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大人の音楽館コミュのジャズメン追悼曲

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I REMEMBER CLLIFFORD

ジャズトランペット史上の巨人が3人いる。ルイ・アームストロングとディジー・ガレスピーそしてマイルス・デイヴィスだ。その話はまたいずれするとして、最も忘れられない存在と言えばクリフォード・ブラウンだろう。みずみずしく輝くような美しい音色とテクニックを併せ持った天才ながら若くして自動車事故で死んでしまった。ちょうど同じ時代の映画界にジェームス・ディーンが彗星のように現れ事故死してしまったように。クリフォード・ブラウン25歳(1930〜1956)、ジェームス・ディーン23歳(1931〜1955)。

天才クリフォード・ブラウンの死を悼んでテナーサックス奏者ベニー・ゴルソンが書いた曲が、表題の「I REMEMBER CLLIFFORD」である。美しい調べの名曲で多くのジャズメンが演奏しているが、中でもブラウンが死んだ翌年弱冠18歳のリー・モーガンが「LEE MORGAN Vol3」でこの曲を演奏したものが歴史的名演。リー・モーガンはクリフォードが亡くなった1956年に17歳でデビューし‘クリフォード・ブラウンの再来’と評された天才トランペッターだったが、彼もまた33歳と言う若さで愛人に射殺されてしまう(1939〜1972)。
彼ら以外にもなぜかトランペッターには若くして亡くなったミュージシャンが多い。ファッツ・ナバロ(1923〜1950、ドラッグ中毒)、ブッカー・リトル(1938〜1961、尿毒症)などいずれも残された数枚のレコードに哀しく美しい演奏を残し伝説となっている。

クリフォード・ブラウンと言えばヴォーカルファンにはヘレン・メリルの名唱「You'd Be So Nice To Come Home To」が忘れられない。この共演は1954年、ブラウン・23歳、メリル・24歳の時だった。メリルもまた多くの仲間同様事故の後しばらくはショックから立ち直れなかったという。メリルがようやくブラウン追悼アルバムを吹き込むのは、なんと共演から40年後1994年の事である「Brownie:homage to clifford brown」。  このアルバムには後輩の現役トランペッター数名が参加し「アイ・リメンバー・クリフォード」を演奏、メリルが魂を込めて歌っている。もちろん「ユードビーソーナイス・・・」「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」「ドントエキスプレイン」もメリル自身が再演。メリル晩年64歳の名唱である。

コメント(1)

目かんきちさん、

ヘレン・メリルのブラウニー追悼盤のことは、知りませんでした。ぜひ買って聴いてみたいと思います。

それにしてもクリフォード・ブラウンの歌伴モノは、ダイナ・ワシントンもサラ・ヴォーンもあるのに、なぜかヘレン・メリルばかりが話題になりますね。かくいう私もLPが擦り切れるほど聴いたものです。ハスキーでスリリングなヘレン・メリルに、誠実・実直なブラウニーが恋したのかも、と思えるところがありませんかねぇ。

極め付きの「You'd be so ...」はさておき、「Don't Explain」を切々と歌うヘレン・メリルの切ない女心(いいわけはしないで。。。)が、クリフォードの琴線をゆさぶったかのかもしれません。

ボクが歌モノが好きな理由の一つは、このような「予期せぬインタープレイ」のスリルにあります。もっとも好きなヴォーカル・アルバムの1枚「ジョニー・ハートマンとジョン・コルトレーン」(写真)も同じようにスリリングな対話が絶妙の間合いとプレイを引き出していると思っています。

ジョニー・ハートマンのアルバムも何枚も持っていますが、トレーンとのアルバムは別格です。本当に素晴らしいインタープレイです。最近はSACDでも買い直して聴いています。

popfreak

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