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蘚苔類 - Bryophyte Moss 苔 -コミュの銀閣寺の「大切なコケ」、「ちょっと邪魔なコケ」、「とても邪魔な」コケリポート

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雑談トピからの転載です。
結構興味のある人が多そうだったので、独立トピでまとめてみます。

<銀閣寺の大切なコケ>

あっちこっちで話題にはなっていますね。

以前、この存在を知って、見にいったのですが、当時は名前がめちゃくちゃで、一度「違いますよ〜」と言ったことがあったのですが、その後、見にいっても変わらずでした。

でも、銀閣寺的に、また園芸的に何が重宝してるのかな〜というのはわかりやすいので、まーいいやと思いつつ、ちょっと記録してみました。

以前とは並びが変わったようですね。

ということで、以下にどんなコケがどんな呼び名で並べられているか、参考までに記録してみます。

ただし、ちゃんと調べるには顕微鏡を見ないとわからないものもあります。
現地での目視の同定ですので、あくまで参考までにということで。

まず手始めに大切なコケから。

大切なコケとして24点展示されています。
まずは付けられている名前を挙げて→の後に、実際に見てきて現地で同定した名前を挙げてみます。必要に応じて※でコメントしておきます。

・手前左から手前右、中段左という順で

【右の箱】
エダツノゴケ→ナガヒツジゴケ?
 ※エダツノゴケという和名のコケはない・・・
ビロードゴケ→ユミゴケ
 ※園芸屋さんで見かける「ビロードゴケ」はホソウリゴケであることが多い
ホウライスギゴケ→ウマスギゴケ
(プレート無し)→ウマスギゴケ
(プレート無し)→コバノチョウチンゴケ
ヤマゴケ→ナミガタタチゴケ
 ※園芸屋さんで見かける「山苔」はシラガゴケ属のホソバオキナゴケ、アラハシラガゴケ、オオシラガゴケなどであることが多い。なお、和名で「ヤマゴケ」と付いているものは、高山性の希少種。
ウマスギゴケ→ウマスギゴケ
オオスギゴケ→ウマスギゴケ
ススキゴケ→ヤノネゴケ+ヒメタチゴケが少量
コバノチョウチンゴケ→コバノチョウチンゴケ
ミヤマスギゴケ→ウマスギゴケ
 ※ミヤマスギゴケは近畿地方では奈良県の大台ヶ原、大峯山脈の亜高山帯でわずかに記録されているのみ。京都府には確認されていない。
スギゴケ→ウマスギゴケ
 ※スギゴケは中部地方以北の亜高山帯以上に主として生育するもので、近畿地方では六甲山でかつて記録されたに過ぎない。

【左の箱】
オオサナダゴケ→オオサナダゴケモドキ少量+ウマスギゴケ大部分
 ※ウマスギゴケは侵入してきたみたいです。オオサナダゴケも京都府ではかつて1カ所で確認されたのみの希少種。主に亜高山帯に分布。
(プレート無し)→エゾスナゴケ
ヒロハヒノキゴケ→ヒノキゴケ
アラハシラガゴケ→ホソバオキナゴケ
イワダレゴケ→ナミガタタチゴケ
 ※イワダレゴケは亜高山帯の蘚類を代表するもので、京都府には確認されていない。
オオホウゴケ→オオシッポゴケ
 ※オオホウゴケってオオホウオウゴケって書きたかったのかなぁ・・・
ヒノキゴケ→ヒノキゴケ
ホソバシラガゴケ→ホソバオキナゴケ
 ※和名としてはホソバオキナゴケが正しいですが、園芸書によってはホソバシラガゴケを使っているものも結構見受けられます。
(プレート無し)→ウマスギゴケ
アラハシラガゴケ→ヒメタチゴケ
チャボスギゴケ→コスギゴケ
オオホウオウゴケ→オオシラガゴケ

何故か、同じ名前のプレートで違う種類のものが並べてあったり、特にウマスギゴケは同じものにいくつも名前が付けてあったりして面白いです。ただし、ウマスギゴケとはしたもののオオスギゴケが混じっていたかもしれません。

コメント(5)

<ちょっと邪魔なコケ>

このネーミングがビミョウにウケます(^^)
勝手な解釈ですが、スギゴケ類などのコケが生育できない岩上などでは重宝するが、スギゴケ類などの目立ってきれいなもののところへは侵入しないでおくれゴケとみました。

・手前左から手前右、中段左、最後は奥の右という順で
(プレート無し)→ヤノネゴケ
ハネヒツジゴケ→コツボゴケ
タニゴケ→ハネヒツジゴケ
 タニゴケは京都府では結構珍しいコケで、深山の清流沿いの水の滴る岩壁上、岩棚などに生えるコケです。
コツボゴケ→コツボゴケ○
サナダゴケ→コツボゴケ
 サナダゴケは京都府では1カ所のみから生育が記録されている種類(絶滅危惧1類)で、主に中部以北の高山に生育します。
サナダゴケ→オオサナダゴケモドキ
ハイゴケ→ヒメハイゴケだと思う
タチハイゴケ→ヤノネゴケ
 タチハイゴケは亜高山針葉樹林帯の林床を代表するコケですが、目立った高山のない京都府には記録されていないコケです。
(プレート無し)→ヤノネゴケ
ハネヒツジゴケ→トサカホウオウゴケ
ホウライツノゴケ→ウチワゴケ(シダ植物)
 ホウライツノゴケって見たこと無い・・・(悲しい・・・)
 というか、シダと間違えるとは・・・
ヒロハツヤゴケ→エダツヤゴケ

全体的に重複する種類ばかりですね。
つまり、ヤノネゴケとコツボゴケはそれなりに重宝しているのか?邪魔なのか?ってことが問題ですね。

大切なコケにも、ちょっと邪魔なコケにもエントリーとなったオオサナダゴケモドキの運命や如何に・・・
<とても邪魔なコケ>

さて、ここが一番大事でしょう。
何が何で邪魔なのか?
種類から類推したいところです。

・手前左から手前右、中段左、最後は奥の右という順で
ジャゴケ→ジャゴケ○
ヒメジャゴケ→ジンガサゴケ
コバノエゾシノブゴケ→アオシノブゴケ
センニチゴケ→コンテリクラマゴケ(シダ植物)
 ※センニチゴケってコンテリクラマゴケの園芸品種名なのでしょうか?シダにお詳しい方、ご教授いただきたいです。
ホソバミズゼニゴケ→ジャゴケ
ゼニゴケ→ジャゴケ
 ※最近ゼニゴケは外来種のミカヅキゼニゴケと生育地争いを余儀なくされているかもしれないというレポートがあります。
ミカヅキゼニゴケ→ミカヅキゼニゴケ○
 ※外来種ですね・・・ついに・・・
 ちなみに、前回調査時にはプレート無かったと思います。
 ミカヅキゼニゴケはありましたが・・・
タカネカモジゴケ→ツチノウエノコゴケの仲間
 ※タカネカモジゴケもブナ帯以上に出現する温帯〜冷温帯に分布するコケなので、京都市内には存在しない。しかも、樹幹に着生する種類なので地面には生えない。
アズマゼニゴケ→ミカヅキゼニゴケ
ミズゼニゴケ→ミズゼニゴケの一種○
 ※私的には野外では同定難しいです。
トヤマシノブゴケ→トヤマシノブゴケ○
クモノスゴケ→ミズゼニゴケの一種

やはり、ゼニゴケ類が多いですね。
しかーし、やけに目立ったのがミカヅキゼニゴケ。
こんなところにも海外からの侵略者の陰が・・・
>tyutoさん
お待たせしました( ´∀`)
なーるほど。
ホワホワッとして緑色が鮮やかなのが「大切」で
あまりそうでない(スマン!ゼニゴケ!)ものが「邪魔」なのかな?

「とても邪魔」とかいいながら名札までつけてちゃんと育ててるのがいいですね、きっと庭師さん、草木としては好きなんでしょうね。

名前も庭師ならではの名前、見分け方があるのかな?
そーゆー文化も大切にしてくれるといいですねー。

でもやっぱ「ちょっと邪魔」と取り上げるところがサイコーです♪

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