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コントーション (Contortion)コミュの子供の練習スタート時期と注意点

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子どものスポーツの指導論の根底にあるのが「スキャモンの成長発達曲線」です。
スキャモンは体組織の成長のパターンを
【一般型】【神経系型】【生殖器型】【リンパ系型】
の4つの型に分類し発育をグラフ化しました。
図がそれらをそれぞれ成人期を100%とした場合の成長度合をグラフにしたものです。

大人が習いごとを始める場合は、まず「興味」と「やりたい」気持ちからはいりますよね
しかし、子供の場合は親が決める場合が多く
「教室」の中身など知らない状態で入り「興味」と「やりたい」とっいた気持はその中で体験してから徐々についてくるといった形になってしまいます。
習い始めてみたけれど、飽きてしまった、面白くないいった理由で面白さにたどり着くまでに辞めてしまうこともあるでしょう。
幼いとどうしても、その先にあるものが想像できないこともありそこに夢をもって頑張ることが出来ないのです。
そういった場合は、小さい子供が退屈しないように親と先生がうまく誘導して乗り切るしか方法がなくなってしまいます。
「スキャモンの発育曲線」を引用して考えるなら
これらのことは上のグラフにある【神経系型】の発達がまだ遅れている場合に起こりやすいと考えられます。
もっと細かく考えるなら、男子と女子では発育のパターンが違い精神面の発達時期は女性の方が男性より早いと考えられます。

その違いはうちのスタジオでのコントーションクラスでもはっきりと現れ3歳児を例にとってみると女子の方が男子に比べ精神的な持続力が長いです。

もう一度グラフに戻って説明すると

【一般型】…全身の外形計測値(頭径を除く)、呼吸器、消化器
腎臓、心臓、大動脈、脾臓、筋全体、骨全体、血液量。
例えば、身長は乳幼児期まで急速に発達しますが、その後は次第に緩やかになり
二次性徴(男児:陰毛、精通、声変わりなど、女児:陰毛、月経、乳房腫大など)
が出現し始める思春期に再び急激に発達(思春期の成長スパート)ます。
思春期は男児より女児が1年程度早く始まるため、小学校高学年の一時期は女児の平均身長が男児を上回ります。

【神経系型】…脳、脊髄、視覚器、頭径
発達は脳の重量あるいは頭囲で代表されますが、知的な発達だけではなく運動機能の発達にも密接に関連するものです。人間の機能の司令塔的存在である神経系はからだの中でもいち早く発達する部分です。
出生後すぐ急激に発育をはじめ、5歳ぐらいまでには成人の80%程度にも重量を増します。この頃の子どもたちは、脳の働きが活発でどんなことでもすぐに吸収してしまいます。眠っているとき以外は常に働きを続けあらゆるものをデーターとして脳にインプットしていきます。
人間はイメージ(頭で考えたこと)と身体によって学んだものを同時に記憶するのに優れ、一度記憶にインプットしたものはなかなか忘れないようにできています。
たとえば一度自転車に乗れた人がしばらく自転車に乗らずとも10年後にも乗れるのもこのことからです。この働きがもっとも優れている時期は9〜12歳だといわれています。ですから、この時期の子どもの年代は『ゴールデンエイジ』とよばれ、何をやってもすぐできてしまう年代だといわれています。
しかし、これらは子どもにより個人差があり12歳時ぐらいでは±2歳の差異があるらしいです。

【生殖器型】…睾丸、卵巣、副睾丸、子宮、前立腺、etc
生殖器型には男児の陰茎・睾丸、女児の卵巣・子宮が含まれます。学童期前半まではわずかに成長するだけですが、思春期になると急激に発達します。
生殖器系の急激な発達を伴う思春期は身体の成長スパートや二次性徴を演出し、非常に短期間に子どもの身体から大人の身体への変身を遂げる時期です。

【リンパ系型】…胸腺、リンパ節、etc
これらは人体の免疫機能に関連する組織で、10代前半で200%近くに達しそこから成人レベルまで下がっていきます。

この図から、子どもが成長していく時点では器官や機能で発達のピークが違うことが分かります。それぞれの年齢に合った動きをすることが大切です。


ことコントーションにおいては

最も成長に優れる『ゴールデンエイジ』と呼ばれる時期まで
待つわけにはいかず、身体の基礎を作る(まだ身体の筋が柔らかいとされる)幼いうちからスタートするのが最も効果的で精神的にも苦痛を伴うことなく効率よく技術を身につけられるとされ、ロシアのサーカスや中国の雑技団などでは3歳ぐらいから練習をスタートします。
そして、柔軟のトレーニングを生活の習慣に取り入れることにより、精神的なストレスを持たずに柔軟な身体を維持します。
しかし、サーカスでのコントーションに欠かせない逆立ちに関してはスタート時期が早いことで身体の発達が未熟で自分の身体を支えるだけの肉体を腕につけるのに苦労します。また必要以上のトレーニングは身体の成長を妨げる障害となるため細心の注意が必要となります。時間をかけて少しずつ負荷を与えると共にバランス維持力を伸ばしてあげてください。
この時期に脱臼癖がついたりするケースもあるので気をつけてください。

幼児期の視覚・聴覚・触覚・言語など、人間の重要な機能は全て連動しておりひとつを持ち上げると他も一緒に上がります。
運動能力を高めることは、関係なさそうな言語能力をも発達させることになるのです。
そして子どもが幼ければ幼いだけ、運動能力の発達はその子どもの成長に重要な意味を持ちます。

また逆に50歳を越えてからスタートするケースも決して無理なことではありません。
精神的にも成熟した状態でトレーニングに挑むことができ、なによりも自分の興味をプラスイメージに変えて取り組めるはずです。
肉体的な成長は若い頃の伸びに比べると低下してはいますが、止まってしまっているわけではないので、日々のトレーニングにも時間をかけ、それを長く続けることによって目標とするテクニックを手に入れることは可能です。
ただし、回復力が低下していることから無理はしないように心がけて下さい。
無理なトレーニングは、ヘルニアや筋の腫れを引き起こす原因となります。


筆者 Dio Kobayashi

参考文献

Dimock,H.S.(1935)A research in adolescent.I.Pubescence and physical growth.Child Develpm
Scammon,R.E.(1930) The measurement of the body in childhood.In harris,J.A.,Jackson,C.M.,Paterson,D.G.,Scammon,R.E.The measuremnt of man.Univercity of Mi- nesota Press.
Shuttleworth,F.K.(1937)Sexual maturation and the physical growth of girls age six to nineteen.Monogr.Soc.Child Develpm

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