意外？黒川紀章氏お別れ会はシンプル
１５日に東京・南青山の青山葬儀所で営まれる、建築家の黒川紀章氏（１０月１２日死去、享年７３）のお別れの会で、黒川氏の詩集が会葬者に配布されることになった。当日は故人の活躍を象徴するように、政財界をはじめ在日大使館関係者ら約１０００人が献花に訪れる予定だという。
会葬御礼として配布されることになったのは、今年１月に刊行した「詩１ アドニスから手紙が来た」（Ａ５判）。「Ｕｒｉｎ Ｔｏｊｕ（ウーリン・トージュ）」のペンネームで記した「地動説」「愛に相遇したか」「不安の予感」など１２編。それぞれの詩をイメージした写真、イラストが見開きで掲載してある。一般には出回っておらず、ファンにとっては貴重な１冊となりそうだ。
黒川氏といえば４月の東京都知事選では、クルーザーやヘリコプターを使った遊説で“ド派手”なイメージが定着しているが、会を担当する黒川紀章建築都市設計事務所（港区）のスタッフは「黒川氏の建築に対する考えは“シンプルに”だった。会もシンプルにするのが一番いいということになった」と話し、設計を手がけた建築物のパネルを掲げたり、ゆかりの品を並べるなどは一切しないという。
会場内もあくまで簡素に、白のガーベラで作られた祭壇の中央に、喪主を務める女優で妻の若尾文子（７３）らがお気に入りの遺影が飾られる。一部で報じられたガラス張りの共生新党党広報カーに遺影を乗せての「都内めぐり葬」の予定はない。
黒川氏が亡くなり間もなく１カ月。当初は「まだ遺体と対峙（たいじ）できない」と悲しんでいた若尾も、お別れの会打ち合わせのため建築事務所を訪問。ある秘書は「やや疲れた様子はみられますが、以前よりは落ち着いた感じ」と話していた。
[ 2007年11月12日付 紙面記事 ]
１５日に東京・南青山の青山葬儀所で営まれる、建築家の黒川紀章氏（１０月１２日死去、享年７３）のお別れの会で、黒川氏の詩集が会葬者に配布されることになった。当日は故人の活躍を象徴するように、政財界をはじめ在日大使館関係者ら約１０００人が献花に訪れる予定だという。
会葬御礼として配布されることになったのは、今年１月に刊行した「詩１ アドニスから手紙が来た」（Ａ５判）。「Ｕｒｉｎ Ｔｏｊｕ（ウーリン・トージュ）」のペンネームで記した「地動説」「愛に相遇したか」「不安の予感」など１２編。それぞれの詩をイメージした写真、イラストが見開きで掲載してある。一般には出回っておらず、ファンにとっては貴重な１冊となりそうだ。
黒川氏といえば４月の東京都知事選では、クルーザーやヘリコプターを使った遊説で“ド派手”なイメージが定着しているが、会を担当する黒川紀章建築都市設計事務所（港区）のスタッフは「黒川氏の建築に対する考えは“シンプルに”だった。会もシンプルにするのが一番いいということになった」と話し、設計を手がけた建築物のパネルを掲げたり、ゆかりの品を並べるなどは一切しないという。
会場内もあくまで簡素に、白のガーベラで作られた祭壇の中央に、喪主を務める女優で妻の若尾文子（７３）らがお気に入りの遺影が飾られる。一部で報じられたガラス張りの共生新党党広報カーに遺影を乗せての「都内めぐり葬」の予定はない。
黒川氏が亡くなり間もなく１カ月。当初は「まだ遺体と対峙（たいじ）できない」と悲しんでいた若尾も、お別れの会打ち合わせのため建築事務所を訪問。ある秘書は「やや疲れた様子はみられますが、以前よりは落ち着いた感じ」と話していた。
[ 2007年11月12日付 紙面記事 ]
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コメント(3)
「水平線
2007.10.28 Sunday
10月２０日 （土）
夜7時から、このマンションでコンサート。
8階の料理研究家の谷島せい子さんがゲスト。
シークレットゲストは11階のバリトン歌手・清水宏樹さん。
黒川さん作詩、私の作曲による「水平線」では、歌いだしてほどなく、
ぐっと詰まってうたえなくなるというハプニング。
「すみません。知り合いというわけではないのですが、詩を
見ていたら、なにか・・・こう・・・」
いつもは淡々としている若い清水さんの思いがけない様子に驚く。
そして、会場でも鼻をすする音が・・・。
しばらくして歌い直してくださったけれど、まだ些か震えていた。
きっと、自分の思いと重なるものがあったのだと思う。
あたたかなシーンだった。
私も涙を落としつつチェレスタを弾く。
そのとき決めた。
黒川さんに捧げるＣＤをつくろうと。
決めたら早い。25日に録音。そのＣＤは既にできている。
そこには黒川紀章氏への三つのオマージュとして
１．黒川紀章ノート
２．建築 そのメタボリズム
３．詩集「アドニスから手紙が来た」によるパラフレーズ
も加えた。全てピアノの即興だ。
国立新美術館での「黒川紀章展」でのエンディングコンサートで、
黒川さんを前にして弾いた即興「黒川紀章」とは異なるが、心をこめて集中して演奏した。
あの時、飛んできてくださったお嬢さんの香子（かこ）さんは、今回のＣＤにどう反応されることでしょう！
「パパを前にした時の演奏のほうがよかった」
と言われるかもしれないけど・・・。
雅叙苑コンサートでリクエストのあった曲
「羊」 馬場さん
「ライムライトより エターナリー」 石井さん
「愛の讃歌」 「CLOSE TO YOU] 2曲共、小学生の美可子ちゃん
「アベマリア」「アメイジンググレース」 石井さん
「真夏の果実」 伊東さん
「お店やさんごっこ」河西さん
「小犬のワルツ」
清水宏樹さんの3曲
「歌劇 恋人たちの誠 よりサルディーノのアリア」
「赤とんぼ」
「水平線」
みなさんとともに歌った曲
「赤とんぼ」
「紅葉」
「里の秋」
コンサート終了後、懇親会。
半年前に引っ越してこられた石井さんが
「こんなコンサートがあるなんて・・・越してきてよかったです」
と言って下さった。
お一人でも心が温まったのなら、それだけで満足！」
http://blog.morimidori.com/?eid=732655より
2007.10.28 Sunday
10月２０日 （土）
夜7時から、このマンションでコンサート。
8階の料理研究家の谷島せい子さんがゲスト。
シークレットゲストは11階のバリトン歌手・清水宏樹さん。
黒川さん作詩、私の作曲による「水平線」では、歌いだしてほどなく、
ぐっと詰まってうたえなくなるというハプニング。
「すみません。知り合いというわけではないのですが、詩を
見ていたら、なにか・・・こう・・・」
いつもは淡々としている若い清水さんの思いがけない様子に驚く。
そして、会場でも鼻をすする音が・・・。
しばらくして歌い直してくださったけれど、まだ些か震えていた。
きっと、自分の思いと重なるものがあったのだと思う。
あたたかなシーンだった。
私も涙を落としつつチェレスタを弾く。
そのとき決めた。
黒川さんに捧げるＣＤをつくろうと。
決めたら早い。25日に録音。そのＣＤは既にできている。
そこには黒川紀章氏への三つのオマージュとして
１．黒川紀章ノート
２．建築 そのメタボリズム
３．詩集「アドニスから手紙が来た」によるパラフレーズ
も加えた。全てピアノの即興だ。
国立新美術館での「黒川紀章展」でのエンディングコンサートで、
黒川さんを前にして弾いた即興「黒川紀章」とは異なるが、心をこめて集中して演奏した。
あの時、飛んできてくださったお嬢さんの香子（かこ）さんは、今回のＣＤにどう反応されることでしょう！
「パパを前にした時の演奏のほうがよかった」
と言われるかもしれないけど・・・。
雅叙苑コンサートでリクエストのあった曲
「羊」 馬場さん
「ライムライトより エターナリー」 石井さん
「愛の讃歌」 「CLOSE TO YOU] 2曲共、小学生の美可子ちゃん
「アベマリア」「アメイジンググレース」 石井さん
「真夏の果実」 伊東さん
「お店やさんごっこ」河西さん
「小犬のワルツ」
清水宏樹さんの3曲
「歌劇 恋人たちの誠 よりサルディーノのアリア」
「赤とんぼ」
「水平線」
みなさんとともに歌った曲
「赤とんぼ」
「紅葉」
「里の秋」
コンサート終了後、懇親会。
半年前に引っ越してこられた石井さんが
「こんなコンサートがあるなんて・・・越してきてよかったです」
と言って下さった。
お一人でも心が温まったのなら、それだけで満足！」
http://blog.morimidori.com/?eid=732655より
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