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本は常に携帯していたいコミュの読み終えた本11

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コメント(202)

19.「西の善き魔女」第8巻 荻原規子 角川文庫
これにて、完結。面白かったです!
『ヨモツイクサ』
知念実希人/双葉社/2023.5.20 第1刷

著者が創造した北海道においてヒグマよりも恐ろしい生物は、どの様な生物なのであろうかと読みましたが、確かに恐ろしい。北海道関係無く恐ろしい生物でした。
本作品は映像化しないのかな?映像化した場合、どの様な造形のクリーチャーになるのか想像が膨らみます。
読み終えた本

『光堂/赤江瀑』
✓ 短編9話。
『死にがいを求めて生きているの』
朝井リョウ/中央公論新社/中公文庫/2022.10.25 初版

「螺旋プロジェクト」の一作品で、時代設定は平成です。
今まで「螺旋プロジェクト」の8作品中7作品を読みましたが、良い意味で本作だけ毛色が違いますね。これは、心がえぐられる人もいるのでは?朝井リョウさんの作品は初めて読みましたが、他の作品も読んでみたいと思いました。
20.「ニュースの”なぜ?”は地政学に学べ」 茂木誠 SB新書
『営繕かるかや怪異譚その参』
小野不由美/角川書店/2022.8.26 初版

このシリーズは今まで三冊刊行されていますが、それぞれテイストが違いますね。今作は後半の話が一冊目の雰囲気と似ていて好きですね。
  「人事ガチャの秘密 配属・移動・昇進のからくり」 藤井薫:著 中公新書ラテル:発行
 人事がどうやって決まるのかなど、その会社の一部の人しか知りようがなかろう、と思った。けど、著者は人事に四〇年携わり、パーソル総合研究所の上席研究員をやってる人だから、示されたデータや関係者の発言は根拠のあるものなのだろう。
 実際、人事部がすべての人事を管理しているわけではなく、一般の社員の移動は各事業部に権限がある場合が多い、というのは説得力がある。
 勤め人をやってると、気に入らない人事異動に当たることもある。それも会社としては理由があるんだろうな、たぶん。
過去に読んでます。Amazonより届きました。初版、帯つき、単行本。550円也!
21.「知らないと恥をかく世界の大問題14」 池上彰 角川新書
黒川博行の「螻蛄(けら)」

テレビドラマを先に観て(黒川博行も喫茶店マスター役でカメオ出演)、1話の濱田岳、北村一輝、泉里香(ホステス役)、葵(ホステス役)、の演技に先にやられ、後から小説を読みました。

脚本っぽい小説が多い感じがする黒川博行ですが、これもセリフがクセになります。
「桑原と飲むくらいなら天王寺動物園のゴリラと飲む」
イケイケでタフな桑原が家では酒も飲まずに本を読んでるのもたまりません。

ちなみにこれの続きが直木賞受賞の「破門」なのですが、テレビドラマは「破門」→「螻蛄」の順番でやりました。「破門」の方のホステスでも志保がキャスティングされていて豪華。
『ひまわりの祝祭』(藤原伊織)

殺した妻は妊娠を隠していた。
何年か経ち彼女にそっくりな女と出会う。。。
まず設定にやられた。
角田光代の「エコノミカル・パレス」

台詞がリアルで、感情も丁寧に書かれていて面白かったです。
彼女自身も似たような?指針というかスローライフ派な人なのかな、と感じます。
同じ角田光代のエッセイで「恋するように旅をして」もセットで読みましたが、
こちらも美しい文章で素晴らしかったです。
また、同じ夢を見ていた(住野よる)

大人になると好きになるものが「分かるー!」と共感。

原田マハ『たゆたえども沈まず』

絵と小説が好きな自分にとってマハさんの本は癒しです。

「シリウスの道」/藤原伊織

豪華メンバーのTVドラマを先に観てハマりました。
『テロリストのパラソル』(直木賞受賞作。連続作でもないのに、妙に感情移入度が高く、好きです)の9年後にあたり、登場人物のその後が語られていることに途中で気付いてもう一段熱量が上がりました。
先に小説を読みたかったです。
馳星周の『鎮魂歌 不夜城II』

前作『不夜城』の劉健一の復讐劇。
第51回日本推理作家協会賞長編部門受賞作。
2004年に完結編となる『長恨歌 不夜城完結編』が出版されていて
シリーズは完結したわけですが(続けてそれも読みましたが)
個人的にはこの2作目が気に入りました。
『山の上の家事学校』 近藤史恵

妻と子供にでていかれ、一人暮らしで荒れた生活のなった仲上は
妹に紹介された山之上家事学校へ通うことにする。
通って、家事や夫婦の関係、ジェンダーのことなどについていろいろと考えて
変わっていく仲上の視点から、描かれている。
校長先生は最初にこう語る。
「家事とは、やらなければ生活の質が下がったり、
 健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、
 賃金が発生しない仕事、すべてのことを言います。
 多くが自分自身や、家族が快適で健康に生きるための手助けをすることで、
 しかし、賃金の発生する労働と比べて、軽視されやすい傾向があります」
知らないうちに誰かがしていることを気づかない人が多い。

仲上もほかの生徒たちも家事学校で学ぶことで、
家事について考えを改め、新しい生き方を見つけていきます。
仲上も離婚した妻と娘と新しい関係を気づいていきそうです。

女性は納得するところが多いと思います。
男性が読んだらどんな感想を持つか聞いてみたい。
わが夫に勧めたいが夫は小説を読まないタイプである。

ちなみにわが夫は食器洗いと風呂掃除はしてくれる。
が、いつもやってくれてありがとうと言っておだてる必要がある。
私自身も古いところがあるので、争ってまで家事をしてもらおうとは思っていない。
自分でやれることはとりあえずやっている。
私が一番苦手なのは掃除かな。
さらに夫婦ともども片づけが苦手である。
 魔者  小林由香
 マスコミとSNSの怖さと在り方に切り込んだミステリ作品でした。
黒川博行の『キャッツアイころがった』

疫病神シリーズなどに満ち溢れる関西弁のイメージは控えめな作品。
約30年前の、実質デビュー作ですね。

疫病神シリーズなどでシビアな世界を描いている作者が、こんな軽快な作品を描いているのが驚き。
最後の最後までキャッツアイに振り回されるところが妙にツボでした。
『再生』
角川ホラー文庫ベストセレクション

再生 綾辻行人 (06点)
夢の島クルーズ 鈴木光司 (03点)
よけいなものが 井上雅彦 (04点)
五月の陥突 福沢徹三 (03点)
鳥の巣 今邑彩 (09点)
依って件の如し 岩井志麻子 (05点) 
ゾフィーの手袋 小池真理子 (07点)
学校は死の匂い 澤村伊智 (10 点)満点!一番怖かった。

以上。
2024年10 月15日
  「ウクライナにいたら戦争が始まった」 松岡圭祐:著 角川書店:発行
 2022年8月3日の発行。それから2年過ぎ、まだ戦争が続いているとはなあ。
 この頃はコロナ禍で、日本ではマスク着用が一般的だったころだ。そういう記述を読むと、随分と前の話のように感じる。
 内容は表題のまんま。普通の女子高生が、親の都合でウクライナに短期留学に行った途端、まさかまさかのロシア侵攻が始まった。田舎町ブチャでもバンバン人が殺される。虐殺、暴行、略奪、21世紀とは思えない非道が横行する。小説だから脚色はあるのだろうにしても、日本でも報道された事項だから、実際にこういう事態だったのだろう。
 結末は、なんとも後味が悪い。単に戦闘に悲惨さだけでなく、政治ってのが、いかにも人権に反しているか。
 
 京都寺町三条のホームズ21 メランコリックな異邦人
                望月麻衣
 シリーズ21作目、キャラクターたちの進展が面白かったです。
「7つの名前を持つ少女」(イ・ヒョンソ)

分厚いけどなんとなく手を伸ばした作品。
世界的ベストセラーだったのですね。
命がけで自由を求めながらも、
どこまでも女子でカワイイ主人公に憧れます。
  「もしも徳川家康が総理大臣になったら」 真邊明人:著 サンマーク出版:発行
 コロナ禍の危機に、AIとホログラムで蘇った日本市場の英傑たちで組織された「最強内閣」が挑む。
 現代の無責任な政治家と違い、君主の言葉には文字どおりに家や領地の命運がかかっている時代を生きた、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉たちの決断と実行力は凄まじく、日本はコロナを乗り切り、経済発展していく。
 戦国時代や、荒々しい時代を生きた英傑たちには現代日本の民主主義はまどろっこしい。が、現代の法を守るように作られてるそうだ。それを云い出したら、総理大臣が国会議員でないのは、もろに違憲なんだが。なんて突っ込みは野暮なんだろう。
 選挙のときは都合の良いことを言うが、公約を守らない政治家は悪い。だけど、身勝手な要求ばかりして、都合の悪いことは聞きたがらない民衆も悪い。だから議会制民主主義は機能しなくなっていく。そりゃそうだ。じゃあ、どう変えたらいい? 明確なビジョンを示すと物議を巻き起こすだろうから避けたな。
 まあ、いいか。エンタメとしては及第点だろう。
 「おじさんは、地味な資格で稼いでいく。」 佐藤敦規:著 クロスメディア・パブリッシング:発行
 50歳で課長になれず、うだつの上がらないサラリーマンだった著者が、社会保険労務士の資格を取り、独立してサラリーマン時代よりも稼ぐようになったノウハウを紹介した本。
 転職するにも、管理職を5年以上経験してない人は、なかなか採用されない。だから資格を取る。税理士や弁護士は厳しいけれど、社労士や行政書士なら、勉強は大変だけど取れなくはない。
 実際に苦労した人の話だから説得力がある。読み物として読んでも面白い。
 僕の殺人計画   やがみ
 ややこしい設定で理解するのがやっとのミステリーでした。

厳密に言うと俺も発達障害だと思った。

 「九十歳。何がめでたい」 佐藤愛子:著 小学館:発行
 年を取っていいことなんかない。そう思っても、公の場で、こうまではっきり言い返せる人は少なかろう。
 年寄りには今の世の中は気に入らないことが多いようで、年甲斐もなく、怒る怒る。老人が元気なのは良いことです、としておこう。
 ちょっとくぐってみたら、百歳でお元気らしい。やはり、長生きはめでたいことです。
  「最強の地域NO.1店のつくり方」 石井満久:著 内外出版社:発行
 副題は「大企業に負けない! 中小企業が地域で勝つ 最強の戦略とルール」。著者は茨城県取手市を拠点とする石井建装の代表取締役。地域で一番の塗装店だそうだ。
 客を騙して不要な施工をさせたり、いい加減な塗装で安く仕上げたりする業者がいる業界のなかで、真面目に品質の高い塗装をすることで信用を得る。そこから様々な工夫をして、地域で愛される企業となる。説明はどれもうなずけることばかりだ。
 高い技量を示すことにより、安くはない家の塗り替えをお客さんに納得してもらい、ライバルと切磋琢磨して業界や地域の発展を目指す。日本の商売は、やはりこれだな。
 自分のところを第一主義を掲げ、気に入らないやつは口汚く罵り、他国のヒンシュクをかってもお構いなしの、どこかの大統領の真逆だな。
 海風  今野敏
 幕末に海外との交渉に奮闘した男たちの熱い物語。
  「鑑定」 山田宗樹:著 角川春樹事務所:発行
 電気信号を脳に通すことによって落ち込んだ神経を高揚させるエモーションコントローラー、略してエモコンが普及した、とのSF設定で物語が展開する。
 薬物のような副作用や中毒性はない、との見解だったのだが、エモコンによる精神障害ではないかと疑われる殺人事件が発生し……。山田宗樹氏の小説は、いつも考証とディテールが細かい。あり得ない設定なのに、本作では精神鑑定のリアルな描写で違和感を感じさせない。
 引き込まれて読み進めていく。けっこう暗いオチになるのも、山田氏の多くの小説の特徴か。
角田光代の「この本が、この世に存在することに」

本への愛情を感じて好きでした。
  「SFアニメと戦争」 高橋杉雄:著 辰巳出版:発行
 著者は防衛省防衛研究所の防衛政策研究室長で国際政治学者だそうだ。本職の戦争研究者が、ヤマトやガンダムを考察するんだ。読んでまず驚くのは、アニメをよく見てること。忙しいだろうに、よくもこれだけの量を、ストーリーや設定を紹介できるほどに見込んでいるものだ。好きなんだろう、大体の作品は好意的に紹介されている。
 私は大嫌いな「ガンダムSEED」や「ヤマト2199」も本書の紹介によれば、よくできた設定で面白そうだ。見直してみようかと思うほどに。(いや、やめとこう。また頭に血が上る結果になりそうだ)
 本職の視点だと、SFアニメの多くは戦争を国家間の争いと描いていない、国家の意思決定の描写がないのが、現実と違うそうだ(例外はある。でも「ダグラム」はアニメとしてあんまり面白くないのよね)。
 例えば「ガンダム」の地球連邦は絶対民主制と言われるが、具体的な説明はない。物語の終盤でジオン公国のデギン公王が地球連邦と和平交渉しようとするのは、政府の代表者ではなく前線指揮官のレビル将軍なのは、現実ではあり得ない、って。なるほど、言われてみればそうだ。
 
「i」(西加奈子)

数学の虚数iやヒロインの名前としてのi、発音としてのアイ、色々な意味が込められたタイトルに象徴される多様性が美しいです。
 年金は60歳からもらえ  森永卓郎
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