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お寺の組物(斗供)コミュの斗供の写真集

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斗供は一見どれも同じ構造のように見えますが、実際には、支輪・小天井・尾垂木があったりなかったり。また様式によって、微妙な違いがあります。
といわけで、いろいろな斗供の写真があれば違いが分かるかと思うので、写真を掲載するトピックを作ります。

コメント(16)

成田山新勝寺の光明堂です。

三手先の組物で、尾垂木が二本あります。
全ての三つの斗を並べながら手先を進めています。
二手先の斗の上の通し肘木と丸桁の間には、
彫刻が施された板支輪があります。
板支輪の後の二つの通し肘木の間は天井板が張られています。
さらにその後にある通し肘木にも天井板が張られています。
通常、構造的には、柱の直上の斗供しか意味はあまり無いんですが、豪華に見せるために柱のある部分以外のところにも所狭しと斗供が組まれています。
写真トピはつくろうと思いながら放置してましたのでありがとうございます☆
斗きょうの構造解説、複雑すぎて興奮します!やっぱり豪華にみせるだけに斗きょうを使ってたりするんですね。
斗供は豪華に見せることもそうですが、他にも意味があります。
日本の建築は壁に雨がかかりにくいように、軒がかなり出ていますが、軒の距離を出すにはかなりたいへんなことで、斗供を使ってうまくこなしています。
また、斗供は複雑なゆれをしますので、地震が起きたとき、屋根のゆれを吸収する免震効果もあるすぐれものです。
出三つ斗


一番簡単な斗供で、桁が柱上になるもので、例えて言えば、『ゼロ手先』でしょう。

組み上げる順番は、

大斗(だいと)

→ 枠肘木(わくひじき)

→ 巻斗(まきと)[中央部は、方斗(ほうと)]

→ 実肘木(さねひじき)

→ 桁

となります。

大斗の上に、部材の半分を欠きこんだ枠肘木を直交させてから乗せます。
次に、巻斗・方斗が乗る部分に『だぼ』と呼ばれる角栓を入れ、巻斗・方斗を乗せます。
さらに、部材の半分を欠きこんだ実肘木を直交させてから乗せて、だぼを入れて桁を乗せて終わりです。
多宝塔の斗供

写真の多宝塔:鑁阿寺(ばんなじ) 栃木県足利市


多宝塔は中心は円形の塔になっています。
屋根は下層も上層も正方形です。

屋根を支える斗供は円形を土台にしながら
上で正方形をつくっていかなければなりませんので、
多宝塔は特殊な形状の斗供になります。
斗供には免震効果もあるんですか!五重塔の心柱みたいですね。地震の多い国だけに日本の木造建築構造やっぱすごいですね。弱いところをカバーしつつ美に転換かっこいいです。
多宝塔は地元の寺、勝尾寺にもあるので見るたびに装飾美に興奮してました!
角度によっては彫刻みたいですね!躍動感を感じます!
詰組(つめぐみ)

写真は、京都東山区の泉涌寺仏殿


鎌倉時代に中国から禅宗の仏教を日本に伝えたときに、
その時代の中国の建築様式(禅宗様)も、大工も連れてきて日本に伝えたとされています。
この様式は、それまでの日本の様式(和様)に影響を与えて、だんだん混ざっていきました。

禅宗様の斗供は、詰組という、組物を柱上だけでなく、入れられるところに窮屈に詰め込んだのが特徴です。
天橋立に遊びに行った時に撮った写真です☆
知恩寺というお寺で天橋立の隣にあります(๑→ܫ←๑)

多宝塔ってものすごく組み手が多くて大変そうだな〜っていつも見てます(笑)

一度でいいから多宝塔に携わる仕事がしたい。。。

そうとう充実した大工生活が送れそう(*´艸`)
銀座の歌舞伎座。

久しぶりの更新です。
デジカメを手に入れたのでこれからはストイックに、地味に、更新していこうと思います。
京都の醍醐寺五重塔です。
平安時代中期(952年)の建物で、とくに隅の斗組を奈良時代の組み方よりも複雑化させて改良し耐久性を良くしようとしています。
また、斗組の技術は鎌倉時代にはほぼ成熟しますが、それ以前の平安時代の斗組はいろいろ変化に富んでいてとてもおもしろみがあります。

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