尺貫法を使う人なら
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尺貫法(しゃっかんほう)は、長さ・面積などの単位系の一つ。東アジアで広く使用されている。尺貫法という名称は、長さの単位に尺、重さの単位に貫を基本の単位とすることによる。ただし、「貫」は日本独自の単位であり、従って尺貫法という名称も日本のみのものである。尺貫法と言った場合、狭義には日本固有の単位系のみを指す。尺貫法に対し、中国固有の単位系は貫ではなく斤であるので尺斤法という。本項では、広義の尺貫法として、中国を発祥として東アジア一円で使われている(いた)単位系について説明する。
尺貫法は中国が起源である。西洋の単位(ヤード・ポンド法)と同様、当初は体の一部の長さや、穀物の重さなどが単位として使われていたが、次第に明確な定義が定められるようになった。歴代の王朝が法令によって度量衡を定めたが、特に長さの単位は時代とともに長くなり、周代以降はほぼ一定した。中国のほか、中国の影響を受けた東アジア一円(朝鮮、日本など)で、その文化とともに取り入れられた。その後各地で独自の進化を遂げているが、値は中国の周代のものからそれほど変化しておらず、元の値をほぼ保存している。
現在は、尺貫法を使用していた国は全てメートル法に移行しており、尺貫法を公式の単位としている国は存在しない。ただし、中国、韓国では民間レベルでは尺貫法の単位が使われ続けており、日本ではメートル法の単位を使用しているが、日本の住環境に適した尺度として、日本家屋の設計基準としては、尺を基準として使われることが一般的である。 (設計時の寸法基準はあくまで国際単位であるmである) このことについて、ヤード基準に固執してる一部国の建材輸出業者が、日本国内の事情を無視してメータースケールの規格にこだわることで、森林資源の有効利用が逆に阻害されるという矛盾もおきている。
(書きかけ)
例外的に真珠(パール)の取引単位は直径はセンチメートル、ネックレス等の長さはインチとされ、重量はグラム表記したことで混乱を招いた歴史があることから世界的に「匁(もんめ、momme)」が国際単位として使われている。建築や不動産関係では土地や床面積の面積として畳二帖の面積に相当する「坪」が非公式ながら常用されている。不動産取引自体に直接「坪」という単位は使えないため、例えば住宅の建設費では坪当たり単価を示す場合には「坪あたり○万円」を使わず「3.3平方メートルあたり○万円」の形で表記される。