ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

備後の歴史を歩くコミュの楼門 「大山祇神社」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
大山祇神社
今年(2010年)正月、初詣に行ってみると楼門が新築中であった。冒頭で書いたように楼門は社寺の正式の門であるが、予算の関係で建立できる神社は全国的に見ても希である。全国的、世界的に不況の風が吹く中で式内社で伊予国一宮、また日本総鎮守としての社格を持つ大山祇神社は建立を決めた。そろそろ落成しているころだろうか。

地図
愛媛県今治市大三島町
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=34.24821082178175&lon=133.00601882046732&z=17&mode=map&pointer=off&datum=wgs&fa=ks&home=on&hlat=34.247940331045974&hlon=133.00580424374613&layout=&ei=utf-8&p=

コメント(11)

落成しているようですね。

写真はロートさん
大山祇神社総門

2010年4月14日に総事業費約3億2千万円をかけて完成した三間一戸二重門である。 永和4年(1378)に描かれたと伝えられている境内古図や、鎌倉時代に伊予国に生まれ、時宗を開いた一遍上人が、正応2年(1289)に亡くなるまで、北は奥州江刺から南は大隅国まで全国を遊行し、その情景を「一遍聖絵」として描き残しているが、その絵図にも翌廊付きの二重門として描かれている。

現在一つある大山祇神社神門は、寛文元年(1661)に松山藩主松平定長によって建立され、昭和31年に左右に脇門を付け加え、さらに昭和61年から回廊が建てられた。古図によるとこの神門の位置には中門があり、現在に神門はこの中門跡に建てられている。さらに前方には翌廊を持つ二重門が描かれており、今回の総門はこの絵図に基づいて建立されたようだ。

大山祇神社社殿は元亨2年(1322)の兵火により全て焼失し、現在の社殿は室町中期応永34年(1427)に再建された国指定重要文化財である。今回の総門再建は元亨2年以来688年ぶりということになる。

高さ約12m、幅約10m、奥行き約5m。総檜入母屋造の三間一戸二重門で、各層の屋根は銅板葺きだ。桁行3間、梁間2間の下層は、12本全ての柱に直径40cmを優に超える檜の円柱を用い、それらを貫で固定する。頭貫は木鼻を出し、組物は大仏様の挿肘木の手法で丸桁を受けている。垂木は一軒疎垂木の配列である。両脇に置かれる一対の随神は来年完成予定だそうで今は空だ。二層目は周囲に回縁を造り、高欄は跳高欄。円柱に長押を打ち、頭貫で固定し、台輪は置かず円柱の先端に直接大斗を置いて出三斗で軒を受ける。こちらは二軒重垂木の配列となる。本格的な二重門で、大山祇神社平成の建立物として新たな歴史を刻むことだろう。

周囲に漂う檜の香りが心地よい。
大山祇神社総門

扁額はお決まりの「日本総鎮守 大山積大明神」
裏側は「桐」が彫刻された彩色蟇股が置かれる。
大山祗神社

元亨2年(1322)、兵火にかかり焼失した本殿は、室町中期の応永34年(1427)に再建されたものが今に伝い国指定重要文化財である。一方、本殿と同じく国指定重要文化財の拝殿の建立年ははっきりしない。文化庁によると江戸前期(1615-1660)と幅広く記載されている。

正応元年(1288)12月16日に参拝したと記される「一遍聖絵(一遍上人絵伝)」には焼失前の楼門・拝殿・本殿が描かれていて興味深い。応永34年(1427)に再建された現在の本殿は三間社流造であるが、聖絵には高欄付き廻縁を持つ入母屋造の本殿が桁行十一間、梁間四間切妻造の拝殿に接して建立されている。本殿は柱は朱に塗られ、妻飾は豕扠首であることがわかる。拝殿は中央に一間の向拝を持ち両脇の五間ずつにはすべて蔀戸が吊られ、内部は板張りである。また、拝殿前には石造りの舞台があり、その前方に翌楼付きの二重門が描かれている。面白いのはその二重門や翌楼の屋根である。檜皮葺であろう屋根は、大部分は剥がれ落ちて屋根地や垂木が見え、漆喰壁も落ち、外側にはつっかえ棒が置かれている。倒壊寸前の楼門翌楼である。小松茂美編日本絵巻大成「一遍上人絵伝」の解説には「台風の被害であろうか」と記されている。しかし、本殿や拝殿、またその他の建造物はなんの痛みの無く、これはどういう訳があるのだろうか。
>ブライスさん

門前の土産物屋さんで売られている「メカブ茶」が大好きです。
同様の商品が大浜PAにもありました。湯飲みに入れてお湯を注ぐだけ・・・。

何ともいえない風味で、呑んだ後の口直しにもいいですよ。

昨年11月
自転車で行ってきました(^^)


ここには何が鎮座するの?
お寺なら仁王像ですが、神社に置かれるのは随神像で、現在制作中。今年完成予定だそうです。出来たら見に行ってみましょう。



これですね

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
随身像は池川敏幸香川大名誉教授(東温市出身)と池川直鹿鹿児島大教育学部教授の親子が制作している。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

備後の歴史を歩く 更新情報

備後の歴史を歩くのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。