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コメント(232)
昨晩、ＮＨＫＢＳでアカデミー賞受賞作品特集と言うことで「プラトーン」を放送していたので、過去に何度も見ている作品ではありましたが久しぶりに見てしまいました。
受賞当時はベトナム戦争後初の本格的なベトナム戦争作品と言うことで（その前にも「グリーンベレー」とか「地獄の黙示録」とかはありましたが）、アメリカ世論に与えた影響の大きい作品だとは思いますが、最近はベトナム側で製作された対フランス戦や対アメリカ戦の結構冷静な映画が紹介されるようになって来ましたので、それらと見比べてしまうとやはり「プラトーン」はあくまでも対アメリカ人向けに作られた映画であって、少々ベトナム側を固定観念で捉えすぎというか、一方的視点でしか見ていないなぁと感じ、少々時代の古さを感じてしまいました。
まあ、戦争映画というものは大部分が一方的視点でしか描かれないのが普通なんだと言うことは良く理解しておりますが・・・。
ベトナム側には祖国統一、アメリカ側には共産圏の拡大阻止という大義名分があったにせよ、アメリカ側はあれだけ大量の将兵と最新鋭の武器を持ち込んでいながらも、結局は敗戦。今のアメリカとその同盟国によるイラク駐留やアフガニスタン駐留などと重なってしまい、いったいベトナム戦争とはなんだったのか、現在のアメリカによる軍事介入とはなんなのか、少々考えさせられてしまいました。
印象深いシーンは、ベトナム側がＲＰＧ７ロケット（ＲＰＧ２かもしれませんが）で主人公の立てこもる塹壕を吹き飛ばすシーンと、大型爆弾を背負ったベトナム側の自爆兵がアメリカ側の大隊本部に突入して自爆するシーンですね。日本もそうでしたが、兵力や装備に劣る側は決死の作戦として自殺作戦を考えることが多いのですね。
私がわりと最近見た中で好きな戦争映画はクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」とベトナム・シンガポール合作の「コウノトリの歌」ですかね。
「コウノトリの歌」を見ると、兵士はサンダルを履いて勇敢に戦い、市民が自転車で物資輸送しているなど、従来のアメリカ映画からは決して見えてこないベトナム戦争の姿を見ることが出来ます。
それから全く余計なことですが（もうかなり古い書き込みですが）、後深草少将様が書き込んでいらっしゃる「硫黄島からの手紙」での印象的なシーン、日本側守備隊の噴進砲の発射シーンの事ですが、これは噴進砲ではなく（当時、硫黄島には40cm噴進砲と20cm噴進砲が配備されていたのは事実ですが）、分解式で運搬・その場で組み立て発射する九八式臼砲＝ム砲弾（砲身に外装する大型迫撃砲）のことですねよ。太平洋戦争の緒戦ではシンガポール攻略戦のブキテマ高地での戦いや、フィリピンのコレヒドール要塞攻撃戦で活躍していますが、命中率は相当に高かったとのこと（噴進砲ではこうはいきません）。終戦時には硫黄島や沖縄本島、千島列島・占守島などに配備され活躍した記録があります。ただ、この砲弾の爆発半径は300ｍを越すので、「硫黄島からの手紙」のようにシャーマン戦車１台だけを破壊した程度の表現しかされていないのが残念でなりません。
受賞当時はベトナム戦争後初の本格的なベトナム戦争作品と言うことで（その前にも「グリーンベレー」とか「地獄の黙示録」とかはありましたが）、アメリカ世論に与えた影響の大きい作品だとは思いますが、最近はベトナム側で製作された対フランス戦や対アメリカ戦の結構冷静な映画が紹介されるようになって来ましたので、それらと見比べてしまうとやはり「プラトーン」はあくまでも対アメリカ人向けに作られた映画であって、少々ベトナム側を固定観念で捉えすぎというか、一方的視点でしか見ていないなぁと感じ、少々時代の古さを感じてしまいました。
まあ、戦争映画というものは大部分が一方的視点でしか描かれないのが普通なんだと言うことは良く理解しておりますが・・・。
ベトナム側には祖国統一、アメリカ側には共産圏の拡大阻止という大義名分があったにせよ、アメリカ側はあれだけ大量の将兵と最新鋭の武器を持ち込んでいながらも、結局は敗戦。今のアメリカとその同盟国によるイラク駐留やアフガニスタン駐留などと重なってしまい、いったいベトナム戦争とはなんだったのか、現在のアメリカによる軍事介入とはなんなのか、少々考えさせられてしまいました。
印象深いシーンは、ベトナム側がＲＰＧ７ロケット（ＲＰＧ２かもしれませんが）で主人公の立てこもる塹壕を吹き飛ばすシーンと、大型爆弾を背負ったベトナム側の自爆兵がアメリカ側の大隊本部に突入して自爆するシーンですね。日本もそうでしたが、兵力や装備に劣る側は決死の作戦として自殺作戦を考えることが多いのですね。
私がわりと最近見た中で好きな戦争映画はクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」とベトナム・シンガポール合作の「コウノトリの歌」ですかね。
「コウノトリの歌」を見ると、兵士はサンダルを履いて勇敢に戦い、市民が自転車で物資輸送しているなど、従来のアメリカ映画からは決して見えてこないベトナム戦争の姿を見ることが出来ます。
それから全く余計なことですが（もうかなり古い書き込みですが）、後深草少将様が書き込んでいらっしゃる「硫黄島からの手紙」での印象的なシーン、日本側守備隊の噴進砲の発射シーンの事ですが、これは噴進砲ではなく（当時、硫黄島には40cm噴進砲と20cm噴進砲が配備されていたのは事実ですが）、分解式で運搬・その場で組み立て発射する九八式臼砲＝ム砲弾（砲身に外装する大型迫撃砲）のことですねよ。太平洋戦争の緒戦ではシンガポール攻略戦のブキテマ高地での戦いや、フィリピンのコレヒドール要塞攻撃戦で活躍していますが、命中率は相当に高かったとのこと（噴進砲ではこうはいきません）。終戦時には硫黄島や沖縄本島、千島列島・占守島などに配備され活躍した記録があります。ただ、この砲弾の爆発半径は300ｍを越すので、「硫黄島からの手紙」のようにシャーマン戦車１台だけを破壊した程度の表現しかされていないのが残念でなりません。
う〜ん、『プラトーン』に出てくるベトナムの自爆兵は、それこそアメリカの一方的な視点のような気もするなぁ。
ベトナム軍を『こんな人間性の無い連中だったんだ』と、ことさら貶めるような描写。
ベトナム戦争を描いた映画といば、この少し前にも『ディアハンター』で、ベトナム兵達が捕虜になったアメリカ兵に有名な“ロシアンルーレット”をやらせて、金を賭けて楽しんでいる、という描写が問題になったよね。
これも実際にそういう扱いを受けたという捕虜はいなかったようで、ことさらベトナム兵を醜く残虐に描くためのフィクションだったらしい。
まぁ、劇映画なんだから演出が介在するのは悪いとも思わないけど、こういうやり方はちょっと負け惜しみ臭が強くて恰好悪いよね。
ベトナム軍を『こんな人間性の無い連中だったんだ』と、ことさら貶めるような描写。
ベトナム戦争を描いた映画といば、この少し前にも『ディアハンター』で、ベトナム兵達が捕虜になったアメリカ兵に有名な“ロシアンルーレット”をやらせて、金を賭けて楽しんでいる、という描写が問題になったよね。
これも実際にそういう扱いを受けたという捕虜はいなかったようで、ことさらベトナム兵を醜く残虐に描くためのフィクションだったらしい。
まぁ、劇映画なんだから演出が介在するのは悪いとも思わないけど、こういうやり方はちょっと負け惜しみ臭が強くて恰好悪いよね。
ゴールデンウィークは戦争映画でも観るかとＤＶＤを買いに池袋の
ヤマダ電機に行った所、「大列車作戦」「レマゲン鉄橋」「ブルーマックス」
が一本１５００円ぐらいで売ってたので購入。
「大列車作戦」って、かなり昔にテレビ東京で放映されたやつを観たが
あらためて観てみるとドイツ軍用列車・装甲列車ファンにはたまらない映画
である事を再認識しました。
また先日、大塚の２４時間営業の書店にて戦争映画１０枚組で１６００円の
「戦争映画大全集」と云うＤＶＤセットがあったので、既に持ってる映画も
あったが、一本あたり１６０円だったので買いました。
その１０本とは「太平洋航空作戦」「サハラ戦車隊」「コレヒドール戦記」
「頭上の敵機」「バターンを奪回せよ」「総攻撃」「硫黄島の砂」「戦場」
「機動部隊」「第１７捕虜収容所」です。
ヤマダ電機に行った所、「大列車作戦」「レマゲン鉄橋」「ブルーマックス」
が一本１５００円ぐらいで売ってたので購入。
「大列車作戦」って、かなり昔にテレビ東京で放映されたやつを観たが
あらためて観てみるとドイツ軍用列車・装甲列車ファンにはたまらない映画
である事を再認識しました。
また先日、大塚の２４時間営業の書店にて戦争映画１０枚組で１６００円の
「戦争映画大全集」と云うＤＶＤセットがあったので、既に持ってる映画も
あったが、一本あたり１６０円だったので買いました。
その１０本とは「太平洋航空作戦」「サハラ戦車隊」「コレヒドール戦記」
「頭上の敵機」「バターンを奪回せよ」「総攻撃」「硫黄島の砂」「戦場」
「機動部隊」「第１７捕虜収容所」です。
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