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科学は愛ですコミュの肺腺がん転移抑制のメカニズム解明 名大教授ら

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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011111690021400.html
肺がんの中で最も多い肺腺がんの転移が抑制されるメカニズムを、名古屋大大学院医学系研究科の高橋隆教授(分子腫瘍学)と細野祥之研究員らのグループが解明した。本来がん細胞の増殖を促進するはずの遺伝子が、活動を抑制するタンパク質を同時に生成していることが分かった。

研究成果は16日、欧州科学誌「エンボジャーナル」電子版に掲載された。

 高橋教授らは2007年、TTF1という遺伝子が肺腺がん特有のがん遺伝子であることを発見。その後、TTF1を持つ肺腺がん患者の中には手術後の経過が良好な例も相次いでおり、「悪者」であるはずのがん遺伝子がなぜ良い効果をもたらすのか不思議に思われてきた。

 今回、高橋教授らは肺腺がんの細胞株を使った実験で、TTF1がスイッチの役割を果たし、MYBPHというタンパク質が生成されることを発見。このタンパク質が、がん細胞の運動や転移に必要な細胞骨格の変化を抑制することが分かった。「自動車に例えるならアクセルのTTF1がサイドブレーキを引いて突っ走ろうとしているような状況」(高橋教授)という。

 一方で、一定の割合でMYBPHが生成されないことも判明。「悪者」のTTF1が、本来の活動をするためにDNAを変化させてブレーキを解除することも分かった。

 高橋教授は「MYBPHと同じ働きを持つ薬剤を作ることができれば、肺腺がんの転移を抑えることが可能になる」と期待している。

(中日新聞)

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