日本家屋コミュの木場親水公園（東京・江東区）

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木場親水公園
木場親水公園は、永代通り木場駅近くから平久川に平行して葛西橋通りに至る親水公園である。公園には木橋が架けられ、また水辺には和船が浮かんでおり、木材の町・木場を意識した作りとなっている。

葛西橋通り側には、親水館と呼ばれる小さな建物があり、水辺に関する資料が置かれており、江東区にある親水公園を網羅した江東区親水公園ガイドもここで入手可能である。永代通り沿いには、いかだを操る人・川並を題材にした彫刻が置かれている。

ところで、永代通り沿いの公園に接するビル脇に小さいが立派な稲荷がある。「繁栄稲荷神社」と呼ばれるこの稲荷は、今は東京駅にある大丸デパートの前身である大丸が、江戸時代に京都伏見稲荷大社の分社をお迎えしたものである。

もともと大丸は、京都伏見の呉服店を始まりとし、江戸には寛保三年（1742）日本橋大伝馬町へ進出した。その後現在地近くに、倉庫・別邸を建築し、同時に邸内に稲荷を迎えたのである。明治になり大丸は、東京を離れ繁栄稲荷も青山の根津邸へ移されたが、昭和29年大丸デパートとして東京駅へ再進出し、昭和36年に繁栄稲荷も現在地へ再建されたのである。