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SONGSコミュの第370回(2/13) BUMP OF CHICKEN

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(映像:2015年紅白歌合戦)
   去年紅白歌合戦に初出場したロックバンドBUMP OF CHICKEN。通称バンプ。
   ほとんどテレビに出てこなかった彼らにとって紅白は大きな挑戦でした。
それはもう緊張しました。
井ノ原さんと喋ったっていう。あれが緊張のピークでした。
会場中から、情けないんでしょうね。僕らが。「頑張れ〜」「バンプ頑張れ〜」って。
近所のおばさんとかも応援しているらしいということも伝わってありがたかったです。

   自分たちのペースでじっくりと音楽を届けてきた彼ら。
   結成20周年を迎えた今「紅白」をはじめこれまでにないほど精力的に活動しています。
   2年ぶりにアルバムを発表。春からは初めてのスタジアムツアーで全国を回ります。
曲を伝えたいという思いは昔からあって、それが年々強まっていって、まだ出会ってない人
たちにも出会いたいという欲もあります。
  「SONGS」BUMP OF CHICKEN。新たな扉に手をかける4人の「今」に迫ります。
   まずはバンプの今を象徴するロックナンバー 。

るんるんHello,world

   メンバーが2年ぶりのアルバムをレコーディングしたスタジオ。
   テレビカメラが入るのは初めての事です。

 取材者>ここはチャマさんどういう場所ですか?
ここが僕らがいつもレコーディングしているスタジオになります。一番レコーディングで
時間がかかるのが音選びです。藤原君のギターと増川君のギターは今日は少なめですけど、
いつもだったらこの倍以上です。これをひたすら弾いていきますよね。この中にない楽器
なんじゃないかみたいな話になると藤原君はそのまま楽器屋さんへ行きますね。
楽器屋さんで弾きながら音を探して「あったど〜」って言ってそれをレコーディングに使う
とか。
ちなみにこれは直井君が誕生日にくれたギターです。今回のアルバムの中でも何度か使わせ
ていただきました。とても良い音です。U2のThe Edgeと一緒のギター。

   4人で話し合い楽器や音色を決めるレコーディング。
   メンバーがずっと大切にしてきた事があります。
歌がまずありまして、歌を真ん中にしてこの歌をもっとより良く効果的に響かせるにはどう
したら良いかなという工夫の結果が我々のアレンジになっているのかなと思うんですけど。
それで音色選びとかフレーズ作りとか色々と「あーでもない」「こーでもない」とやったり
する。

   「ボーカル藤原が作る歌をもっと響かせたい。」それだけを追い求め徹底的にこだ
   わってレコーディヌ靴行っています。
   代表曲「車輪の歌」も歌を大切にしたアレンジが光る一曲。意外なきっかけで生まれ
   た歌です。
ある日僕は「レム」という曲を書いて一言で言うと暗い曲です。じめじめした感じの曲何で
すけど、そういうのを書いていて書き上げて、朝から今日は暗い曲とずっと向き合ってやっ
てたから、何だか疲れたなって、うーんってこんな感じで暗かったんで、ジャンジャカジャン
ジャカ弾いてみたんですよ。「あー気持ちいいな」って。それで鼻歌歌っていたら、
「これメロディーいいな」って合わせて歌っていたら言葉もスラスラ出てきて「あ!」って
なって書いていって、それで書けたのが「車輪の歌」だったんですね。

   今夜はライブバージョンでアレンジでお届けします。

るんるん車輪の歌

   「車輪の歌」から1年後に発表された「super nova」
   歌詞が人気のバンプが歌う歌詞のないサビ。ファンの間でも発表当時は賛否両論が
   ありました。
昔から僕はほんと「ラララ」とか一番好きで音階だけのものが一番何か気持ちを表現してい
るなって思ってしまう時が多々ありまして、自分が曲作っている時に。ラララとか言葉じゃ
ないじゃないですか、でもなんか表現しているじゃないですか。感情何らかの感情をね。
だから自分でも悔しいなと思う時がありますね。言葉をはめようとしても「はまんねぇや」
みたいな。
  はじかれちゃうんでしょうね。きっと。
そしたらそれでいいかなって。

   歌を響かせるためにあえて言葉をのせなかった「ラララ」のサビ。
   今では客席中が大合唱。メンバとファンをつなぐ大切な一曲になりました。

るんるんsuper nova

   新曲「Butterfly」今回取り入れたのは最新のエレクトリックサウンドです。
   しかし最初からこのアレンジを目指していたわけではありませんでした。
   歌を響かせるために次々と音楽的な試みを続けるバンプ。
   この春にはバンドのとって初めてのスタジアムツアー。紅白に続く新たな挑戦です。

曲を伝えたいっていう思いはあって、それが年々強まっていって僕たちが今までやってきた
ことはもちろん、新たな扉を開けていかなくてはいけない。その新しい扉を開ける時には
勇気いりますよね。
昔よりだから濃ゆくなってますよね。怖いなと思うことに対しても。勇気出さなきゃと思う
ことに対しても。

   「全ては歌のために」20年間ずっと変わらないその思いをだけを胸に4人は新たな
   扉に手を掛けます。
   未来へ羽ばたくバンプの最新曲です。

るんるんButterfly

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