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脳内世界コミュのやわらか改訂版

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<やわらかいものの成り立ち>
原口:やわらかいものに触れることでやわらかいものに触れる自分を発見してくださいというコンセプトで私がスケッチを描きました。初期の会議ではとりあえず作品がいくつか出ないと会議のしようがないので実際にどうつくるかは考えずに軽い気持ちで提案したものですね。やわらかいものというテーマは1:1展を始める少し前にエルネスト・ネトの展示会の写真を見たのがきっかけですが、触るということは1:1サイズじゃないとできないな、と考えたことが影響していると思う。やわらかいものを触る自分に出会うということをやってもらいたいと思ってこの案を持ってきたけど、展示会の運営に興味があったから自分でつくる気は全くなかった。実際につくられることもないだろうと思っていたのに、柴田さんがこのスケッチを気に入ってくれて・・・
柴田:ものづくりの醍醐味は実際にできた後にどうなるかを想像することでそれが何よりも楽しいと私は思っているんだ。スケッチを見たときは単純に布を縫うのが楽しそうだろうなと思っていたけど、今はそのときにお客さんがいる光景が目に浮かんだから、これ面白そうだという考えにつながったんじゃないかと思う。


<作品ができるまで>
柴田:布の中身をまず考えたよね
原口:スケッチの段階ではイメージで水とか寒天とか考えていたけど、水は信じられないくらい重くて。よく考えたら当たり前だよね(笑)。
柴田:それと並行して形態を丘みたいにしようとひたすら計算して大変だということを思い知った。布は 予算を考えるとメーター100円の生地はカーキしかなくて。でも本当に自分たちがやりたいことは何なのか考えたときに、色は別に関係ないなとわかって、それが判断基準になるんだなという発見が自分の中で大きかった。あともう一つの問題は作品が自立するか。床に作品を置くときにどうやって固定しようと思って、実験したけれど結局実寸でやるしかないというところに行き着いた。
伊藤:結局皆実寸大でとりあえず作るっていうところに収束するのか!
 一同笑
柴田:1:1サイズで実験してみて自分のスケール感覚のなさを痛感した。当初の計算ではもっと大きいものを作ろうとしていた。だけどやばい、でかい、どうしようって、やってみて気づいたんだよね。

<他作品とのつながり>
原口:実際に人が座ってくれて良かったという意見があって。展示会って何でもそうだけど、ずっと見ていると途中ですごく疲れない? 6作品全部集中して見てもらいたかったら、途中で座れる、休めるものはつくりたくて、やわらかいものがそういう存在になればいいなと思っていた。実際に憩いの場になっていて良かった。
伊藤:俺は展示会全体の中で各作品の関わりを考えると一箇所にやわらかいものが集まっているんじゃなく、会場全体にもっと広がって生えている状態だったら良かったかなと思う。
原口:最初は壁じゃなくてやわらかいものを多次元の真ん中に置いて、作品の面積も広くして向こうの作品が見えないくらい高いものにしようというスケールを考えていたんだよね。
伊藤:実際には一箇所になったけど想像を忠実に現実にしていたら最初に考えていた大きさになって、それが理想でもあったんじゃないかな。
原口:もっと広範囲に真っ白な生地でつくってピクセルと連動するとかね。それがよかったかはわからないけど
伊藤:で、山の向こうに1Rを見つけた!となればまたストーリー性があったかなと。
原口:でも自分でスケッチした段階から考えると、考えたものができたって錯覚を覚えて感動したんだ。自画自賛じゃないけど、人が入るとこの作品は面白く見えるね。人が居ないと良さがあんまりわからない。
犬山:魅せてキレイだねっていうよりも触ってもらって、だよね
原口:触らなかったらあんまり意味ないかな。あと、この作品は小さい丘を手前にしたことで他のところからここに寝転がっている人が見えるとか、視点によって見え方が異なるという裏表もあったね。寝転がりながら他の作品を撮っている写真もあって面白かった。
犬山:多次元の真ん中をどーんと空けたことでどの作品に居ても他の作品が見えていたよね
柴田:そういう意味で1Rには壁がなくてよかったね
伊藤:作品の中に居ながら他の作品が見られるのも作品同士のつながりになっていたね

<視覚的・素材的要素から見たやわらかさ>
斉藤:色はあんまり関係ないとは言っていたけど視覚的な情報もやわらかさには重要だったと思う。
伊藤:色を沢山使うことでごまかさずに、カーキじゃなく他の色で統一するとか、そういうこだわりようがあったのでは?
原口:やわらかいというのは素材の手触りがやわらかいという話だったから色は全部白にしておいてここはふさふさにして、ここは薄くてやわらかいとか、そういう違いを出したいとも言っていたけれど予算的な問題もあってできなかった。
井上:でも隣はDirty Whiteだったから、白以外にしたことで重複しなくて良かったとは思うよ。
原口:色が要素として無いとは言わないけど、お金の配分としてどこにこだわるか、やわらかさをどこに重視するのかを素材の値段を見ながら改めて考えたときに、色じゃないんじゃないかと判断ができた。
斉藤:色が最優先ではないという判断はネトの作品を生で見ていたら違ったんじゃないかな
高田:でも色までやわらかかったら感覚でのやわらかさを引き立たせられなかったかも。うちの近所にあるオブジェは見た目がすごくやわらかいのに勢いよく座ったら実は固くて驚いたんだ。そういう意外性みたいなのも面白かったんじゃないかとも思う。
原口:もっと予算があったとしてもやっぱり色より素材にこだわったと思う。原案を考えた時点で絶対に触って体感してもらいたかった。遠くから見るだけならこのサイズじゃなくても作品として成り立つから全く1:1じゃなかった。
犬山:触ることをアフォーダンスするのが重要だったから見た目からもやわらかそうだと思わせることも大事だったんじゃないかな。
柴田:私だったらもっと形状にこだわったかな、どうやわらかく見せるかとか。でも、こだわりの意味でも等身大の自分が出ているよね。
井上:知らないうちに自分が出るね。お客さんが座ることで形状が変化して、そういう変化も1つのアフォーダンスになっていたのでは?
伊藤:最初はただ丸いものだったのが1人座ってお尻の形がつくとみんな座りだしたよね。そのバリエーションが沢山あったらよかったな。
原口:でも、こういうの見ていたら、次、場所があいたら絶対行きたいよね

コメント(4)

今日は長丁場おつかれさま!
なんか変な改行が入っているところもあるけどMIXIの表示上の問題みたいなので、トピが変わる以外のところでは改行はしていないということでおねがいします。
えー、アドバイスをもとになおしてみました。。。
イラレに載せる時にいろいろカットしてみた!
以下のようなのはどう?エスキスの紙に書き込んでもらっても良いです!
ちなみに、<作品ができるまで> は3ページ目に載せたので丸まるカット。

<作品構想>
原口:この作品は、元々私がスケッチを描きました。発案は「1:1」展を始める少し前に、エルネスト・ネトの展示会の写真を見たのがきっかけだけど、触るということは1:1サイズじゃないとできないな、と最初に考えたことが影響されていると思う。ただ展示会の運営に興味があったから、自分でつくる気はなかった。実際につくられることもないと思ってなかったのに、柴田さんがこのスケッチを気に入って・・・
柴田:そのときは、単純に布を縫うのが好きで楽しそうだろうなと思ってこの案を推したんだけど、今考えてみると、この作品の中にお客さんがいる光景が目に浮かんだから、面白そうだという考えにつながったんじゃないかと思う。ものづくりの醍醐味は、実際にできた後にどうなるかを想像することが、何より楽しいと思っているから。
<他作品とのつながり>
原口:実際に人が座ってくれて良かったって意見があったね。展示会って何でもそうだけど、ずっと見ていると途中ですごく疲れない? 6作品全部集中して見てもらいたかったら、途中で座れる、休めるものは作りたくて、やわらかいものがそういう存在になればいいなと思っていた。実際に憩いの場になっていて良かった。
伊藤:俺は展示会全体の中で各作品の関わりということを考えると一箇所にやわらかいものが集まっているんじゃなくて、会場内のいろんなところから、やわらかいものが生えている状態だったらもっと良かったかなって思う。
原口:最初はやわらかいものを多次元の真ん中に置いて、面積もすごく広くして山も向こうの作品が見えないくらい高いものにしようと考えていたんだよね。
伊藤:実際は一箇所に置いたけど、想像を忠実に現実にしていたら、最初に考えていた大きさになって、それが理想でもあったんじゃないかな。
原口:もっと広範囲に真っ白な生地でつくって、ピクセルと連動するとかね。それがよかったかはわからないけど。
伊藤:で、山の向こうに小屋(1R)を見つけた!みたいになればストーリー性があったかな。
原口:でも自分でスケッチした段階から考えると、考えたものができたって錯覚を覚えて感動したんだ。自画自賛じゃないけど、人が入るとこの作品は面白く見えるね。逆に言えば、人が居ないと良さがあんまりわからないかな。
犬山:魅せてキレイだねっていうよりも触ってもらって、だよね。
原口:触らなかったらあんまり意味ないかな。あと、この作品は小さい丘を手前にしたことで、他のところからここに寝転がっている人が見えるとか、視点によって見え方が異なる裏表もあったね。寝転がりながら他の作品を撮ってたのが面白かった。
犬山:会場の真ん中をどーんと空けたのは、どの作品に居ても他の作品が見えることになっていたよね。
柴田:そういう意味では『1R一戸建て』に壁がなくてよかったね。
伊藤:作品の中に居ながら、他の作品が見られるのも作品同士のつながりになっていたね。
<視覚的・素材的要素から見たやわらかさ>
斉藤:「色は、やわらかさにあんまり関係ない」とは言っていたけど、視覚的な情報もやわらかさには重要だったんじゃないかな。
伊藤:カーキじゃなくて、他の色で統一していたらもっと良かったとか、そういうこだわりようがあったのでは?
原口:やわらかいというのは、素材の手触りがやわらかいっていう話だったから、色は全部白にしておいて、ここはふさふさにして、ここは薄くてやわらかいとか、そういう違いを出したいとも言っていたけれど予算的な問題もあってできなかった。
井上:でも隣は『Dirty White』だったから、かぶらなくて良かったとは思うよ。
原口:色が要素として無いとは言わないけど、お金の配分としてどこにこだわるか、やわらかさとしてどこを重視するのか、素材の値段を見ながら改めて考えたときに、色じゃないんじゃないかという判断ができたんだよね。
斉藤:その判断は、ネトの作品を生で見ていたら違ったんじゃないかな?
高田:でも色までやわらかかったら、感覚でのやわらかさを引き立たせられなかったかも。うちの近所に、見た目がすごくやわらかそうな椅子があって。けど勢いよく座ったら実は固くて驚いたんだ。そういう意外性があっても面白かったんじゃないかな。
原口:もっと予算があったとしても、やっぱり色より素材にこだわったと思う。原案を考えた時点で、絶対に触って体感してもらいたかった。遠くから見るだけだったら、このサイズじゃなくても作品として成り立つから、1:1とは言えなかった。
犬山:触ることをアフォーダンスするのが重要な所だったなら、見た目からもやわらかそうだと思わせることも大事だったんじゃないかな。
柴田:もう一度つくったら、もっと形状にこだわったかも。どうやわらかく見せるかとか。でもそうはしなかったところに、等身大の自分が出ているのかもしれない。
井上:知らないうちに自分が出るよね。
お客さんが座ることで作品の形が変化していったよね?そういう変化も1つのアフォーダンスになっていたのでは?
伊藤:最初はただ丸いものだったのが、1人座ってお尻の形がつくとにみんな座りだしたよね。そのバリエーションが沢山あったらよかったな。
原口:そんな様子とか形を見ていたら、その人がいなくなっても、場所があいたら絶対行きたいよね。

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