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日記ロワイアルコミュの年下男と後腐れなくお付き合い

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というコミュで、みんなで遊んだ交換小説です。

手前味噌ですが、すっごい大好きな作品です。
作品て。

順番は、カペチーノ→ヨシダテルミー→びば→けぽい→ボンゴ虫→パラ 以上です。

文字数オーバーで、全部のせられなかったので、ギリギリいけるところまでのせます。
続きはどうするか、また今度考えます。
でもこれ、ラストがすっごいいいんだから!のせれないけど!


★カペチーノ

シーズン1   

●メンズエステ「超男子」の女社長、銀子(37)の場合


「あ?もしもし代表?わたし。銀子。
いつもの子、よろしくね。銀座で待ってるわ。」

日々あくせく働く、
仕事第一の銀子が唯一自分の為に大切にしている時間。

土曜日のPM5:00〜。

これから、彼がやってくる。

彼とは、「オフィス マス☆カット」に所属するレンタルboy。
21歳、平岡裕太。

本人は21歳って言ってるけど、多分10代。
頑張って背伸びしてるみたいだから、
本人には言わないけど、私にはわかる。


クロスのペンダントが・・・・・・


異常にダサい。


裕太とは割り切った付き合い。

マス☆カットで人気NO.1の裕太の予約は、
3年先までいっぱいらしい。

私は、2億払って土曜の5:00〜(無期限)を買った。

2億はさすがにちょっと痛いけど、
これで、裕太と後腐れない関係を維持できる。


裕太は必ず、5分前に待ち合わせ場所にやってくる。

私もそれに合わせて、到着する。


裕太と目が合う。

軽く手あげ、笑顔で近づいてくる。


私の前で立ち止まると、彼は、決まってこう言う。

「こんにちは、銀子さん。いい匂い。」

私は、彼にこのセリフを言わせる為に、
3ヶ月かけて香水を作った。

【先住民】 50ml 20000円

メンズだけど、アグレッシブな香りで、異性をひきつける。

「本当にこの香りがすきなのね。」

バッグから煙草ケースを手にとると、
すかさず裕太がポケットからライターをだす。

「だから、それやめてってばっ。」

「あ、そうだった。…ごめんね。
俺、銀子さんの前だと、緊張しちゃって・・・。」

かわいい事言ってくれるじゃない。

「いい?普通の年下男は、年上の彼女の煙草に火をつけたりしないの。
私は、あなたをお金でレンタルしているかもしれない。
でも、あくまでナチュラルな関係でいたいの。」

ちょっと、言い過ぎたかしら。

「あ、見て銀子さん!!あのショーウィンドー!
あのデニムのベスト!色が薄くて超おしゃれ!!」


全然聞いてない・・・か。

でも、これこそナチュラル。

そしてここが、裕太のかわいいところ。

今日も私は、これに騙されて、ダサいベストを買い、
早速そのベストを着た裕太とディナーへ。

「銀子さん、俺、今日はここの店がいいな。」

裕太が指差したその店は・・・


★ヨシダテルミー

…?
マクドナルド?…


「え?…ここ…なの?」

「うん!」


頷く裕太の顔には一点の曇りもない。

マクドナルドなんて何年、何十年ぶりだろう。
夜でも営業してるのね(笑)



「マクドナルドのこと、略してドーザックって言うんだよ!
俺が考えたんだ!オーザックみたいでかっこいいでしょ!」

そう言うと裕太は右手でオーザックをザクっと食べるマネをした。


裕太にとって、かっこいい食べ物→オーザックであり、
昔オーザックのCMをしていた堂本光一を神だと言ってるのだ。

「かっこいいかも知れないけど、マクドナルドのドしか入ってないじゃない」と私が言うと、
裕太は「へへ」っと笑って、今度は左手でオーザックをザクっと食べるマネをしてみせた。


「今日はドーザックで銀子さんにご馳走させてよ!
たまにはいいでしょ?ね?ね?」


この子の、こういうとこが好きなのかもしれない。


「あとね、これ…銀子さんにプレゼント」


淡いピンクのかかった小さな箱を裕太が私に手渡す。

「え?今日なんかの記念日だったっけ?」

「違うよ!銀子さんに似合いそうだなと思って買っちゃっただけだよ。
俺、いつも買ってもらうばかりだし」


胸がいっぱいになる。
裕太はいつも私を満たしてくれる。


ゆっくり包みを開ける。
幸せで満ち足りた気分をよく味わいながら。





出てきたのはアザラシのネックレスだった。

アザラシて。
ほにゅうるいて。


一代で今の会社を築き上げ、鬼の銀子と恐れられた時代もあったわ。
男どもと肩を並べ、必死に働いてきて、やっと今の地位と名誉を築き上げた。
男を金で買える今のようになるまで、がむしゃらに前だけを見てきた。
今日だってプラダのスーツで全身きめている。

37歳にして、まさか哺乳類を首からぶら下げることになるとは…


私はお礼を言うのも忘れて、黙ってネックレスを首にぶらさげた。


★びば

「…似合う??」祐太の目を見てゆっくり微笑んで見せた。
「銀子さん、やっぱり素敵だなぁ!選んで良かった。」
祐太にそう言われると、悪くない気がしてくる。…まっ、アザラシも人間も、同じ哺乳類の仲間だものね。同じ哺乳類同士仲良くしましょ。あんたは今日から家のこよ。宜しく♪うふふ、こんな姿会社の人間には見せらんないわね。苦笑いをしてマクドナルドに入った。
「銀子さん、何にします?今日はホントに、俺に任せて下さいね!!」…祐太ったら…そんなにキラキラした瞳(め)で言われたら、実は私、安いお肉を食べたら鼻から何かが出て来て、一週間は止まらない☆アレルギーだなんて言えないじゃない!ん〜…困ったわね。あっ♪じゃあ、あのセットを頂くわ♪

★けぽい

「ハッピーセット 10000個♪」


私はそうオーダーすると軽くおでこを彼の方に突きだし待っていた…

待っていたのだ。

そう…


私の華麗なるボケに対する彼のツッコミを。

昼はボケにツッコんで夜は私の闇夜に舞う蝶に彼の黒くて太いカブトムシがツッコんで…


ぐふふふふ。


これこそが私の想い描いていた未来予想図…

さあ 裕太! 私にツッコんでごらんなさい!

もう私の頭の中は様々なパターンのツッコミでいっぱいだわ…。

例えばこんな…

「牛、何頭分のハッピーだよ!」ってツッコんでくるのかしら?

それとも…

「食事つーより仕入れかよ!」ってツッコミなのかしら!

あぁ… 裕太…
私の可愛いい裕太… 早く…

あたなの熱いツッコミを私にちょうだい!


そして彼は私のおでこを無視するように こう言ったの。



「銀子さん よっぽど お腹が空いてたんだね。じゃあ 僕も同じもの」



えっえっ?うそ〜ん…


ぎえええぇぇぇー!

本当に頼んじゃたよっ!


しかも店員 かしこまりましただってよ!

あなたとわたし ふたり合わせて2万個分のハッピーよ!
そんな天文学的なハッピーセットに囲まれた私達は世界一の幸せものよ!



ってバカ。


でも そんな私の華麗なるボケにも気付かない あなたの素直なトコ嫌いじゃないわ…

ここは ひとつ私が大人にならなきゃ…

「ごめんなさい… さっきのはボケのつもりだったの…」


そして裕太はこう言ったゎ…


★ボンゴ虫

「・・・・・ちっ。」


!!!??!!!??
え?今舌うちした?あの可愛い裕太が舌打ち?
この私に舌打ちなんて。
2億円まではたいて買ったレンタル男に舌打ちなんて。


「あ、あんた!!わたしに・・」
その言葉にかぶるように裕太は言った。
「えっへへ。僕もボケでみました。ビックリしたぁ?ポックリきたぁ?」


ベストのポッケに両手を突っ込み、やったね!っという満面の笑顔の裕太。
良く見ると、ベストのポッケから親指が突き抜けていた。
色も薄いが、生地も薄い。


冗談を言う裕太は初めてで、そんなもろいベストも初めてで、私はあっけにとられ言葉もでない。


裕太はすかさず、スナップキッズ(使い捨てカメラ24枚撮り)でパシャリ☆
「銀子さんのビックリポックリ顔ゲット☆」

「も・・もう。裕太ったら。悪い子ね。」

とりあえずメガマック?とメガテリヤキ?のセットを購入し席に着き、たわいもない雑談をした。


でも、私はその話はうわの空で、さっきの裕太の言動が気になっていた。
裕太が冗談を言うなんて、初めてだわ。
前は昼も夜もカッチカチでなかなか仕事感がぬけてなかったのに。
もしかしたら、仕事の垣根を越えて、私のこと本気になりかけているのかしら?
うっふふ。

はっ!!
い、いけないわ。後腐れなきゃ!後腐れでなきゃ!!めっっ!!銀子!!


「・・・さん?銀子さん?どうしたの??」


★パラ

はうっ!!


夢中になりすぎて、ついいつもの考え事する時の癖でワキの匂いを嗅いでしまったわ。

鼻をダイレクトでワキにこすり付けてしまったわ。


やだっ

こんなところ裕太に見られたら嫌われちゃう。せめて指につけてワンクッションを挟んで嗅ぐぐらいにしておけば良かった!!

ついでにチェックしておこうかしら。

うんうんフローラル!



そんなことより裕太に嫌われちゃう!


「銀子さん・・・もしかして・・・」



あん!やっぱり・・・そんなの嫌・・


「さっきドアが閉まった音にびっくりしてオナラが出ちゃったんだけど、顔伏せたってことはやっぱり臭かった?」



あれ?バレてないのかしら?良かった!


「う、うん大丈夫よ!でもレディの前でオナラなんて駄目じゃない!!いけない子ね!」

逆ギレなら銀子の十八番中の十八番よ。

でも耳と括約筋が連動してるなんて可愛らしい!少年みたい!


「あーん。ごめんなさい銀子さん嫌いにならないで〜お詫びに僕のポテトのおいしいカチカチの方あげるから〜」


「な、ならいいわよ!次から気をつけなさいね!」



裕太の口から僕のカチカチなんて・・・みだらな想像しちゃうじゃない。

駄目よ銀子!それは後での お た の し み ♪




「ごちそうさま。ご馳走してくれてありがとね!次はあそこのバーに行きましょうか!今度は私がご馳走するわね!」


通りに出て歩き出す裕太と私。

信号を過ぎた辺りで見知らぬ声が私を呼ぶ。


「あれ??あなた銀子?」


★カペチーノ

振り返った瞬間、思わず上半身が引いた…。


「あ…あい…こ?」

絶対に会いたくなかった顔。



思わずペンダントを隠した。


「あー!やっぱり銀子!だいぶ雰囲気変わったけど、
前みごろのつっぱり感でわかったわー。
変わらないわねー!前身ごろ。
なんで、つっぱってんの、前身ごろ。」

「あ・・・う・・うん・・・。前中心にダーツをよせてるかr・・・」

「ねっねっ、銀子銀子!!
あんた顔、だいぶいじくったでしょーーー!!やーーーだーーーー!!!
べつじーーーーーんだしーー!! 笑」



!!!!!!!


思わず、裕太の顔を見てしまった。


裕太は・・・、


裕太は、何も言わず、少し困ったような顔をしながら、微笑んでくれた。

なんだか不思議とほっとして、

整形した顔全体を人差し指でぐるっとなぞりながら、

私も同じように笑って返した。



裕太・・・。


裕太の笑顔は魔法だよ・・・。



私達の様子に気付いた、愛子のテンションが上がる。


「何、銀子!まさか彼氏??」

「え・・・、その・・・」

「まさかねーwww なーんて事はないわよねー!弟さんか何かでしょ?」


どうしよう…なんて答えたら…。


その時、突然、裕太が私と愛子の間に入ってきた。






「彼女だよ。銀子さんは、僕の、彼女ですが。   何か問題?」



「ちょ・・・ゆう・・・」


自分の顔が真っ赤になるのがわかった。


裕太…。


裕太の後姿・・・。



ダサいベストが、まぶしく見えた。


どうしたってダサイけど・・・格好いいよ。


裕太のそのセリフを聞いた愛子は、

つまらなそうに、その場を去った。




やだっ・・・どうしよう・・・。


自分でもなんだかわからないけど、

さっきの裕太のセリフを聞いてから、

   どうしよう

という言葉だけが、頭の中を駆け巡る。


いけない、ここで年上女の余裕を見せなきゃ。

「あのさ、さっき・・・愛子に・・・何であんな風に言ったの?」

バーへ向かい、少し先に歩いていた裕太が振り返って笑った。



「だって銀子さん、すごく困ってたでしょ?それに・・・」


それに・・・??

それに・・・何??


★ヨシダテルミー

「ザックオザラシが悲しがってるように見えたんだ」

そう言うと裕太は右手で、ペンダントを隠している私の手を優しくほどくと、
上目遣いで私を見ながら、左手でそのままアザラシのモチーフをクリクリ触ってみせた。


ザックオザラシ?・・・・

ああ・・・笑


今度は私が、「これね」と言ってザクっとオーザックを食べるマネをすると、
裕太は嬉しそうに笑って、「オーザック♪アザラシ♪」と無邪気に抱きついてきた。



この子は私に笑顔と安らぎをくれる。

眩しいほどダサいベストも、頭に巻いたバンダナさえも愛おしく思える。


過去に囚われていた自分が急に滑稽に思えてきた。



「銀子さん…そろそろいこっか。いつもの場所に」

「俺、もうガマンできないよ」


急に裕太が真面目になり、私の手を引いて、歩きだした。


ああぁ 男の目だわ・・・

素敵・・・


ふと裕太の頭のバンダナに書かれた文字に目がいく。


ーKOUITI ★DOUMOTOー


ねーよ!笑

次は絶対新しいバンダナを買ってあげよう。
てゆーかバンダナもねーよ!笑


そんな私の気持ちを知るわけもなく、
裕太は私の手を引いたままズンズン歩き続け、
高々と手を上げ、いい意味でダサい感じにパチンと指を鳴らし、タクシーを止めた。


「さあ乗って銀子さん」


「ん?どこに行くの?」
知っててわざとに聞く私。


「そんなの決まってるじゃないかー…


★びば

「僕が銀子さんとしたい事が、なんでもできちゃうとこ♪…今夜は寝かさないよ…。楽しみだなぁ…。」


…なっ!何よ!
祐太ったら急に大人びいた表情(カオ)で…。


「今日は何しちゃおっかなぁぁ〜★」


イタズラっぽい笑顔から見える「親知らず」が眩しくて…。 顔が高揚していくのが分かる…。



「銀子さん!!…着きましたよ!!銀子さん?」



…「あっ、ここね?」



祐太のエスコートはいつだって、大げさすぎる。


今だって、運転手がドアをあけた後、私の方へ回り込み、手の甲を取ると、いつものようにキッス。


運転手の顔が見れない…。



だけど、今から2人でやることのほうが、もっと恥ずかしいから…。


胸を高鳴らせて、タクシーを降りる。




…そこは、とてつもなく古びた、「カラオケ喫茶」の前だった…。


★けぽい

「銀子さんと素敵な夜を過ごしたくて少し背伸びしちゃった!てへっ☆」

と照れながら歯茎を全開にした笑顔を私に見せた祐太。



「えっ! ここぉぉぉ!」

私は驚きのあまり、思わずお得意のソプラノボイスが飛び出してしまった…。



いいの…いいの・・・

ドコだっていいのよ私…

祐太と同じ時間を過ごせるなら… たとえ民家と間違えるような団塊の世代御用達っぽいカラオケ喫茶でもかまわない…

私はそう心の中で自分に言い聞かせた。



でもよー でもよー

店の名前よー…

カラオケ喫茶「ビック江藤」って!



安易すぎる… パクるにしても安易すぎる…

てか今やビックエコー自体、勢いねーし。


てか コイツ。

どの辺、背伸びしたら私をカラオケ喫茶「ビック江藤」に連れてきちゃうわけぇー!


いけないゎいけないゎいけないわい!


短気は損気!猪木は元気!便器は陶器!


昔の人は上手いコト言ったものね。

ここはひとつ冷静になるのよ銀子。それでこそ年下の女ってもの…


だって私はいつだって冷静だったじゃない…
そんな自分を押し殺して今の地位を築き上げてきたんだもの…

このくらいのハプニングなんて屁のツッパリはいらんですよ!



そんな私の心をタイトなジーンズにネジ込んで私と言う生きてるbodyはこう言ったの…


「へぇー ヴィンテージスタイルのいいお店じゃない。 私 こう言う70年代ティストな雰囲気 結構好きかも」


そして祐太はこう言いながら店のドアを開けた…

★ボンゴ虫

「銀子さん、39歳の誕生日おめでと〜〜!!」


パンッパンッ☆☆


クラッカーが鳴り響く。


ええ〜!!す・すごい!!

そこにはマス☆カットのかわいい年下男たち、
あの有名イケメンファッション雑誌、メンズnonnonモデルたちが大勢いた。


ビックリしすぎて、声もでない。
こんな年下イケメン達が大集合するなんて、それに、何に一番声もでないって、

私、今日誕生日じゃね〜しっ!!
しかも、もし誕生日だとしても38だしっ!!
余計に年とらせるなしっ!!


裕太は、いつもよりも増して歯茎全開な笑顔をしている。

銀子は全開過ぎて歯が落ちてしまうんではないかと思い、
とっさに裕太の顔下に手で受け皿を作る。



「おめでとうございます。ミセス・・・おっと失礼。ミス銀子。」
そういって、色黒マッチョワイルド系のイケメンが、受け皿になった手をとり甲にチュッっとキッスをする。



「あ!!銀子さんにキッス出来るのは僕だけなんだから!!」


裕太がすぐさま割って入った。


「ね、銀子さん。   あれ?銀子さんビックリポックリしすぎちゃった?
 今日のために僕、みんなに土下座してまわって集ってもらったんだ。へへ☆」



どうしよう・・・。
本当に私は今日は誕生日ではない。39でもない。
ここで、こんなにまでしてくれた裕太に、本当の事を言うべきか。
黙って、お礼を言うべきか。大人の対応が問われるわね・・・。
それにしても、土下座って、そこまでしなくては私の誕生日には集ってくれないものかしら?

などと考え事をしていると、



「さっそくだけど、はい。銀子さん、開けてみて。」


「え?だって、さっきネックレスくれたじゃない?2つも?」


「ううん。これは僕も含めみんなから。いいから開けてみて。」


トイザラス。と書かれている包み紙をカザゴソを開ける。

こっ、これはっ!!





・・・【現住民】50ml・・・・





「ゆ、裕太・・・私ね・・・私・・・

★パラ

「この香水・・・・」


言葉を飲み込む


「銀子さんの匂い大好きだから沢山歩きまわって探してきたよ!!これだよね?」



    
【現住民】50ml・・・・2000円・・・




ちげーよ!安しーよ!!



「あ、ありがとね。」


試しに匂いを嗅いでみる・・・


柑橘系というかミカンの匂いしかしない。もろミカン。もろミ。


「ここにいるみんなに500・・200円ずつ貰って買ってきたんだよ!上野で!!」


絶対パチもんだし・・・しかも裕太・・・結構ネコババしてるし・・・


でもいいの!気持ちが1番大切だから!お金で買えるものは大抵手に入れられる。でも私が欲しいものは裕太の気持ちだから。

忙しいのに私の為に集まってくれたみんなにもお礼しなくちゃ。



「みんな!ありがと・・・あれ?みんないない・・・もしかして気を遣って二人きりにしてくれたのかしら?」


「うん?みんなあいのり見るって帰ったよー俺はお母さんにビデオ頼んだけどね♪」


さすが土下座できてくれたって感じね。あいのり以下なんて・・・しかも裕太もちゃっかりしてるし。


「そう。みんなにもありがとうって伝えといてね。じゃあそろそろ出ましょうか。」


「銀子さん・・そろそろ・・ね」


急に顔を赤らめてもじもじし出す裕太。



「うん。」


わかってる。

時計の針も午前0時を廻り、これからは大人の時間。

年下の裕太がどこに行きたいか、何がしたいか、何を求めているのか大人の私には全てお見通し。

でもこれからど何処に行って何をするのかなんて、いくら年上でもレディの口から言うことじゃないわ。


さあ裕太、あなたのしたい事言ってごらんなさい。さぁ言って!



「銀子さん。僕・・・」

★カペチーノ

「僕・・・僕・・・ウエッ・・・ウエッ・・・」

祐太は、突然泣き出して言葉を詰まらせた。

何気なく祐太の下半身に目をやると、

ビンビンだった。

もろビンビン。 

モロビ。


いつもこのギャップにやられてしまう・・・。


「そろそろ、行く?(笑)」


結局我慢出来なくて、私から誘った。


「ウエッ・・・ウエッ・・・」

祐太はまだ、泣いている。

泣きながらも、アソコはビンビン。


なんなの、この性癖は・・・。


「ウエッ・・・銀子さん・・・ウエッ・・・僕、今日
17ー25の契約ですよね?
もう、残り1時間しかないんです・・・ウエッ。

俺・・・、俺・・・、

なんなら、ここで済ませましょうか!!」



「えぇぇぇぇ・・・。
ビック江藤でぇぇぇ・・・・。」



そう言いつつも私の体は、
自然と「立ちバック」の姿勢になっていた。
両手を壁につけ、足を肩幅に開いていた。

相変らずウエウエ言ったままの祐太が近づいてくる。


その時、ふと、祐太からモロミの香りが・・・。


「げ・・・現住民・・・??」


「へへっ☆バレちゃった。
俺、銀子さんと同じ香水つけたくって!買ったんだ!」


祐太・・・!!!


鼻がどうかしてるの!!??



でも、でも私嬉しい!!!!!


「祐太!!さぁ!!来て!!」


江藤のマスターも見てる。

江藤の常連さん達も見てる。

でも、いいじゃない。

男と女、自然の流れじゃない・・・。



窓の外に目をやると、いつの間にか雨が降っていた。

店の前を通る恋人達は、
皆、一つの傘の中でイチャイチャしていた。

雨宿りついでに、江藤に入ってくるカップルもいた。

ちょうど、祐太と同じくらいの年齢の男の子だ。

その隣にいる彼女もまた、同じくらいの年齢。

立ちバック姿の私を不思議そうに見ている。



私・・・一体、何やってんだろう・・・。



なぜだろう・・・涙が、とまらない・・・。




その時、祐太が口を開いた。


「銀子さん・・・、


俺・・・


俺・・・


もうイッっていいですか・・・」

★ヨシダテルミー

ちょwww
挿入どころか、
私まだ、パンティーおろしてもないしwww


祐太だってズボン履いてるしwww


祐太にお尻をプリンと突き出していた自分の体勢が急に恥ずかしくなって、急いで足を閉じ、
祐太の方を振り返った。


「はぁ、はぁ〜・・・ゲン子さん、もうオレ焦げちゃそうだよ〜」


焦げるてww

ゲン子てwwww


祐太は直立不動のまま、あえいでいた。
どういう性癖!?
チョクエク!?(直立不動エクスタシー)


「いいいいいいかな!!??
俺イってもいいかな!!??」

どんどん祐太の息が荒くなっていく。

「い・・・いいとも!!」



江藤のマスターも江藤の常連さん達も
( ゚д゚)ポカーン



チョクエクの祐太が絶叫する。

「ああああ〜〜イク!!イク!!ゲン子さん!!
もうあかん!!かんにん!!かんにんなーーー!!!!」


祐太は白目を向くとブルブルと5、6回震えた。
だからゲン子ってww


祐太はどうやら果てたようだった。


なんで?www



( ゚д゚)ポカーンとしてる私達の前で歯茎丸出しで、泡を吹いていた祐太が我に返った。

コメント(58)

スゴい!!!スゴ過ぎる…!!!

天才なのかおバカなのか…続きに期待して一票!!
オーザック☆

愛すべき馬k・・・鬼才たちに一票☆
堂本光一ファンなんでバンダナがサイコーに笑えました。
なんという性癖…www

徹頭徹尾放置プレイされていたゲン子さんに1票
平岡祐太にも是非読んでもらいたい日記です。
強引に進んでく展開が危うくてウケました。『江藤』は意外と人気店なんですねわーい(嬉しい顔)
たまらないですうれしい顔揺れるハートぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)元気もらえるようなメッチャ好きな日記ですハートハートダッシュ(走り出す様)もっと読みたいです(笑)クローバー


一票ハートぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
涙出るほどワロタwwwwwwwwwwww

もし一人の人間が書いてたとしたら間違いなく基地外wwwwwリレーだからなせるわざwww


なん、この展開wwwwやばすぐるwwww


続き読みたいー!
訳もわからず…ただ笑えました!!

次の展開をッ!!
おもろww
コミュにいってラストまで読みきりましたww
テルミーさんの土曜日の17時からを2ペソで買います
おもしろいす…
実力者達のぶつかりあいですね
牛何頭分のハッピーだよ!で撃沈しました(笑)
気になってコミュまで見に行っちゃいましたww

1票!!!
ひょえ〜〜〜!驚愕のハイクオリティ!
で、1票!

もちろんイベントの方も楽しみにしてます。
原住民…売って下さい。

で、1票m(。≧Д≦。)m

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