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詩と小説コミュの言霊 〜詩のトピック〜

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やはり、最初位は管理人が動かないと・・・ね(´・ω・`;)
感想とかは別トピにするべきなのかなぁ、
とか悩んでいますが今の所は感想もこのトピックにどうぞ。

紹介文にも書いた通り、
読むだけでもいいですし、短くても長くてもOKです。 

コメント(946)

だめよだめだめ〜「これでも詩かよ」第137番








       だ        だ
        め     め
         よ   よ
           だ
         め   め
       だ        だ
     め             め



 このままではだめよだめだめだめなのよおいらのくらしもよのなかも 蝶人
アベマリア〜短歌詩その2

「辻征夫詩集」を読んで〜「これでも詩かよ」第138番


序歌
アベチャンはアベマリアに変身か これぞ驚天動地!これぞコペルニクス的転回! 蝶人


午後7時の記者会見で、我が国の宰相アベチャンが、いつの間にか別人にすり替わっていることを私たちに知らせたのは、ほかならぬ官房長官だった。

このきわめて有能な策士は、
「本日午後2時、総理大臣のアベシンゾウさんが他の誰かに取って代わられていることが判明しました。その背景等につきましてはただ今私の責任において粛々と調査中であります。真相が判明し次第発表いたしますので、国民の皆様におかれましては冷静に、軽挙妄動することなく、暫時お待ちください」
と云ってのけたのだ。

「軽挙妄動することなく暫時お待ちください」だって。
あのアベチャンが、誰かに乗っ取られたんだぜ。おラッチの大好きなアベチャンが。
誰が落ち着いて見物していられるかってんだ。

フナッシーやパンダには及ばずとも、全盛時代のヒトラーを凌ぐ国民の圧倒的支持を集めていた我らがアベチャンは、先月の国連総会で「我が国は本日ただ今、日米安保条約を破棄し、憲法を改定して非武装永世中立の共和国になります」と演説したのだ。

どうしても憲法を改定したい。どうしても日米安保を破棄したい。
アベチャンときたら大したもんだ。祖父にも父にも出来なかった天下の大業、回天の大事業を一夜にして成就してしまった。

これぞ驚天動地! これぞコペルニクス的転回!
1945年以来国民の多くが夢にまでみた本邦の真の独立と新時代への画期を高らかに宣言したアベチャンは、現行憲法を改正せよという声に真正面から応えたのみならず、
一躍国内のみらず世界をリードする大政治家として、かのケネディ大統領を上回る空前の人気を博していたのだ。

ところが彼が特別機で羽田に到着し、内外の記者に取り囲まれたときから妙な具合になった。
いつもならいかなる質問にも思いがけない文節でぶつ切りにする奇妙な日本語で流暢に答えていたのに、一言も発しないで胸に十字を切った。
靖国神社にしか行ったことのない熱烈な神道信者が、異教の神に祈りを捧げたようだった。

まるで猪八戒の能面をかぶった不審人物が、無言の行を続けているみたいだったが、思えばあの時すでにアベチャンは、見知らぬ誰かに乗っ取られていたのだ。
アベチャンは、なんとアベマリアに変身していたのだ。

聖母マリアよ! 罪多き我をどうか許したまえ。

間奏歌
アベチャンが急に後悔してabbéに懺悔してしおらしく神に祈るようになったからアベマリア 蝶人


もしかすると、有能ではあるが見るからに陰険そうな官房長官が、NYで突然心変わりをした宰相の大脳前頭葉にひそかに脱法ドラッグを注入して、別の人格に変えようとしたのかもしれない。

ともあれ、すべての国民、いな全世界の心ある人々は、アベチャンの回復を願っている。アベチャンが内なるアベマリアをやっつけて、本来の清く正しい共和主義者アベシンゾウに戻るように衷心から祈っているのだ。


終歌
アベチャンぐあんばれ! アベチャンぐあんばれ! 諸国の民草は、アベチャンを応援しているぞ 蝶人


風を辿り独り歩く
言葉を繋いで指が切れた

だれ、だれ、思い出せない
いつ、どこ、何をしてたの
もう、もう、忘れてしまう
ねぇ、ねぇ、暗いんだよ

たった一つ、出来る事さえあれば
忘れられてしまうなんて事もないのかな

地面にしゃがみ込んで
似顔絵描いていたら
誰を描いたか、思い出せなくって
結局、そのまま消しちゃったんだ

いなくなった誰かを
無くしちゃった何かを
探すようにって
たった独りで風を辿って行く

ねぇ僕は何処
私は誰だっけ
思い出せなくなって
どうでもよくなった

だって歩いてるんだ
もっと知らない何かまで

君を捜してるんだ
顔も知らないあなた

振り向いた先
海の向こう
空の遥か果て─────


落ちて行く、穴の底
手を伸ばし、触れた先
誰の言葉だったけ

いつかまであえないまま
最後まで手放さなかった
この言葉を君に渡そう──────

/空言


ふわふわと誘う風の音に
心が泳ぐ様に空を奏でる

立ち揺らぐ朝の気配につばさが踊る

終わりを告げた一時にまで
煌びやかに光が躍る

手を伸ばしては
優しさに爪先まで震える様で

冬の一間の冷たささえ
祝福を歌うよう

空を仰げば私の深くまで
染められるような青

遠い昔を思う様に
静寂に浸かって行く

好きだった景色が
好きだった色が
好きだった世界が

すぐそばで暖かに実る

零れ落ちていた痛みが
今は奇麗な花を咲かせている

終わりが私を変えてくれた

終わる私が亡くした心を
連れてきてくれた

一人じゃないよって
笑ってくれた

そっとまぶたをとじる

あの日と同じ場所に立って
同じ風の中に身を委ねる

代わりのいない私が
ここにいる────

/臨寝廻悠
 


     お前の字は下手だなぁってよく叱られた
     小さい頃から何かと怒られてばっかりで
     この人は俺のこと嫌いなんだろうなって
     いつの間に          会話も無し
     何をしようと自分の勝手だって思ってた
     さぞ貴方は ひやひやしたことでしょうね
     冷蔵庫には常に好きな銘柄の瓶ビール
     たくさん飲んでいたから飲兵衛なのかと
     ずっとずっとそう思い込んでいたけれど
     きっと辛い事を紛らわしてもいたんだな
     急な連絡まさかと疑ったよ神様!だけど
     痩せさらばえた病床の貴方は涙を零し
      すまないと言って ベッドに つっ伏した
              違うんだ父さん
              ありがとう !
              今だにずっと
              汚い字だけど
              せいいっぱい
              手紙を書くよ
            そこにもありますか?
            天国にも郵便ポストが




もういいよって言って
空を仰いだ

昼過ぎの眩しい光に眩む

頬伝う一筋の軌跡は
誰のため、何のため


こころに深く落ちた翳はなあに

いつまでも意地っ張りで
幼い子供のままで

チョコレート一つで笑顔になるの
なんだか自分を見てるみたいで


そっとつないだ手には
かわいい花を一輪添えて

もういいよって言って
瞳を覗きこんだ

純粋でまっすぐな気持ちに
溺れそうになるの


こころに深く落ちた私は
掴めるはずのない物を手探り

つないだのは手のひらだけだっけ

笑い声が胸に響く


もういいよって言って

手を離し帰り道に

私はどこへ帰ろう

ずっと──────



/きみへ
おもちゃ箱
隅に落ちてた硝子玉
覗いても誰もいないのに
何よりも美しい世界だと信じてたんだ


落ちているものは
あんなにも警戒する癖に
思い出ってだけで例外にして
当たり前のように口の中に放り込まれた


たったひとりの透き通った世界は
むかしむかしの記憶ばかり
飲み込んだ塊が窒息起こして
だけれど咳き込む程、生きたかった


未来が刹那に来るのなら
過去が心に残るなら
現在(いま)は一体いつを示すの?
何もかもが過ぎてく世界
休んでるうちに、取り残されるんでしょう

「頑張らなくていいよ」って
言葉がもし本当なら
君が代わりに死んでくれるの?
何もかもをがむしゃら掻き分けて
迷ったときに、
手を繋いでくれたら良い


「幽かに揺れる花々の香りに」

幽かに揺れる 花々の甘い香り
渇いたこの世界の空白を埋める
あなたのその指の優しさに
すべてが包まれてしまいそう

けど悲しみを湛えたその眼差しを
どうか隠さないで

風に舞った 花びら
それは群青の宇宙に 儚く散って行く 悲しい定め
その優しき姿が 厚く湿った唇に重なり
どうやら醒めない永遠の夢へと
堕とされてしまったみたい

流れ落ちるあなたの甘い涙に 絆されて
感じ合う心の隅々にまで 絡まってしまった糸
それはもがけばもがく程に きつくもつれて
深く求め合ったまま 離れない

融け合う最中に 溢れる感情
その染み渡る群青の海に あなたの瞳が覗き
熱くなった身体の自由をさらに奪う

その深い宇宙を見つめる瞳は
いつまでも優しさに満ちていたから
ずっと幸せだった

けどまだ この温もりからは 醒めたくない
いずれ何もかもが 虚ろな夢の澱に墜えて行くのなら
どうして あなたを求めてしまったのだろう

けど 消えかけた花々の甘い輝きに
どこまでも自惚れて居たいから
この星の輝く夜空の下で 抱き締めたままでいて

ねえ その指の奏でる 曖昧な感覚が心地良いから
ずっと触れていて欲しかった
いずれすべての時間が 終わってしまう
その瞬間までは

だんだんと時間の感覚が退化していく最中
色褪せて行く景色の渦中で 小さく泣いていた

この冷たい手を ずっと握り締めていて欲しかった
あなたと触れ合う 心地の良い穏やかな時間も
いずれ過ぎ去ってしまうのなら

流れる花びらの群れに包まれて
あの群青の宇宙へと 永遠に染み渡って行く
あなたの姿を ただ目で追っていた

やがて一人となり
吹き抜ける冷たい風に 身を屈めた

あの時間の果てに散って行く 宿命に
小さな花々の影は それでも輝いて
甘く切ない香りに包まれながら 命果ててしまう

だからその冷たい指で もっと触れて欲しかった
脳裏に浮かぶ あの時の温もり そして切なさが
この世界の空白を 優しい色彩に染めてくれるから

でも すべてが終焉の時を迎えて
一人 感情の海を彷徨っている
この眼に浮かぶ涙 その淡く色づく残像に
もう一度 触れたくて
あの群青の宇宙へと冷たく沈んで行く
あなたの身体を抱き締めた
「甘い花々の蜜に溺れて」

深い 深い あの入り口まで 駆け巡る
あなたは 今 何処にいるの
その迫り来る足音を聴きながら 淡い記憶を辿る

あなたの小さな背中に そっと 接吻を施した
その恥じらいに紅く染まる 微笑みは
まるで 淋しさを隠すように あどけなかった

白い薔薇が冷たく咲き満ちる 星空の下で
甘い花々の香りと戯れていた
その手でもっと触れて居て
もっと愛して欲しい
きつく抱き締められた瞬間に 鼓動は柔らかくほとばしる
それはとても温かに この身体中を響き渡って行くから

夜空に咲き満ちる白い薔薇の群生
光の入り乱れる花弁が 紡ぐ言葉は 甘く愛おしく
その口から溢れる厚い感情に また心が絆されてしまったみたい

それでも運命の硬い糸は 絡まったままで
身体から溢れ出す鼓動の裡に 不安が微かに醸し出されていた

あなたに触れて 溢れ出す吐息
咲き誇る白い薔薇が 夜風に揺らめいては その輝きを散りばめる
その満開の星空に抱かれて 心はより高鳴って行くから
何処までも行こう 心が深く壊れてしまうまで

この色めきに その指先で もっと 触れて欲しい
儚く揺れる白い薔薇の群生に護られて 抱き締め合う
例え 不条理な現実に 傷つけられても 良いから
ねぇ 見つめ合う度に 流れる
その涙の訳を教えて

たとえ 繰り返される運命に翻弄されても
あなたと絡め合う指先に 感じるの
逃れようと もがけばもがく程に より絡まって行く赤い糸に
この身体が厚く蕩けてしまう 恍惚の瞬間を

あなたの全てが壊れてしまうまで 愛してる
ずっと 二人だけの秘密を 交わし合っていたいから
冷たく怯えるこの手を離さないでいて欲しい

いずれ 総ての瞬間が 葬られても
溢れる涙は 触れ合う体温に 溶けて行くから
だから ねぇ もっと見つめて もっと触れていて
終わらない瞬間は 甘い花々の蜜に溺れながら
どこまでも 続いていくから
「最愛の徴」

二人の秘密 秘めた瞳に映る 雨
身体を強く打たれ 冷ややかなる視線に 絡みつく口づけ
決して逃れられないように きつく縛られて
朦朧とする意識の最中に 微笑みを浮かべて 鎮む

降り続く雨は 体温を奪ってしまう
壊れてしまいたい その手に誘われ やがて溺れるまで

果てて行く もう想い遺すものなど要らないから
錆びれて行く身体に打ち拉がれ 涙を流す
もう二度と醒めないで 接吻する度に感じるの
痺れる身体が求める声 最愛の徴に滴る 頽廃の香りを

降り止まぬ雨に流されてしまいたい
きっとこの涙は あの世界の凡ゆる深刻を さらって行くから

二人の秘密 秘めたる想いは 雨に濡れ 沈む
言う事を聞かないこの身体は 冷ややかな視線に晒されて
ねっとりと絡みつく口づけに 朦朧とする

きつく縛られて このまま壊れてしまいたい
降り続く雨に心を奪われて 薫る頽廃の渦中で感じるの

やがてこの息が絶えるまで その手を止めないで
きっとこの涙は この世界に沁み渡って行くから
だからねえ もっとちょうだい...

ずっと交わし合っていたい 雨に冷たく打たれながら
降り止まぬ雨は この世界から 凡ゆる無情をさらって行くのに
ねえどうして... ?
うっとりと絡みつく口づけが こんなにも切ないのは きっと
この世界に想い遺した愛を 喪ってしまったから

秘めた瞳 降り続く雨に打たれ 交わし合う口づけは
冷ややかなる視線の最中で いつまでも絡みつく
そこから決して逃れられないように きつく縛られて
朦朧とする意識の最中に 薄く微笑みを浮かべた

頽廃の香り醸す雨は まだ降り止まないまま 願いを隠す
それは二人の秘密 最愛の徴...
「恩送り」 白井京月

馴染みのお好み焼き屋さんのAさんと話をしていた
Aさんは店長格で40歳既婚
良いキャラお姉いさん
私の数少ない話相手だ

この日は「義」についての話になった
私が、誰のために為せばいいのかがわからないと言うと
誰でも良いのだ、目の前の人の為にすればいいのだと言われた
これを恩送りと言うらしい
とても良い言葉だと感銘を受けた

恩返しの相手は別の人で良い
はて、私にどんな恩返しが出来るのか
些事を大切にと思った
思いが進んでいく
直線上に反対に
ああ
進んでいたのか
これは時間

あの線路沿いの
美しい菜の花に
胸が詰まる
悲しみに暮れた血だと
感じるように
同じように
眩しく
山奥のアトリエ
自然に溶ける
油絵の具の匂いと声
厚く濃く膨らんで
ねっとりと零れそうな
生への衝動という愛欲
セックスは楽器で愛は音楽
谷間の空虚な場所から
生まれる万物
人が神を養いトルソだけが
植物と同じに
太陽に向かう豊穣

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