．
中）乾くと強く巻縮する．
右）湿ると大きい．葉は長さ１cmを超える．鋸歯がある．

[13] mixiユーザー 09月07日 23:05

スギゴケ（Polytrichum juniperinum）の葉の断面と薄板（はくばん）を撮ってみました。

１．葉の断面（100倍にて撮影）
２．薄板の先端部（400倍にて撮影）

このトピ・・・最近、埋まってましたね。
誰か～アゲていきませんか～

[14] mixiユーザー 09月19日 23:57

１．コツボゴケの造卵器（×100にて）
　棒の真ん中らへんがプクッとふくらんでいます。

２．コホウオウゴケ（×40にて）
　先の方は誰かに食べられたのか？？腐ったのか？？
　謎？？

３．ノミハニワゴケ（×40にて）
　葉っぱはこんな形です。

[15] mixiユーザー 05月15日 03:06

初心者で申し訳ないんですが....
みなさんの掲載されてるような写真を撮るには
どういう道具が必要なんでしょうか。
できれば顕微鏡、切片を作る道具なども
御指導いただければありがたいのですが。

[16] mixiユーザー 05月16日 00:05

＞ミヤさん
上記の写真を撮るには顕微鏡とカメラがあれば簡単に撮れます。

生物顕微鏡写真は下記のグレード以上の顕微鏡が必要です。
下記はレイマーの顕微鏡で一番お手頃なものです。
http://www.wraymer.com/bio/bx2700t/bx2700t.html

切片は実体顕微鏡で作りますので、実体顕微鏡も必須でしょう。
双眼の倍率がズーム式のものがよいでしょう。

切片作成については下記の岡山コケの会ＨＰを参照してください。
http://homepage1.nifty.com/okamoss/
「コケ研究館」および「オカモスグッズ」のコケカッターを見てください。

[17] mixiユーザー 05月16日 01:59

ありがとうございます。
大蔵省と折衝の上で検討を....。
すぐには無理な気もしますが
前向きに....。（笑）

[18] mixiユーザー 02月17日 00:06

コケの本当の美しさは、顕微鏡の下にあります。
だから、アップしないとなぁと思いつつ、日常の忙しさに流されていますorz

久々にアップします。

オオミミゴケ Meteoriella soluta (Mitt.) S. Okamura

１．実体顕微鏡での植物体のアップ
２．葉のアップ（光学顕微鏡）
　　葉の基部が耳状です。
３．葉身細胞（ようしんさいぼう）

[19] mixiユーザー 02月17日 00:42

ホソバミズゴケ Sphagnum girgensohnii Russ.

亜高山帯以上の林床に生育する森林性（湿原性でない）のミズゴケです。

１．実体顕微鏡でのアップ
２．枝葉
３．茎葉

ミズゴケ類は枝の葉と茎の葉の形が違うので両方見比べます。
さらにホソバミズゴケは茎葉の形も一定しないのが一つの特徴でもあるので、たくさんの葉を見なければいけないので大変です。

[20] mixiユーザー 02月17日 00:50

ホソバミズゴケ Sphagnum girgensohnii Russ. 　その２です。

１．茎葉の先端肩部
　　葉縁に舷と呼ばれる細長い細胞が並び、基部では幅広くなっていきます。
２．枝葉の切片
　　葉緑細胞がいわゆる葉緑体を持った生きている細胞です。
　　透明細胞は水をためるための死細胞です。
　　こうしてみると、ミズゴケ類の水を保持する機能の高さが納得できますね。
　　腹側というのはいわゆる表側ということです。
３．枝葉の葉身細胞です。
　　２．と同じように葉緑細胞、透明細胞の部分を指し示してみました。