分かりやすく政治・経済を知ろうコミュのマイケル・ムーア制作「シッコ」を観ましたか？日本は皆保険制度でなかったか？

　全国で国民健康保険料が大幅にアップし、小泉政権時代に成立した後期高齢者制度も始まり高齢者を中心に混乱が広がっている。原因は税制改革による所得税・住民税の増大。国は、さらに、国保財政立て直しのために、保険料の滞納世帯を厳しく見直し、収納率を上げる様々な手立てを講じている。その結果、保険料が払えず保険証を返還させられる人も相次ぎ、病気になっても医者にかかれない人も増えている。

　マイケル・ムーア制作「シッコ」では全国民の４分の３を占める民間の保険に加入者も治療を受けられない現状を実例であげていく。またイギリス、フランス、カナダ、キューバと皆保険制度を持つ国々が全て無料で十分な医療が受けられる現状も紹介する。

　果たして日本は皆保険制度の国ではなかったのか？いつから高額な保険料が必要な国になったのか？他の先進国ができる制度が日本では実現できず、「破綻だ、払えない者は死ね」という国になったのか！アメリカの民間保険制度と構造が全く一緒ではないか！

　以下はシッコ中でイギリスの政治家が述べる重要な証言。
「借金だらけの者は希望を失い、選挙にも行かない。体制側は投票をと言うがもし貧しい者が選挙に行って彼らの代弁者に投票したらまさに民主主義の革命が起こるだろう。体制側はそうさせないために、希望を奪う。
　国民を支配する方法は２つある。まず恐怖を与え、次に気力を失わせる。教育があり健康で自信がある国民は統治しづらい。そう考える人間もいる。国民には教育も、健康も、自信も与えるな。与えると手に負えなくなる。（省略）…一番安全なのは命令に従って、最善を祈ることだと思ってるんだよ。」

日本の教育、雇用、食料供給に続いて、医療までもが崩壊の危機と叫ぶ政治家の、本当の腹の中は自分達の統治しやすい国民作りではないのか！自民党をぶっ潰せ！！！
「立てよ！国民！！」