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ピークオイルコミュのサハリン2稼動

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三井物産、三菱商事が出資・参画するロシア・サハリン州沖の原油・天然ガス開発プロジェクト「サハリンII」が本格稼働に入る。同州の州都ユジノサハリンスクで18日、LNG(液化天然ガス)プラントの稼働記念式典を開き、3月末までにはLNGの対日輸出が始まる。日本にとってはLNG調達先の多様化でエネルギーの安定確保につながる。ロシアにとっても初のLNG輸出事業として外貨獲得手段となる。

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200902120014a.nwc

コメント(13)

いよいよ稼動しますね。

日本にとって、初めてのロシアからの天然ガスであり、ロシアにとっても初めてのLNG。


一方、こんなに近距離なのにLNG化するというのももったいない気もします。
元々は、Shellなど当時の開発会社は、、日本への直接パイプライン輸送を当然考えていたようですが、日本の場合

・パイプラインの敷設コストが多国に比べ著しく高い
・漁協への保証金支払い額が、パイプライン敷設コスト並に高額
・ロシアと直接繋がることへの不安感が大きい

などの問題があり、FS段階で断念したようです。
一次は、外資が締め出され、ロシアの資源ナショナリズムが露呈したと言われていましたが、業界関係者はそれほど懸念していない様子。噂では、あの締め出し劇には裏があったということですし。

なんだかんだで延期され、ようやくここまでこぎつけた。

石油価格の下落と、金融危機以降下げ止まらずあきらめかけのルーブルの買いオペのやりすぎで、外貨準備が急減し、今回のプロジェクトは新たな外貨獲得先として期待しているでしょう。ロシアは、このまま石油価格があがらなければ、今後1,2年で財政破綻になる可能性さえあるといわれています。

あるニュースでは、ロシアが中国に対し、石油供給の見返りとして融資要請を行うとして、金利の交渉を行っているとのことです。


また、小泉元首相がプーチン首相と会談するため、財界人を引きつ入れて14日にロシアに出発しました。小泉政権時代、当時のプーチン大統領は比較的日本に対してラブコールを贈っていたのですが、当時の日本はかなり無視してきた経緯があるのではないかと思います。実際、小泉政権中に、ロシアで日本の車メーカーの工場進出が相次いだり、トヨタによるチャイコフスキー国際音楽コンクールの救済などがありました。
このあたりの動きにも注目したいですね。絶対なにかあります。


今後の日露関係から目が離せません。


そうですね。
なにせ一番近い資源大国ですから。
S−2はLNGとなりましたが、問題はS−1です。
もはや日本にはこれ以上玉は入らないですからどうするのでしょうか?
中国に売るしかないでしょうね。

でも小泉さんのスタンドプレイで不要なLNGを日本向けに購入すると叫んでくるかもしれないですね。
Bandidoさん

Vostok-50、いわゆる「東方プログラム」では、中国に380億m3/年、韓国に120m3/年(あわせて50 billion だからVostok-50)供給することが決まっており、その供給源としてサハリン1(確定埋蔵量5000億m3)が組み込まれることが2008年6月に決定しています。

東方プログラムのガス供給源としては、サハリン1のほかには、チャヤンダ、コビクタが既に決定しており、サハリン3キリンスキーとサハリン3東オドプト・アヤシの二つが追加されることが決定しています。

韓国は、輸出枠の120億m3を160億に増やすように要求しているようですし、日本も2008年4月の追加プログラムで日本への輸出プログラムが追加され、その量については協議中のようです。


日本への東方プログラム内の輸出では、宗谷海峡のパイプラインが計画されており、2005年に日本のJPDOとガスプロム傘下のStroytransgaz及びRosteftと共同でFSを作製し、2006年3月にロシア政府に承認され、日露共同事業として(ロシア49%、日本51%)推進されているようです。

計画では、2012-2013年までに名寄まで引き、苫東まで伸ばして12-15億m3/年の初期需要を見込んでいるようですが、果たして本当にうまくいくのか、私には疑問です。反対も根強いですからね。

日本のガス需要はないと言いますが、製紙工場などで重油や石炭から天然ガスに切り替えて、CO2排出削減を行うなど、値段さえ安ければまだまだあるのではないでしょうか。実際そういう動きはありますし。
また、日本で化学製品やLNGにして、アジアへ再輸出するプロジェクトもあるようです。

だいぶ前ですが、関係者に話を聞いたところ、パイプラインは北海道止まりでは意味が小さいこと(ぬりさんご指摘の「パイプラインの敷設コストが多国に比べ著しく高い 」というところ)と、パイプラインを引くくらいならサハリンで発電して電気を送る方が合理的ということを話していました。
daiさん

やはり日本に繋ぐならば東京と大阪のマーケットまで繋がないと意味がないという意見は根強いようです。
上記の計画を行っている方々の考え方は、12億m3程度の固定需要があれば、パイプライン事業としてペイできる、天然ガスパイプラインは一度敷設すれば自然にインフラが成長していく、というものだと思います。
国内の縦断幹線パイプラインを高速道路に併設するという構想が遅々として進まない(エネルギーは経済産業省、高速道路は国土交通省、安全保障上の問題は防衛省(庁))ことから、最小限のプランに集約されていったのではないでしょうか。

多分、日本の場合、陸上より海底パイプラインの方が安く引けると思います。

素朴な疑問なのですがLNGにするのはムダが多いのですか?

パイプライン、って建設やメンテナンスが大変そうだし
事故やテロを想像してしまうのですが。

LNGの場合はタンカーで海に面した発電所まで運ぶという
イメージであってますか?
ノブさん

あってると思います。もちろん発電需要だけではないですけど。

一概には言えませんが、一般的に言ってLNGの方が無駄が多いです。出来るだけ温度差を別用途に使うなどしてますけど、やはり液化と再度ガス化でかなりロスしてます。専用施設のコストも大きいでしょう。
パイプライン敷設や運用にももちろんコストはかかりますが、比較的小さいです。

テロの対象と言う意味ではLNG基地も同じですし、報道にあるパイプラインテロはデマが多いです。グルジアとか、ナイジェリアとか。

リスクの種類が違うなど、それぞれ特色がありますし、ケースバイケースですけど、例えば昨年夏に行われたロシア韓国会談で、北朝鮮経由のパイプライン敷設を(勝手に?)合意していましたが、そこではパイプラインからのガスはLNGより約2割安いと扱われていました。


そんなところです。
なるほど。
空気エンジンの時にも話題になりましたが
圧縮したり膨張させたり、っていうのはムダが多いんですね。

お礼にwikipediaからLNGタンカーの画像を張っておきます。
「冷凍うどん」に「スケートリンク」だって。


Wikipedia 天然ガス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%84%B6%E3%82%AC%E3%82%B9

>LNG受入れ基地の近辺には気体に戻す際の気化熱を冷熱源とする施設を設置し、エネルギーの利用効率を高めている。阪神港泉北コンビナートでは、キンレイの冷凍うどん製造工場や業務用冷凍庫などの他に大阪府立臨海スポーツセンターのスケートリンクなどが存在する。
ノブさん、どうもありがとうございます。
最近は日本も自社LNG船を持つようになりました。
最近のLNG船の傾向は巨大化で、QーMAXやQーFLEXが有名です。船上に液化装置があるので、普通のLNG船のように気化したガスを船の動力で燃やすというもったいないことをしなくても、LNGとしてほぼ100%運搬できます。もちろん液化にはエネルギーがいりますが。


LNGは発電用熱源としては割高なので、コスト面からあまりメリットはありません。
日本では、元々東京都の空気汚染などの公害対策として導入されました。その時に少しでも液化ロスを回収しようと様々な工夫が行われ、今に至っているのだと思います。
現在はスポット取引(高額)によって需要変動を吸収する目的もあるようです。

LNGもですが、水素燃料タンクはとても高圧で、さらに補給時に温度がさがるので、もっと効率わるいと思います。たぶんエネルギー半分くらいロスしてるかと。
冷熱発電(LNGを海水の熱で沸騰=ガス化させる際のガス圧でタービンを回す)について東京ガスの人に聞いたことがあるのですが、すべての受け入れ施設でやっているわけではないそうで、むしろ消極的な印象を受けた記憶があります。
daiさん

付帯施設は余計な初期投資がかかりますから、それを冷熱発電程度で回収するのは大変でしょう。


ノブさん

パイプラインとLNG輸送いついての目安となるデータを見つけました。

陸上輸送の場合(陸上パイプラインとLNG船の比較)、3000キロから4000キロ、海洋輸送(海底パイプラインとLNG船の比較)では、2500キロ前後が、幹線パイプラインとLNG輸送のコストのブレークイーブン・ポイントのようです。(「天然ガスが日本を救う」石井彰著2008年より)

世界の潮流は、パイプラインというよりむしろLNG供給のグローバル化ですが、サハリンと日本の間でLNG輸送というのは、ばかげているといわれてもおかしくないと思いますよ。

サハリン2、LNG輸出開始 東ガス・東電向け

 【モスクワ=坂井光】ロシア・サハリン沖の資源開発事業サハリン2の事業主体サハリンエナジーは29日、ロシア初となる液化天然ガス(LNG)の輸出を開始した。まず東京ガス、東京電力向けで4月初旬に東京湾に到着する見通し。

 サハリン南端のアニワ湾から14万5000立方メートルのLNGを積み込んだタンカーが29日午後(日本時間同)、日本に向けて出港した。日本はサハリン2で生産されるLNGの約6割を輸入する予定。これは天然ガス国内消費量の7―8%に相当し、中東に依存したエネルギー調達先の多様化に寄与するとして期待されている。

 サハリン2には三井物産と三菱商事が計22.5%を出資している。(29日 23:44)

関連記事

* 「サハリン2」、LNG工場稼働 日本、調達先を多様化(2/19)
* 韓国ガス公社、サハリン2から天然ガス調達(2/18)
* サハリン2、LNG工場完成 日本、全輸入量の7%調達(2/18)

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090330AT1D2900I29032009.html

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