患者と主治医の関係は、「信頼」のもとに成り立つっているのがベストです。しかし、人間にはいろんなタイプがおり、必ずしも「信頼」が築けるとは限りません。私のクライエントの話ですが、「うつ」状態でカウンセリングを受け「認知行動療法」で「うつ」状態から抜け出し表情も明るくなったのですが、極端な痩せ方や肌の色から、一度総合病院で検査を受けた方がいいと勧めましたところ、やはり異常が見つかり検査入院をしました。ある日、クライエントから「明らかにパニック状態」で、私に「助けてほしい」と連絡が入りました。主訴は、?検査のスケジュールも何をするのかも伝えてくれなく不安だ、?いきなり「手術だね」と言われた、というものでした。クライエントは不安ですから、感情による言葉を私が「人へ伝える言葉」になおし、書面にし主治医のボスである教授を捕まえ、問題を理論立てして回答を求めました。当然ながら、教授は「否」を認めました。医師にとっては、患者のうちの一人なのでしょう。しかし、患者にとって、主治医は「ひとり」なのです。医療現場において、医師の士気のの持ち方と、患者と医師をつなぐパイプ役としてのカウンセラーの役目の大切さを感じました。
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