新・救命士を目指してコミュの第２５回（神経の解剖と生理／病理）

１　皮質核路（皮質延髄路）の下位運動ニューロンは脳神経である。

２　脳を栄養している血管は外頸動脈と内頸動脈である。

３　眼動脈は内頸動脈から分枝する。

４　脳幹部を還流するのは椎骨・脳底動脈の枝である。

５　髄液の産生部位はクモ膜顆粒である。

６　吸収された髄液は静脈に入る。

７　水頭症の原因の多くは髄液の吸収障害である。

８　中脳水道とは側脳室と第３脳室の間の細い場所である。

９　椎骨・脳底動脈系と内頸動脈系は後交通動脈によって交通されている。

１０　頭蓋内容積と頭蓋内圧とは比例関係にある。

１１　脳に障害が加わると自動調節能は容易に破綻する。

１２　能灌流圧は平均血圧から頭蓋内圧を引いたものであらわされる。

１３　細胞障害性脳浮腫とは血液脳関門の破綻により生ずる浮腫である。

１４　脳梗塞の急性期にみられるのは主に細胞障害性脳浮腫である。

１５　水頭症の原因で最も多いのは，髄液の通過障害（交通障害）によるものである。

１６　動脈の狭窄のみでは梗塞はおこさない。

１７　梗塞の成立には，閉塞された血管が終動脈である必要がある。

１８　炎症では毛細血管透過性の亢進により浮腫が生じる。

１９　浮腫とは，細胞間質の水分が減少した状態である。

２０　右心不全では，毛細血管内圧が上昇して浮腫が生じる。

２１　栄養不良では，毛細血管透過性が亢進し浮腫が生じる。

２２　肝不全ではアルブミンの産生低下で低アルブミン血症になる。

２３　ネフローゼ症候群では蛋白尿がみられる。

２４　変性とは比較的軽い障害が細胞に加わったときにみられる退行性変化である。

２５　ギブス固定後の筋肉の萎縮は圧迫萎縮である。

２６　壊死組織は好中球やマクロファージにより貪食される。

２７　アポトーシスは壊死に比べ炎症が著明である。

２８　皮膚，粘膜，肝臓は再生力が高い。

２９　悪性の非上皮性の腫瘍を肉腫という。

３０　良性腫瘍は浸潤性に発育する。