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小地域自治コミュの危機への対応

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 今、日本社会は、様々の要因から、ここ数年内に「危機」に陥ることが懸念されている。それも、ほぼ確実に…。

 危機対応は、地域でしか為しえないことを、阪神大震災において私たちは学ぶことが出来た。

 にも拘らず、ほとんどの地域で、危機が訪れたときの対応策が検討され、訓練されていないことであろう。

 私が住む地域でも、まったく為されていない、と、感じられる。

 どのようにすれば良いのか、ここで、それを検討してゆきたい、と、思う。

コメント(13)

 「二つの危機」

 今、多くの危険な兆候のうち、人類を滅ぼしかねない大きな危険因子は、「地球温暖化」と「化学物質の拡散による人体の異常の発症」の二つであろう。

 地球温暖化は、「異常気象」を呼び、微生物や植物に多大な影響を及ぼし始め、到るところで洪水や旱魃、熱波などの被害を発生させ始めている。

 化学物質の拡散による人体の異常の発症は、乳幼児の心身の異常となって現れ、人類の未来に警鐘を鳴らし始めている。

 これをどのように克服してゆくかは、世界的な課題であって、小地域の問題ではない、と、考えられやすいであろうが、そうではない。個人が発言しても、それは、世界に届かない声でしかないが、小地域が発言し、他の小地域に連鎖するとすれば、国をも、世界をも動かすことの出来る大きな声になる可能性を秘めているし、たとえ、二つの危険因子が危機的な世の中を現出させることがあるとしても、小地域として、共に手を携えるだけで、一人では耐えられないことも、耐える能力を持つものである。

 今、この二つの危険因子から発生するであろう困難は、温暖化によって、世界の穀倉地帯での凶作から飢饉が発生すること、と、乳幼児異常の増大から教育が不可能になる危険性があり、遠からず社会を瓦解させるのではないか、との懸念が生じていることである。

 これらの困難も、個人ではなく、地域が手を取り合うなら、可能性がうんと大きなものになろう。

 食糧危機は、道路を半分畑にすることで、幾分なりとも緩和することが出来るし、異常を発症している子どもたちも、地域が力を合わせれば、何とか教育し、それなりに生きてゆけるように育てることが可能になるだろう。

 いずれにせよ、個人が孤立している現状では、二つの危機が訪れつつある今日、それに対応する策など、考えようがないのである。
 人類に突きつけられた二つの課題…! 2008年01月13日

 阪神大震災以来、警告し続けて来たことは、「文化的継承の断絶」を続けてきた日本社会が、今後、大変なことになる、という「社会」に関る警告だった。

 しかし、2年半前から警告し始めたことは、「生命系の異変」、及び、「自然環境の異変」の二つである。

 この世の中を自分(個人)から概念規定してゆくと、五つの段階に区分することが出来る。

 ?自分(個人)、?個人が所属する集団(社会)、?社会をつくり上げてきた人類、?人類を誕生させてくれた生命系、?生命系を誕生させてくれた自然(宇宙)、と。

 阪神大震災以来警告してきたのは、人間が文化的な継承を断絶してきたことによって、社会そのものが崩壊するという?のレベルの問題である。

 しかし、今、起きていることは、?に属する人類の「乳幼児」に「異常」が生じ始めていること、?の生命系に異常が生じ始めていること、?の自然の大気、海、山、川に異常が生じ始めていることの三つである。

 乳幼児異常も生命系異常の中に含めるとすれば、生命系の異常と自然環境の異常の二つになろう。この二つが、今、人類に突きつけられている避けて通れない解決すべき課題である。

 自然環境の異常も、生命系の異常も、「循環異常」として発現しているので、以後、「自然循環異常」と「生命循環異常」の語を使う。

 《自然循環異常》
?高山の氷河の溶解が急速に進んでいる。
?極の氷が急速に減少している。
?海水温が世界的に上昇し始めている。
?海流に異常が生じ始めている。
?世界各地で異常気象が連続するようになり始めている。

 《生命循環異常》
?オーストラリアでは、7年連続の凶作だと言われる。
?珊瑚礁が急速に姿を消し始めていると言われる。
?日本近海から海藻類がほとんど姿を消した。
?同様に、近海でほとんど魚介類が獲れなくなった。
?今も、夏花が多く咲いている。
?九州では、これまで作っていた品種の米では、ほとんど収穫
 出来なくなった、と、言われる。
?乳幼児に身体的、精神的異常が急増している。
?本州のナラやカシが枯死し始めている。
?北九州では、中国からの飛来物(黄砂など)で、気管支喘息、
 鼻炎、蓄膿症などが増えている。

 ざっと書き出しても、これだけある。これに大気汚染、河川の汚濁、海水汚染、砂漠化、なども加えなければならないだろう。
 人類に突きつけられた二つの課題…?  2008年01月14日

 『自然循環異常』…?・「単なる自然循環異常ではない!」

 現在の地球上の環境というものは、42億年ほどと言われる地球誕生以来の歴史のなかで、単純に今日の環境が出来上がってきた訳ではない。30億年位前、この地上に、高熱にも、酸にも、アルカリにも強い原生命ともいうべきものが誕生し、数億年前までそれらの微生物が、営々と環境を生物にとってより良きものになるよう準備してきてくれたことによって、その後、高等生物が生存可能な素地を創ってくれたのであろう。

 高等生物が現われるようになっても、この地球の環境を維持管理し続けてくれたのは、微生物たちであり、常に、大気中、海中、土中、湖沼河川、森林など、空気中、水中、土中にあって、黙々と、この地球の環境を維持してきてくれたのは、彼ら微生物たちである。

 そのことに人類は、配慮してこなかった。

 地球環境は、単なる陸と海と山と川と森と湖の問題ではなく、そこで活躍している「微生物群」こそ主役だったと言えるであろう。彼らが森を維持し、保水し、川の流れを調節し、水を浄化し、気温を調節し、すべての生物が共存できる環境を調えてきてくれていたお蔭で、我々人類も生存してくることが出来た、と、考えなければならない。

 その調節機能を奪ったのが、産業革命以来の人類、殊に先進諸国と言われる国々の国民である。

 今、起き始めている環境破壊は、単純な自然構造の破壊ではなく、微生物系が数十億年かけて調え、その後も支え続けてきてくれた「生命循環構造」を、人間が破壊することによって生じている現象だと考えられるのである。
 人類に突きつけられた二つの課題…?  2008年01月14日

『自然循環異常』…?・「自然循環とは…?」

 《水の循環》
 太陽に照らされた「海」から、大量の「水蒸気」が蒸発し、上空で「雲」となり、「雨」或いは「雪」となって地上に降り注ぐ。雨は、森の木々を潤し、その下の積層した落ち葉に蓄えられ、一部は「地下水」となり、少しづつ滲み出したものが集まって「川」となり、「田畑」を潤し、やがて「海」に戻る。このように水は循環しているが、地上に降り注ぐ水は、全体の水の極一部にしか過ぎない。

 今、海水温が上がることによって、水の蒸散作用が活発化し、これまでよりも台風の発生頻度を高めていると同時に、次第に強力なものになり始めている。既に、最大瞬間風速が70メートルを超えるような物が発生するようになっているし、近い将来、100メートルを超えるような猛烈な台風が生じることも予測されている。

 《大気の循環》
 温暖な大地で温められた空気は、上昇気流となって昇ってゆく。その上昇した空気は、寒冷地に向う。寒冷地で冷やされた空気は、地上に近いところを温暖な土地に向い、そこで温められて再び上昇を開始する。

 大気の流れは、このようにして起きる。

 地球上には両極があり、その中心部には赤道がある。赤道部で熱せられた空気は、極に向って流れ、気流を形成する。極からは、冷えた空気が赤道に向って流れることになる。

 《海水の循環》・海流
 極で冷やされた水は、海底深く潜り込み、次第に赤道に近づくに従って、温められ、浮き上がってくる。この作用が海のポンプの働きの一つとなって「海流」を生む。今一つのポンプは、月の作用である。月の引力によって、潮の満ち干きが生じ、これも海流を起こす一因となっている。今一つのポンプは、風、である。
 人類に突きつけられた二つの課題…?  2008年01月15日

 『自然循環異常』…?・「何が異常なのか…?」

 《水循環の異常》
 極北の氷も、氷河の氷も、元を正せばそこに降り積もった「雪」である。この雪は、溶かせば真水である。つまり、極の氷も、氷河の氷も、大きなダムの働きをしてきたものである。

 それが今、温暖化によって溶解し、急速に減少していると言われる。ダムの貯水量が急速に減っていることになる。

 また、蓄えられた雪も少しづつ溶けだし、それが地中に滲みこみ、或いは流れ出したものが川の源流となっていたが、これも細ってしまう。

 日本の山々でも、冬季、積雪しなくなったため、秋から冬にかけ、滲みこみ、滲み出していた「水」がなくなり、山が荒れ始めている。春に雪解け水が大量に注ぎ込んでいた沢や谷も、水枯れが生じ、コケ類も、シダ類も、枯れ始めている。

 地球温暖化により極の氷や氷河の氷、そして高山の積雪が少なくなれば、地上に還流する「水」は減少し、やがて水争いが生じることになるだろう。

 「極」の氷のもう一つ重要な役割は、海のポンプの働きをしていることである。極の氷は、溶け、海底深く潜り込み、そこに溜まっているプランクトン等、微生物の死骸からなる栄養豊かなドロを巻き上げ、南の海に運んでくれる。それが、カリフォルニア沖で海面近くに上がってくるため、豊かな漁場となっている。

 極の氷が細ることによって、その働きが衰えてきていると言われる。

 と、なれば、海流のスピードも落ち、海の養分も失われ、魚の漁獲も急激に減ることになろう。

 又、海の冷却装置がストップするため、海水温の上昇は、これから急激に上昇するものと考えなければならないだろう。
 人類に突きつけられた二つの課題…?  2008年01月15日

 『自然循環異常』…?・「何が異常なのか…?」?

 《大気循環の異常》
 海水温の上昇と気温の上昇に伴って、赤道直下の海では、猛烈な水の蒸散作用が生じ、上昇気流となり、やがて巨大な台風に発達してゆく。

 今でも、これまでになかったような猛烈な蒸散作用のため、台風も巨大化し、その最大瞬間風速も、これまで観測されたことのないような強烈なものとなっている。既に、それは70メートルを超え、やがて100メートルを超えるような巨大台風やハリケーンが発生する可能性が出てきた、と、言われる。

 陸地では、大地の温度が上昇し始めているため、少しの日照りで猛烈な気温に上昇する危険性がある上に、水分が蒸発し、大地は干乾び、雨がしばらく降らない場合には、気化熱で温度が奪われないため、地上は灼熱地獄と化してしまうことになる。

 そうなれば、山では少しの風で自然発火し、多くの木々が焼失することになる。

 何れにしても、海水温の上昇と地表温度の上昇は、大気の温度も高め、上昇気流も、下降気流も、激しいものにし、気圧差を高め、地球全体の気流は激しいものに次第に移行するものと考えなければならないだろう。

 これは、負の連鎖の始まりである。強くなった「風」は、豊かな田畑の「土」を吹き飛ばし、荒地に変えてゆく恐れがあるし、集中豪雨に見舞われた田畑からは、すべての肥沃な土を根こそぎ奪ってしまうことになろう。自然発火する山火事に到っては、すべてを灰にし、焼け爛れた山々を砂漠化してゆくことだろう。

 このようにして「緑」を奪われた土地は、植物による緩衝を失うため、洪水と旱魃と砂嵐に見舞われ、人間が暮らすには困難な土地に変貌してゆくことになる。

 どうやら、人類は、とんでもない領域に足を踏み入れてしまったようである。微生物たちが数十億年かけて調えてきてくれた環境を、ほんの百年ほどの間で破壊し、もう、微生物たちにも維持できないところに追い込んでしまったようである。。

 もし、そうなら、この地球は、環境維持能力(微生物と植物の維持管理能力)の臨界点を超え、これまで徐々に進行してきた負の連鎖を凄まじい勢いに変容させることだろう。それは、地球上の環境がスパイラル状に崩壊することを意味し、遠からず人類が滅亡することを示していることになる。
 人類に突きつけられた二つの課題…?  2008年01月16日

 『自然循環異常』…?・「何が異常なのか…?」?

 《海水循環の異常》
 何もかもが急速に変容し始めているため、それがどのような現象に結びつき、どのような結果を導くものなのか、専門家たちですら、観測(観察)し、推論し、仮説を立てる暇さえないのではないだろうか。

 急速に北極の氷が減少している現象でも、懸念されるようになったのはここ数年のことであり、それが大変な事態を呼ぶのではないか、と、懸念されてはいても、現実にどのような現象となって現われてくるのかということは、正確な予測が、携わっている科学者たちにも不可能なことなのかもしれない。

 ともかく、両極の氷は、地球を冷やす冷却装置の働きをこれまで果たしてきたことは確かであり、その氷が減少すれば、大気と海水の冷却力が弱くなることは確かなのであろう。

 問題は、その影響がどの程度のものになるのか、定量的には計算出来ておらず、そのことが予測を困難にしているのであろう。

 いずれにしても、極の氷が溶け、比重の最も重い水(4℃)が海底深く潜り込み、海底までの水循環の働きをなし、海底深くにまで酸素を供給し、そこに眠っているプランクトンの死骸等の豊かな栄養分を載せて洋上に上がってくる。この作用が、衰えることだけは確かであろう。

 これは、世界的に魚の枯渇を加速させることに繋がると懸念されている。

 しかも、海面の温度は上昇し、異常気象の原因の一つになっているとも考えられている。

 太平洋を考えてみると、北極圏から溶け出した水は、海底深く潜り込み、カリフォルニア沖で上昇し、そこに一大漁場を形成してきたが、次第に漁獲高が減少してゆくことだろう。

 又、これまで何度か現われてきたエルニーニョ現象というものも、頻繁になる可能性も出てくるのであろう。

 カリフォルニア沖に上がった水は、ハワイ沖から西に折れ、赤道近くを西進し、フィリピン沖で折れ、北上する。それが日本の太平洋岸を北進し、千葉沖で東に折れて北東に進み、アラスカ沖に向う流れとなる。

 極と赤道直下という海水の温度差によって起きるこの海流の流れは、赤道直下の海水温を下げ、極近くの海水温を上げる作用を果たしてきたのであろうが、それに異常が生じるとすれば、一体何が起きるのだろうか。

 赤道直下の海水温が急速に上昇し、海面からの蒸散作用が異常に活発になれば、台風の発生頻度も増え、その規模も大きなものになる恐れも増大しよう。
 人類に突きつけられた二つの課題…?  2008年01月18日

『自然循環異常』…?・「何が異常なのか…?」?

 《三つの循環異常は、何を引き起こすか…?》

 私たちが自然環境の悪化を懸念しているのは、詰まるところ、
 ?「地球が人類の住めない星になりつつあるのではないか?」という恐れ、と、 
 ?「主力食糧(穀物・野菜・魚介類・肉)が得られなくなるのではないか?」という恐れ、と、
 ?「人間の体と心がダメに成り始めているのではないか?」という三つの恐れからであろう。

 「水循環異常」があろうと、「大気循環異常」があろうと、「海水循環異常」があろうと、それが人類に影響しないものなら、それほど気にすることもなく、生活していることだろう。しかし、それが今、身近に迫り、切迫した状態になりつつあるのではないか、という不安が徐々に広がり始めているところに問題があるのであろう。

 現在、地球温暖化の問題が騒がれているのも、?と?を懸念してのことだろうし、最近では、話題にさえ上らなくなった化学物質拡散による動植物異常も、?を懸念してのことであろう。

 水循環異常は、何を引き起こすのか、大気循環異常は、何を引き起こすのか、海水循環異常は、何を引き起こすのか、そして、温暖化と化学物質拡散は、何を引き起こすのか、それ故にこそ問題なのである。
 人類に突きつけられた二つの課題…?  2008年01月19日

『自然循環異常』…?・「何が異常なのか…?」?

 《三つの循環異常は、何を引き起こすか…?》?

 豊かな水に恵まれている国に暮らしているため、日本人には、あまりピンとこないことだが、「水循環の異常」は、これから世界の大きな問題になることだろう。

 両極の氷が減少し、高山の氷河が縮小することによって、地球上の真水の貯蔵量が激減している上に、アマゾンや黄河など、世界の大河の上流で、「開発」という名の森林破壊が進んでいる。「金儲け」を目的として…。

 森林の破壊は、僅かに降る地上への雨(水)を貯蔵するシステムを破壊してしまう。

 黄河は、既に涸れ始めているし、アマゾンも、やがて涸れることだろう。

 日本の山々も、降雪量が激減し、積雪量も減っているため、山が蓄えてくれる水(雪)の量が減少し、その麓の川も水量を減少させている。これらの川もやがて涸れることだろう。

 先にも書いたが、広葉樹林の森は、その落ち葉を堆積させ、その落ち葉の層に大量の雨(水)を蓄えてくれる天然のダムである。それが少しづつ滲み出して川となり麓の田畑を潤してくれてきた。それが、針葉樹林化することによって、その機能を失ってしまった。

 かつて広葉樹林だった頃には、涸れることのなかった川の多くが、今では、夏場、干上がってしまっている。

 我々人間の体は、「空気」を吸い、「水」を飲み、「食べ物」を食べることを基本としている。それが満たされないと、活動はおぼつかない。

 今、空気も、水も、食べ物も汚染され始め、それ故の乳幼児異常の大量発症に繋がっている。

 『このまま進んで大丈夫なのだろうか…? このまま進んで、人類は生き残ってゆけるのだろうか…?』、との疑問は、誰の胸にも去来している疑問であろう。

 しかし、年配者の多くは、『自分たちが生きている間は、大丈夫だろう…』、と、漫然と高を括っているだろうし、子育て中の人たちも、『この子たちの時代は、大変かもしれない…』、との不安は抱いていても、まさか自分たちが生きている間に、大変な事態になるなど、思ってもいないことだろう。

 しかし、自然環境の崩れ現象は、そんな甘いものではない。この3年の急激な変化は、今年を境とし、来年から大変な事態に突入する兆候を示し始めている。

 水循環の異常は、世界的な渇水を呼ぶことだろうし、無思慮な工業化は、大気を汚染し、多くの人間の呼吸器を冒し始めることだろう。極の氷が減少し、海流が大きく変容していく海は、海草や魚を育てる機能を失い、そこから魚介類を得ていた人類は、それを得られなくなることだろう。

 地球環境の冷却システムを失った地球は、急激に温度上昇し、海からの甚だしい蒸散作用から、凄まじい台風の芽を育て、陸地を100メートルを超えるような暴風で襲うことになるだろう。

 森林を失い、放棄された田畑は、荒廃して砂漠化し、昼夜の温度差から烈風が吹き荒れるようになり、その砂礫は、都市を襲い、やがて都市を飲み込んでゆくことだろう。

 人間とは、なんと愚かな動物なのか。微生物たちが、数十億年かけて調えてきてくれた環境をたった200年で破壊し、やがて滅びることが分かっていながら、それを止めることが出来ない。そして、今、その滅びの門の前に立とうとしている。
 人類に突きつけられた二つの課題…?  2008年01月20日

『生命循環異常』…?・「何が異常なのか…?」?

 先に触れたように、地球の自然とは、月や火星などと異なり、単なる岩とガスからなるものではなく、数十億年に及ぶ生命系の活動により、穏やかで、温暖で、生命活動に満ち溢れたものになっている。

 この地球という星の特殊性は、「いのち」に満ちていることであり、そのいのちが自然環境を調えていることにある。

 微生物が数十億年の時間を掛け、荒々しい地上を穏やかなものにし、そこに自分たちの子孫を、多細胞の植物や生物に進化させ、繁殖させてきたものであろう。

 多細胞の植物(たとえば海藻類)と多細胞の動物(クラゲやナマコなど)を生み、育て、より高度な生物群に育んできたものと考えられる。

 微生物群が海も陸も開拓し、そこが十分自分たちより高度化させた子孫の生存を可能にしていると判断したとき、自分たちより進化させた次世代の生物群を生み、育ててきたものであろう。

 しかし、今、それに異常が生じ始めている。生命系全体で、この地球という星の環境を温暖で平穏なものに保ってきたものが、「人間」という野蛮な種族を誕生させたため、自然を畏敬せず、生命に共感と感謝の念を持たず、独善的な行為を繰り返し、地球上の他の全生命系の能力では、維持管理不能に陥らせ始めているのであろう。

 2年半前まで聞こえていた「危険だ! 危険だ! 何とかしろ! 早くなんとかしろ!」、という悲鳴とも思える叫びは、多分、この生命系全体からのものだったのであろう。

 今では、聞こえなくなったが、聞こえなくなったということは、裏返せば、もう、手遅れということを示している、とも、考えられる…。
 人類に突きつけられた二つの課題…?   2008年01月20日

『生命循環異常』…?・「何が異常なのか…?」?

 この地球は、微生物が環境を調え、植物が生じ、その植物をエサとする動物が誕生し、その動物の中から人類が誕生してきた。

 動物が死に、その死骸を微生物が分解し、それを栄養源として、植物が繁茂し、その植物を動物や人間が食べる、という食物連鎖の環は、すべて微生物によって繋がれている。それは、この地球上に「生命が誕生してきた歴史」に依拠しているからであろう。

 すべての生命は、動物も、植物も、その排出し、死滅した後の処理は、今も微生物が担ってくれている。微生物なくしては、この地上は、瞬時の内にゴミ溜めと化してしまうし、人間も、その中で生きることなど出来ないだろう。

 微生物があらゆる有機物を無機物に分解してくれることによって、この地球は、美しく保たれている。

 腐敗菌や人間の体を蝕む病原菌ですら、実は、この世界にとって必要なものなのであろう。

 ある種族が余りにも繁殖する、と、地球上のバランスが崩れるために、微生物も、植物も、その種族が増えないよう、ホルモンバランスを崩す動きを開始する。

 例えば、鹿が増えすぎて、クローバーが根まで食べられる事態に陥ると、クローバーは、鹿が不妊になる物質を体内で生成し、鹿が増えないように抑制する。


 同様に、今、人類は、これまで微生物からも、植物からも、排除の動きは出ていなかったようだが、ここにきて人類の増殖とその傍若無人な振る舞いによって、生命系全体を危機に陥れているため、微生物と植物の両者から排除の動きが出始めたのではないか、と、考えられるのである。

 もし、そうなら、ヤッカイなことである。今、乳幼児異常が急増しているのも、精神病が急増しているのも、得体のしれない体の病気が増えているのも、原因の一つをそこに求めなければならないかもしれないからである。

 万一、そうなら、我々には防御のしようのないものになってしまう。我々が吸う空気も、我々が飲む水も、我々が食べる食物も、すべて微生物がコントロールしているからで、彼らが人類を排除しようとしているのなら、二世代で人類は完全にこの地上から消滅してしまうことになるだろう。

 我々が自然に対して「畏敬の念」を抱かず、生命への「共感と感謝の念」を抱かなくなったために、人類は、滅ぼされてしまうのかもしれない。
 人類に突きつけられた二つの課題…?   2008年01月22日

『生命循環異常』…?・「何が異常なのか…?」?

 《自然循環異常を引き起こす原因》

 現在、人間は、地球温暖化を引き起こす原因として、炭酸ガスやメタンガスの増加を懸念しているが、それだけなのだろうか…? この地球環境が、微生物の数十億年の活動によって、穏やかで、生物が生存するに適した環境に調えられたものなら、自然破壊が大きな原因の一つのはずである。

 炭酸ガスやメタンガスなど、温室効果ガスを大量に排出すると同時に、人類は、毎年、大量の森を破壊し続けている。しかも、海からは珊瑚も、海藻類も、猛烈な勢いで減少していっている。

 微生物群が数十億年掛かって、荒々しい自然環境であった地球を、穏やかで温暖な気候に調えてきてくれたとすれば、人類は、無思慮にも、その維持管理を担当してくれていた微生物群と植物が生息する森を破壊し、その維持管理能力を奪い、この地球環境を維持管理する力を奪ってしまった可能性が高い。そのため、地球環境は、次第に、高等生物が住めない、荒々しい原始の状態に戻りつつあるのかもしれない。

 一方で温室効果ガスを排出し、一方でそれを還元してくれる微生物や植物を殺しているのでは、限界に到達して当然のこと。微生物や植物が人間が排出するガスや汚水を還元する力の限界を超えたものとすれば、これからは、崖を転がり落ちるように環境は悪化することになるだろう。

 森林を伐採することによって、そこにそれまであった生態系を壊し、一時は、畑として利用できるとしても、やがて、塩害に曝され、放棄され、砂漠化してしまう。

 森は、水を蓄え、少しづつ滲み出す水は、川をつくり、その下流に田畑を営む豊かな自然を育むが、砂漠化した大地は、水を蓄えず、川を枯らし、その下流をも耕作不可能な荒地に変えてしまう。

 この地球は、生態系の全体として生きているものである。それを開発と称して人間が手を入れ続けることによって破壊し、地球という生命系そのものが生きてゆけない状態に追い込んでしまったのかもしれない。そうであるなら、もう、取り返しのつかないところにきているのであろう。

 森と、川と、海と、珊瑚と海草の森と、両極の氷と、雨雪と風によって成り立っていた自然は、森の破壊によって、川を干上がらせ、同時に土砂を大量に流出させ、又、化学物質を大量に垂れ流すことによって、珊瑚と海藻類を消滅させ、微生物と植物から、この地球環境の維持管理能力を奪ってしまったことを主原因として、荒廃し始めているのかもしれない。

 森は、大地が灼熱化することを緩和し、水を蓄え、川を作り、生き物たちの食物を産し、栄養豊かな水を下流に提供する。その森を伐採すれば、すべては狂ってくる。

 裸地となった大地は、一度雨が降れば、大量の土砂を流出させ、そこに含まれるアルカリや酸を含む物質をも流出させ、川の生態系を狂わせ、下流の海をも汚染する。

 森を失った大地は、灼熱化し、烈風が吹き荒れ、砂塵を巻き上げ、その砂塵を含んだ空気が人間や動物の身体機能も狂わせてゆく。

 このようにして、微生物と植物の能力を減殺しつづけてきた結果、微生物と植物の地球環境維持管理能力は、極端に下がり、今、急激な環境悪化が始まったと考えられる。

 このように見てくると、地球環境というのは、単に自然というものではなく、生命循環によって支えられてきたものと考えなければならない。我々人類は、その生命循環を侵すことによって、この地球の環境を、人間が住めないものにしてゆきつつあるのであろう。
 人類に突きつけられた二つの課題…?   2008年01月22日

『生命循環異常』…?・「何が異常なのか…?」?

 《微生物との共生関係の破綻》

 今、急速に自然環境が悪化し始めているのは、人類が微生物との共生関係に気付かず、その関係を破綻させてしまったからではないのか、と、感じられてならない。

 微生物が数十億年の時間をかけ、この地球の環境を、温暖で、穏やかなものにし、そこに植物と動物を誕生させたものとすれば、すべての植物、すべての動物、が、何らかの意味で微生物と共生しているに違いない、と、考えられる。

 人間の体を考えただけでも分かることだが、人間の腸には、多くの腸内細菌がおり、我々の体を動かすための情報を伝達する部分にも、ホルモンやビタミンや酵素など、まだ十分解明されていない物質の介在がある。人間の体も、自然の生態系の集大成と考えることが出来る。

 「眼」は、この世界を光学的に捉えるために便利なため発達させてきたものであろうし、脳は、記憶し、判断するのに都合が良いために発達させてきたものであろう。

 この人間の体一つ見ても、「生命」とは、自分の能力を高めるように、子孫が自分より上の能力を獲得するよう、自ら進化するように設計され、動機付けられているとしか思えないのである。

 生命系全体の「意思」とは、この地球という星で、互いに仲良く安全に生きてゆくために必要な作業を、すべての生命が参加し、協力して維持管理するように出来ていたものと判断せざるを得ない。

 ところが、人類という不心得者が400万年くらい前に登場し、初めこそ虚弱な存在だったが、言葉を発明し、道具を作り、農耕を始めるようになってから、急激に凶暴化し、生命系と共に生きていることを忘れ、自分の意思だけで世の中を造り変えようと動き始め、到るところで大地を砂漠に化してきた。

 それでも、まだ、動力を手にする前の人間は、今から振り返れば、随分穏やかなものであった。自然と共生して生きようとしていたからである。ところが、動力を手にすると共に、その力に酔い痴れ、それで自然を改変することに夢中になり、それを楽しむようになってしまった。

 自然(生命系)は、共生するものではなく、征服するもの、従えるもの、改変するもの、との驕りに取り付かれ、ブルドーザーやダイナマイトを導入し、数千万年、地殻変動のない限りその姿をあまり変えたことのない山や川や海の姿を激変させていった。

 微生物にとっても、植物にとっても、動力のついた機械(ブルドーザー)やダイナマイトを前にしては無力であった。

 しかし、人間は、気付いていなかった。その山は、その川は、、その海は、微生物がかつて数億年の歳月を掛けて調えてきてくれた環境なのだ、ということを。

 微生物たちが、その土地にある毒性の強い砂礫や岩を苔で覆い、それが外部に流出することを最小限に止め、生物がその毒性に当らぬように封印し、木々を繁茂させることによって、直射日光に当ることの出来ない弱い動物たちでさえ、生存出来る環境を調えてきてくれたということを。

 それを人間は、一気に破壊してしまった。まるでパンドラの箱をぶち壊すように。バンドラの箱を開放したため、世の中に毒性の強い物質が大量に流れ出るようになり、多くの動物が、多くの植物が、死滅していった。

 微生物や植物には、元来、地球上にある物質の毒性を還元する能力が備わっている。しかし、その還元力は、数億年の時間を掛けて、ゆっくりなされる作業なのであろう。200年にも満たない短期間に解放されたものを、解毒する力は、微生物にも、植物にもない。もう、限界なのである。そう、微生物たちが告げているように感ずる。

 「生命循環異常」とは、我々人類が、微生物との共生関係に破綻したことを意味し、彼らが、人類と共に生きる道を諦めたのではないか、そして、この危険な種族をこの地上から抹殺する、と、決めたのではないか、と、思えてならないのである。

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