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本は常に携帯していたいコミュの今読んでいる本17

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「16」が一杯になりましたので、僭越ながら「17」を作らせて頂きます。

Verba volant, scripta manent.
 −言葉は飛び去るが、書かれた文字はとどまる。

●直近の過去トピ●
今読んでいる本14 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=61944020&comm_id=1564984
今読んでいる本15 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=67472221&comm_id=1564984
今読んでいる本16 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=73006165&comm_id=1564984

コメント(907)

読書近況です。

【継続中】
『群集心理』ギュスターヴ・ル・ボン
『Keyの軌跡』坂上秋成
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』佐藤洋一郎
『日本の伝説 京都・大阪・奈良』藤沢衛彦
『ファミリーランド』澤村伊智
『長野県警レスキュー最前線』長野県警察山岳遭難救助隊編
『オックスフォード連続殺人』ギジェルモ・マルティネス
【再読】『趣都の誕生』森川嘉一郎
『異形にされた人たち』塩見鮮一郎
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『悪いものが、来ませんように』芦沢央
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『京都怪談 おじゃみ』、オジャミ・ゾウショク・アンゼンチタイ。地の文、セリフで用いられる京都弁がなかなか本格的でよろしおます。作者は女性だと思うのだが、「前妻さん」という作品では、女性だからこそ分かる女の悪意みたいなのがよく表現されていて怖かったわ。「この世では、いま生きてるもんが偉いのや。おたくさんは死んではるのやから、分はわきまえてもらわんと困ります」
読書近況です。

【継続中】
『Keyの軌跡』坂上秋成
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』佐藤洋一郎
『日本の伝説 京都・大阪・奈良』藤沢衛彦
『ファミリーランド』澤村伊智
『長野県警レスキュー最前線』長野県警察山岳遭難救助隊編
『オックスフォード連続殺人』ギジェルモ・マルティネス
【再読】『趣都の誕生』森川嘉一郎
『異形にされた人たち』塩見鮮一郎
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『悪いものが、来ませんように』芦沢央
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『群集心理』、ムレル・タケル・ボケル。端的に言えば、ひとは群れると、どんなに賢い人間であってもバカになるし、一方で、個人では成し遂げられないことでもやり抜くちからを得ることもある。このことによって、歴史に吉と作用するか凶と作用するかは、神のみぞ知る。「唯一の重要な変化、文明更新の原因となるような変化とは、意見や思想や信仰において行われるものである。真に記憶すべき事件とは、人間の感情の眼に見えぬ変化から生ずる眼に見える結果を指すのである」
読書近況です。

【継続中】
『Keyの軌跡』坂上秋成
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』佐藤洋一郎
『日本の伝説 京都・大阪・奈良』藤沢衛彦
『ファミリーランド』澤村伊智
『長野県警レスキュー最前線』長野県警察山岳遭難救助隊編
【再読】『趣都の誕生』森川嘉一郎
『異形にされた人たち』塩見鮮一郎
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『悪いものが、来ませんように』芦沢央
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『オックスフォード連続殺人』、ツナガリ・ツラナリ・ツケタリ。点数をつけるなら70点ってところかなあ。ペダンティックな語りが物語とほとんど関係なかったり、かと思えば、描写が少ないせいで、え、そういうことなの、みたいな肩透かしがあったり。ところで、ずいぶん前に読んでほとんど忘れちゃったけど、坂口安吾の『不連続殺人事件』ってこんな感じの話じゃなかったっけ。「論理数列の最初の項だけしか分かっていない場合は、その記号がどのような構成で解読されるべきなのかを明らかにする必要がある」
読書近況です。

【継続中】
『Keyの軌跡』坂上秋成
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』佐藤洋一郎
『日本の伝説 京都・大阪・奈良』藤沢衛彦
『ファミリーランド』澤村伊智
【再読】『趣都の誕生』森川嘉一郎
『異形にされた人たち』塩見鮮一郎
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『悪いものが、来ませんように』芦沢央
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『長野県警レスキュー最前線』、シメイ・ケンメイ・キュウメイ。山ガールと中高年という言葉が異なる隊員の口からたびたび飛び出す。要するに、ナンチャッテの若い登山者と、年寄りの冷や水登山者が増え、彼らが遭難事故を増やしているんだな。おいらはわりかし冷たい人間なんで、こういうひとは死んじゃって構わないと思うんだよね。それと、遭難者の8割は県外からの登山者らしく、彼らになぜ税金を使うのかって長野県民の批判も多くの登山者たちが肝に銘ずるべきことだよね。入山料をなぜ取るのか知らなかったけど、この事実を知り、大いに納得。「今も長野県では年間一〇〇件以上もの遭難事故が発生し、尊い命が失われ、また多くの人が傷ついている。その現状を、多くの人に知っていただきたい。遭難事故の発生に即応できるよう、長野県警察航空隊には発生当時から「救助係」が配置されているが、この救助係が出動しなくてすむ平穏な日々が来ることを願っている」
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』佐藤洋一郎
『日本の伝説 京都・大阪・奈良』藤沢衛彦
『ファミリーランド』澤村伊智
【再読】『趣都の誕生』森川嘉一郎
『異形にされた人たち』塩見鮮一郎
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『悪いものが、来ませんように』芦沢央
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『Keyの軌跡』、Kanon・AIR・CLANNAD。Keyを語るにゃ、京アニは避けて通れない。実はアニメ史に大きな足跡を残しているKey。ところで、麻枝准センセのオリジナルアニメって、Angel Beats、Charlotte、The Day I Became a God(神様になった日)で、最初の単語の頭文字がABCDと来ているのよね。次があるとしたら「E」か?「作品は消費されていく。新たな作品が生まれるごとに、過去の作品は忘れられていく。だからこそ、この世に送り出された素晴らしい作品の数々を、歴史として記述することには大きな意義がある」
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』佐藤洋一郎
『日本の伝説 京都・大阪・奈良』藤沢衛彦
『ファミリーランド』澤村伊智
【再読】『趣都の誕生』森川嘉一郎
『異形にされた人たち』塩見鮮一郎
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『悪いものが、来ませんように』、イタワリ・カラマリ・ハサマリ。親の因果が子に報いを地で行く話。まあ、ミステリーだからここには詳しくは書けんが。ぶん殴る父親には反抗できる余地があり、まだ子供には立つ瀬があるんだが、踏み絵を踏ませて内面から窒息させる母親ってのは子供の人格を破壊するんだよな。母親に由来する異常犯罪者が多い理由。「この子のもとに、幸せばかりが待っていますように。悪いものが、来ませんように」
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』佐藤洋一郎
『日本の伝説 京都・大阪・奈良』藤沢衛彦
【再読】『趣都の誕生』森川嘉一郎
『異形にされた人たち』塩見鮮一郎
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『ファミリーランド』、コンピューター・キンギョ・サバイバー。SFって難しいのよね。ハードに書いてもひたすら思弁的で難解になるだけだし、じゃあってんでトーンを引き下げてみても今度は絵本のお話みたいになっちまう。本書に関しては後者。いずれの短編もワンアイディアをカリカチュアによって膨らませたみたいな感じが鼻につく。星新一センセや藤子・F・不二雄センセみたいなテイストってなかなか出せんよ。まあ、そのなかでも「今夜宇宙船〜」や「愛を語るより〜」は面白く読めたかな。「伝統的な葬儀とは何だ」
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』佐藤洋一郎
【再読】『趣都の誕生』森川嘉一郎
『異形にされた人たち』塩見鮮一郎
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『日本の伝説 京都・大阪・奈良』、デンセツ・デンショウ・デンショウ。1950年代に刊行された本なんだけど、書きっぷりが自由すぎて読みにくい。物事の由来を解説した章があるかと思えば、お話を綴っただけの章もあり、しかもそれらが注釈なしの漢文・古文を長々と引用しているものだから、読むのに煩わしいことこのうえない。ただ、本を書くってのはこのくらい自由でもいいのかもと、発想の転換を促されたところはある。「蜘蛛はなぜ糸を吐くのかということについて、日本の北武蔵地方に伝わる一つの伝説は、むかし、ある一族の滅亡時にあたって、落ちのびた人びとが農家の綿小舎に忍んで幾日かを綿を食って過す、その間に詮索すこぶる厳しく綿小舎の探索となったところが、落人たちは、いつの間にか虫と化っていました。それが今日の蜘蛛のはじめで、蜘蛛の糸を吐くのもそのためであるというのでありますが、これはいわゆる土蜘蛛族の衰滅にたいしてなされた伝承の流れに変化せる説話のように見られます」
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』佐藤洋一郎
『異形にされた人たち』塩見鮮一郎
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
【再読】『趣都の誕生』、Windows95と、そのOSで開発された美少女ゲーム、有り体に言えばエロゲーが秋葉原で販売される。そうすれば、オタクが秋葉原に蝟集するのは火を見るよりも明らか。時を同じくして『新世紀エヴァンゲリオン』が大ヒット。アニメショップとしては顧客層が群れ集う秋葉原に出店しない理由がない。かつての家電屋・電材屋は撤退もしくは縮小して、PCBショップ・アニメショップに売り場を明け渡さざるを得ない。かくして秋葉原の町はアキハバラへと変貌していくのだった。
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』佐藤洋一郎
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『異形にされた人たち』、フミイル・エリワケル・サワギタテル。江戸時代に士農工商による身分差別があったんだってのは、戦後のマルクス主義=共産主義史観が生み出したイデオロギーであるなんてことも言われているわな。タイトルの「異形にされた」ってのもそういう意味をあらわしている。要するに現代人は、差別されていなかった人びとに被差別のレッテルを貼って、差別を生み出しているんちゃうんかと。しかも、その差別に乗っかってビジネスにする連中がいるわけよ。「サンカ、コジキ、エミシ、非人、弾左衛門などなど。かれらを「異形」として見てしまうのが、維新以降に誕生した「知識人」だ。異形として見てしまったあとで、反省も込めて、「反差別」の主張になる」
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』佐藤洋一郎

『京都の食文化』、ミズ・ヤサイ・ニュウサンキン。具体的な店舗についてはともかく、わたしにとって目新しい情報はそんなになかった。まあ、京都関係の本はそこそこ読んでいるから。でも、そうでないひとには、非常に分かりやすくコンパクトにまとまった一冊であると思う。あ、京都は職人の町で、そのために料理をする時間も惜しいってんで、仕出し・出前のたぐいが発達したんだってのは初めて知ったな。現代人は忘れがちだが、本来の料理ってのはその土地が生み出すもの。「世界には、長い時間変わらないものと、時流に乗って次々姿を変えてゆくものとがある。変わらないものとは、たとえば「ゆく川の流れ」をいうのであり、また変わりゆくものといえば、川を流れゆく「水」である。この不変なるものと変化するものとは、じつは表裏一体の関係にあり、どちらが真でどちらが偽ということはない。どちらもが真の姿である」
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
『異端の祝祭』芦花公園
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『ケルベロス 第五の首』ジーン・ウルフ

『ケルベロス 第五の首』、ケルベロス・モノガタリ・VRT。完全な変身能力をもった生物がいて、そいつらが移住してきた地球人に滅ぼされたのか、あるいは地球人をみな殺しにしてその後釜に座ったのか。ポイントは完全な変身能力。完全であるがゆえに、変身能力をもたない地球人に変身すると、変身能力を喪失するうえに、元々の記憶まで書き換えられて、アイデンティティを喪失してしまう。……と、まあ、分かりやすく書いてみたが、まず一読ではよく分からん。「進化の過程で退化した器官は決して元の大きさを取り戻すことはなく、失われた器官は決して取り戻せない。もし子孫が、退化した器官が重要な役割を占めていた生活様式に戻った場合にも、痕跡器官が元の状態に戻ることはなく、生物は代用品を作りだす」
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『異端の祝祭』芦花公園

『異端の祝祭』、スガル・アガメル・ツカサドル。カルト宗教と対決する、まあ、読める作品ではあるんだけど、登場人物の造形がどれも中途半端。それらしいエピソードは語られるが、なんか通り一遍というか。細かくチェックしたら、設定のアラがけっこう出てきそう。「幼子よ、お前はいと高き方の預言者と呼ばれる。主に先立って歩き、その道を整え、民に罪の赦しによる救いを知らせるからである」
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『奇談の時代』百目鬼恭三郎
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『メタファー思考は科学の母』大嶋仁

『メタファー思考は科学の母』、メタファー・メトニミー・シネクドキ。ひとの思考ってのはまず最初に似ていることを基準に組み立てられる。ボードレールが言った万物照応なんだわ。理論による補強はあとづけ。したがって、似ていることを見いだせないと、そこでイノベーションも止まっちまう。大企業が一流大学の学生を雇って左前になるのもこれが理由。連中は、書いてある文字の処理しかできんからね。「私たちが社会で共有する「現実」なるものは、共同主観の産物なのです。社会が共有する物語とは、そうした共同主観の表現です」
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『奇談の時代』百目鬼恭三郎

『奇談の時代』、キダン・チンダン・カイダン。さまざま文献に収められている奇談を、ただアンソロジーとして並べるだけでなく、テーマごとに分類し解説を付する。こういう本が面白いんだよ。書くほうは大変だろうけど。良書。「いまは人間の恨みかたも卑小になったようだ。ひとつには、万事責任の所在がぼけてきて、恨むべき相手がはっきりしなくなっているせいかもしれない」
読書近況です。

【継続中】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
【再読】『百年文庫 006 心』ドストエフスキー他

【再読】『百年文庫 006 心』、プレヴォー「田舎」、若かりし頃の想い人から手紙が届く。偉くなった男は、残酷ともいえる好奇心から女と会ってみる気を起こすが、女のほうが直前に逃げてしまう。自分の無礼さは棚にあげて、女の失礼な振る舞いに怒り心頭に発した男のもとに女から詫び状が届く。すると、冷水三斗、男は途端に自分の浅はかさにうちのめされてしまう。果たして、手紙には何が綴られていたのか。本書のテーマは「心」。ひとのこころに秘められた複雑な綾を味わえる一冊。
読書近況です。

【継続中】
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『宇治拾遺物語(下)』高橋貢・増子和子訳注

『宇治拾遺物語(下)』、キカイ・キズイ・キセイ。国枝史郎『信州纐纈城』の元ネタを収録する下巻。やっぱこの話だけ現代的なホラーに通じるわな。素朴な昔のひとたちは怖気を振るったろうな……いや、現代人よりもずっと残酷なものは見慣れているか。「さて其後、たかき所に釣さげて、所々をさし切りて、血をあやして、その血にてかうけつを染て、売侍るなり」
読書近況です。

【継続中】
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『鉄道にまつわる怪異譚』寺井広樹

『鉄道にまつわる怪異譚』、トンネル・フミキリ・ハイセン。匿名で記される怪談と比べて、ほとんどの話が駅名や路線を明らかにしているので、肌身に迫るリアリティがあって面白かった。御徒町駅で飛び込みがあって、車輌が緊急停車したんだけど、死体も負傷者もなかったって話、あったあった、あれ、新聞記事にもなっていたよな。「人の死に直面する機会がもっとも多い職業はじつは鉄道員かもしれない」
読書近況です。

【継続中】
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『百年文庫 016 妖』坂口安吾他

『百年文庫 016 妖』、ミミオ・ミチ・ヒミツ。「妖」というテーマの期待を裏切らない3作品。サイコパスが登場する「夜長姫と耳男」、魔性のあてびとが登場する「光る道」、夜目遠目笠の内な「秘密」、書いてて気づいたが、物語のキーはすべて女なんだな。「おのこ、これは何と言うものじゃ?」
読書近況です。

【継続中】
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『裏世界ピクニック(1)』宮澤伊織

『裏世界ピクニック』、クネクネ・ハッシャク・フェブラリー。怪談や都市伝説が大好物なわたしは楽しめたわ。ただね、主人公の空魚と鳥子の距離感に釈然としないものを感じる。当初、空魚は鳥子に反発を感じていたわけでしょ。それがさしたるエピソードもないまま早々に、空魚のなかで鳥子は欠かせぬバディになっちゃってる。ふたりの距離感を詰めるのは最近だと『リコリコ』が上手かったけど、やっぱり10話分くらいの尺がいるんじゃないか。「女だ。背が高い──とても高い。二メートルをゆうに超える長身で、丈の長い真っ白なワンピースを着ている。向こうを向いたその背中に、長い黒髪がどっさりと垂れかかっていた」
読書近況です。

【継続中】
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
【再読】『文化と両義性』山口昌男
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
【再読】『百年文庫 005 音』幸田文他

【再読】『百年文庫 005 音』、高浜虚子「斑鳩物語」、法隆寺門前の宿に泊った主人公が、仲居の女性と雑談し、お寺を見学し、夜、彼女が操る筬の音が静寂に響くのを聞く。そこに特段何かドラマがあるわけじゃないんだが、心に沁みる物語。その時代時代の情景は写真に残すことができるけど、ひとのこころはこうして文章にしたためるしかないからな。こうした文章をもっと読んでみたいが、まあ、随筆になっちまうのかな。
読書近況です。

【継続中】
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
【再読】『文化と両義性』山口昌男

【再読】『文化と両義性』、再読だけど、3分の1くらいはやはり難解……というか、ディレッタント的な文章。簡単なことをわざと煙に巻いた書き方をする。ニューアカの系譜に属するものはやっぱこういう感じだな。人間の文化は、すべてが陰陽の二面性をもっていて、その接面にあらたな創造性が宿っているし、社会の矛盾を調停するちからがあるんだよ、と。まず、このことを分かりやすい言葉で書かんとダメだろう。
読書近況です。

【継続中】
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介

『日本アニメの革新』、アトム・ヤマト・ガンダム。情報量が多くて頭が破裂しそうだけど良書。アニメ史を語るにあたってプロットされた作品たちに隙がない。ただ、「世界観」というキーワードが分かるようでいまいち判然としない。アニメの進化をひとつのキーワードに集約させてしまうと、カール・マルクスの唯物史観みたいになっちゃう気がする。「失敗は必然、成功は偶然」という言葉があるけど、アニメ史を語るうえでもそういうフワフワした余白はあるはず。「では、何がキャラクターよりも優先度が高いのか? それが「世界観」です。それも個人レベルでは到底とらえきれない、星雲をまたいだ「巨視的な世界観」です。「世界観」を人物よりも前景化し、主役級の役割をあたえた。そこが最大のエポックメイキングであり、後の日本アニメ文化の方向性を大きく決定づけたものなのです」
読書近況です。

【継続中】
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『コミュニケーションは、要らない』押井守
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『百年文庫 017 異』江戸川乱歩他

『百年文庫 017 異』、ランポ・ビアス・ポー。今までずいぶんと乱歩は読んできたけれど、本書に収録されている「人でなしの恋」は初めてだったな。こりゃ、乱歩ももう一度全集にあたって、全部読んでみないと、未読・既読の区別が難しいな。ポーから「ウィリアム・ウィルスン」が採用されているのは、訳者が乱歩なのと、尺の都合か。やっぱ「アッシャー」や「赤死病」あたりが入ってほしいところ。ビアスはいささか平凡。「なあに、いざとなったら、喰いついてでも、ひっ掻いてでも、あんな女に負けてなるものか」
読書近況です。

【継続中】
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『忌録: document X』阿澄思惟
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『コミュニケーションは、要らない』

『コミュニケーションは、要らない』、デキナイ・アイマイ・オワラナイ。東日本大震災を経験し、居ても立っても居られなくなってものした文章。そのせいか、いささか論旨に飛躍があって、まとまりがない気がする。まあ、当時の民主党政権のていたらくを見ていれば、押井カントクならずとも物申したくなる気持ちは分かる。「核武装とは常任理事国の絶対条件のひとつであり、いざとなったら喧嘩の仲裁に入れる国の資格であるからだ。その能力なしには常任理事国になどなれない。たとえ建前上であったとしても、それが「世界に責任を持つ」ということなのだ」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『忌録: document X』阿澄思惟
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『夜更けのエントロピー』ダン・シモンズ

『夜更けのエントロピー』、ベトナム・エントロピー・バンコク。短編集。「ドラキュラの子供たち」や「最後のクラス写真」がとりわけ面白いなと思ったら、どちらも文学賞やらSF賞やらを受賞している。やっぱ面白いものはだれが読んでも面白いんだわな。「ありったけの能力と意志の力を尽くして、ギース先生は両親や養父母や叔父や愛想のいい他人といった姿の下にひそんでいる怪物に、子供たちが殴られたり、誘拐されたり、精神的に虐待されたり、あるいは性的な被害に遭ったりするのを防いできた」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『忌録: document X』阿澄思惟
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『岡本太郎に乾杯』岡本敏子

『岡本太郎に乾杯』、ハシリ・コロガリ・カタヤブリ。多くの日本人がそうだと思うんだけど、岡本太郎といったら「芸術は爆発だ」の変なおじさんでしかないんだよな。わたしも詳しくは知らなかった。そんな彼の生き様が生き生きと記された本書。面白い。昭和の時代を彩ってきた内外の有名人たちの名前が次々に登場し、岡本太郎の交友関係の広さに驚く。「戦闘を開始する」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『ほねがらみ』芦花公園
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『忌録: document X』阿澄思惟
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『きつねのはなし』森見登美彦

『きつねのはなし』、キツネ・リュウ・スイジン。怪談として読むのならいささか肩透かし。いつもの森見ワールド。マジック・リアリズムというか、ファンタジーというか、そんなふわふわした感じの物語が繰り広げられる。そういや『夜行』もこんな感じだったわな。小川洋子とか山尾悠子とか、あの手のテイストが正直苦手なのよね。「「夜遅くに一人で起きていて、なんだか、わけもなく怖くなることがありませんか」「ときどき、あります」「朝になれば、なぜあんなに不安だったのか分からなくなるでしょう。それと同じなのです。東京はいつも夜なのです」」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『忌録: document X』阿澄思惟
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『なまなりさん』中山市朗
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『ほねがらみ』芦花公園

『ほねがらみ』、インガ・アッカ・ソワカ。ひとつの禍々しき怪異に多面的な切り口からアプローチするという体裁なんだが、構成が絶望的に下手で、まったく内容が記憶に残らない。もともと「カクヨム」に投稿されていた作品だと知り、納得。シロウトが余暇で行き当たりばったりに書いているんだろうなと。まあ、デビュー作だから技術点が低いのは致し方なしな面も。「悪い人いうても、人を、ええように殺したけんね、バチがあたってしもたんやろね。ずいぶん前から、■の女にはおかしいのが出るようになったんよ」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『忌録: document X』阿澄思惟
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『なまなりさん』中山市朗
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで』中村圭志

『宗教図像学入門』、ズゾウ・グウゾウ・ショウチョウ。最初から終わりまで退屈せずに読めたわ。宗教がどれほどイメージに彩られているか。抽象的な教理を理解することよりも、こうした具体的なイメージから学べる宗教の本質もある。「孔孟思想や儒教が人生のパブリックな側面を仕切るとすれば、老荘思想や道教はプライベートな本音に沿う形となっている」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『忌録: document X』阿澄思惟
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『なまなりさん』中山市朗
『マタギ奇談』工藤隆雄
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三

『どこの家にも怖いものはいる』、オトズレル・ノゾキコム・カドワカス。一見バラバラの様相を呈する5つの怪談、そこには思いもよらぬ共通項があったという構成には面白みを感じるのだが、いかんせん登場人物たちの行動に釈然としないものを感じるのよね。そこには逃げ込まんやろ、そこには入らんやろ、そこには泊まらんやろ、というね。物語の都合が優先されてしまうと、話が一気に嘘臭くなってしまう。「怪を語れば、怪に至る……」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『日本のいちばん長い日』半藤一利
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『忌録: document X』阿澄思惟
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『なまなりさん』中山市朗
『マタギ奇談』工藤隆雄
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『未知のパリ、深夜のパリ』ブラッサイ

『未知のパリ、深夜のパリ』、イロコイ・ハンザイ・ゲンエイ。オーストリア=ハンガリー帝国の生まれで、本名はハラース・ジュラ。現在のルーマニア、ブラショフの出身であることからブラッサイと名乗る。ノートルダム大聖堂の夜番、サーカス一座、浮浪者、便所の汲み取り人、悪党、恋人、売春婦、ダンスホール、同性愛者の集い、阿片窟……、観光客の知らないパリの顔をカメラに収めていく。「突然私の足は何かやわらかいものにぶつかった。私はしゃがんだ。この十一月の夜の冷たさでかじかんだ手の指に、私は死んだ一羽の鳩の羽毛を感じた。死んだ一羽の鳩、それもまだあったかい……」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『忌録: document X』阿澄思惟
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『なまなりさん』中山市朗
『マタギ奇談』工藤隆雄
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『日本のいちばん長い日』半藤一利

『日本のいちばん長い日』、チチ・コクコク・キュウキュウ。本作の発表年が1965年。関係者の大半が鬼籍に入った現状、もうこれだけ読み応えのある戦争の実録は書けまいな。Amazonのレビュー数が2000件を越えていて驚いたが、読了後、ひと言物申さずにいられなくなる気持ちは分かる。「コレヲ以テ愛スル我カ国ノ降伏経緯ヲ一応擱筆ス」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『忌録: document X』阿澄思惟
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『なまなりさん』中山市朗
『マタギ奇談』工藤隆雄
『ゴシックハート』高原英理
『氷川情話』勝海舟
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『読書の歴史 あるいは読者の歴史』アルベルト・マングェル

『読書の歴史』、ミドク・キドク・チュウドク。黙読、内容の記憶、絵の読み解き、読み聞かせ、予言、女性による読書、本の盗人、朗読等々、本を読むことにまつわる古今東西のさまざまなエピソードをあらゆる文献から引いてくる。ただ、これらの知識を、だれかに語って聞かせる、或いは足掛かりに新たな読書のフィールドを拡げるなどをしないと、死蔵になりかねん。「生きるために読む」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』氷川竜介
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ
『忌録: document X』阿澄思惟
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『なまなりさん』中山市朗
『マタギ奇談』工藤隆雄
『ゴシックハート』高原英理
『氷川情話』勝海舟
『怖の日常』福澤徹三
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『巷談 本牧亭』安藤鶴夫

『巷談 本牧亭』、デントウ・ゲイノウ・ニンジョウ。本牧亭を中墨に、虚実入り乱れた人びとによる昭和群像劇。面白い。台東区の小説というと、多くは浅草に舞台を求めるから、上野や谷中の地名が頻出するのもいい。「おなじ東京の、空の上から円を描いたら、こんなにちっぽけなところでいながら、そのおなじ東京の町に住んでいて、みんな、泣いたり笑ったりの毎日を送りながら、おなじような町をいったりきたりしながら、こんなクラス会みたいなことでもないと、めったに顔を合わせることがない」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『忌録: document X』阿澄思惟
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『なまなりさん』中山市朗
『マタギ奇談』工藤隆雄
『ゴシックハート』高原英理
『氷川情話』勝海舟
『怖の日常』福澤徹三
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『魅惑の集団自殺』アルト・パーシリンナ

『魅惑の集団自殺』、ムレル・メグル・カワル。集団自殺をテーマにしたロード・ムービー……と聞けば、ぎょっとする向きも多いだろうが、ユーモア小説。フィンランド人たちを主人公にしており、日本ではけっこう珍しい部類に入る作品ではなかろうか。映画にしやすそうな内容だと思ったら、やっぱ映画化されているらしい。「愛する祖国では、産業界そして森林所有者が心になんの痛みも感じることなく国家的財産を乱伐している。残された木はキクイムシに蝕まれて枯れ木となったまま突っ立っている。空からは苦い味をした酸性雨が降ってきて土地を毒性化し、不毛なものにしてしまう。また、農民たちがあまりに多量の化学肥料を畑に撒き散らした結果、川、湖、入江にアオコが発生し、収拾不能の事態になってしまった。工場の煙突や下水管から出た汚物は人間の目や共同で使う水を汚染する。魚は横腹を出して浮き上がり、鳥の卵の殻を割って出てくる早産の雛たちの姿は悲惨そのものだ。傲慢きわまりない暴走族はハイウェーを我が物顔で突っ走る。そして、彼らの通った跡に残されるものは、不幸な犠牲者であふれた墓場と病院の集中治療室だ」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『なまなりさん』中山市朗
『マタギ奇談』工藤隆雄
『ゴシックハート』高原英理
『氷川情話』勝海舟
『怖の日常』福澤徹三
『遊遊漢字学 中国には「鰯」がない』阿辻哲次
『アメリカの小さな町』トニー・パーカー
『魔女狩りの社会史』ノーマン・コーン
『ふらんす怪談』アンリ・トロワイヤ
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『忌録: document X』阿澄思惟

『忌録: document X』、シュザイ・ファイル・ブログ。ここ最近まったくの偶然から、芦花公園『ほねがらみ』、三津田信三『どこの家にも怖いものはいる』、そして本作『忌録』と読んできたのだが、すべて、手紙や日記、インタビュー等々、複数のテクストを撚り合わせることで、最後に怪異の真相が明らかになるというフォーマット。ある時期に流行ったのかしら。これらを立て続けに読んだわたしの読書履歴こそ怪異だわ。本当に偶然なのよ。「天地ニキ揺ラカスハ サ揺ラカス 神ワカモ 神コソハ キネキコウ キ揺ラナラハ」
読書近況です。

【継続中】
『きつねのはなし』森見登美彦
【再読】『批評理論入門』廣野由美子
『五風十雨 京の塗師屋ものがたり』川浪春香
『哲学の使い方』鷲田清一
『怖い家 伝承、怪談、ホラーの中の家の神話学』沖田瑞穂
『恐怖のヒッチハイカー』R・L・スタイン
『黒い遭難碑 山の霊異記』安曇潤平
『異本論』外山滋比古
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』E・ゴーリー編
【再読】『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『なまなりさん』中山市朗
『マタギ奇談』工藤隆雄
『ゴシックハート』高原英理
『氷川情話』勝海舟
『怖の日常』福澤徹三
『遊遊漢字学 中国には「鰯」がない』阿辻哲次
『アメリカの小さな町』トニー・パーカー
『魔女狩りの社会史』ノーマン・コーン
『ふらんす怪談』アンリ・トロワイヤ
『それでも町は廻っている(7)(8)』石黒正数

【読了】
『定本 酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』高橋昌明

『定本 酒呑童子の誕生』、ジシン・カミナリ・カジドウジ。ひとつの昔話が、なぜそのようなかたちで現代に伝わるのか。解明する切り口の数に圧倒される。桃太郎で言えば、なぜ桃なのか、なぜジジババなのか、なぜ川なのか、なぜきび団子なのか、なぜサル・トリ・イヌなのか、みたいなこと。研究という活動になじみのないひとが研究とは何かを知るのにもってこいな1冊。「さらに東北を鬼門とする陰陽道が輸入されたあとも、民間の実際生活では西北方恐れてきた、それは黄泉の国の方角、霊魂の帰りゆく方角だった、ともいう」

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