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ピークオイルコミュの代替燃料について。

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ピークオイル対策として注目(?)されている代替燃料について語り合うトピックです。
(自己紹介トピックからの流れを汲んでいますが。>Dr.K氏からの問いにも続く)

わたしは、3年ほど前より自家用ディーゼル車をSVO(ストレート・ベジタブル・オイル)対応にし、
廃植物油(いわゆるBDFとは異なる)と軽油を併用して、クルマを走らせています。
燃料生成のプラントは「濾過だけ」の簡単なものです。
始めたころは「エコの一環」という意識もあったのですが、
今となっては単なる趣味に節約(オイル&お金の)付録がついた、という感じです。

Dr.K氏からの質問
>軽油 118.1円 / ? ( 石油情報センター、4/21 調査 )
>食用油 260円 / ? ( スーパーの安売り、現地調査 )
>ボトリオコッカスによる重油 155円 / ? ( 筑波大学・渡 邉信教授試算 )
>軽油産生性のシュードコリシスティスの生産効率は、ボの 2倍 ( 海洋バイテク研究所、解散 )
>この辺を、どう見ておられますか ?

バイオディーゼル・エタノールという農作物(植物)由来の燃料や、
藻からできるというオイルはピークオイル対策として有効だと思います。
ただ、現段階でその売価について云々しても、意味がないのではないでしょうか。
不確定要素があまりにも多過ぎるので。

バイオ燃料は化石燃料と同じ土俵に上がってしまったことで食料の高騰を招いていますし、
藻からできる燃料はまだ試作・試算の段階ですから、今後については未知数。
ともに、代替としてはまだまだ乗り越えないとならないハードルがある。

今日、近所のGSで軽油を入れましたが税を除くとちょうど100円でした。
植物油は食品としての精製・管理がなされているのでそれが売価に反映されていますし、
BDFは廃食用油を精製する際のコストにより、一般的にほぼ軽油と同価格で販売されています。
(BDFは100%で使用することで免税[燃料取引税]、混合使用では課税)
また、廃食用油のリサイクルでニーズが広まり、廃食用油自体も有償物となりつつあります。

ちなみに、ぼくのクルマの燃料は蕎麦屋や病院でもらってきた廃てんぷら油。
もらいに行って漉したり、クルマの手入れ等の手間を除けば無料ということになります。
あくまでも個人レベルですが、オイル/ガソリン・軽油の消費量はかなり減りました。

それにしても、省エネ(クールビズ等)の啓蒙活動、代替燃料・原料の開発・導入、
ソーラー発電・ハイブリッドカーの普及など取り組みがなされているのに石油の消費は↑。
ビジネスに熱心なうちは、価格で制限するしか有効な対策はなさそうです、ね。

コメント(29)

ぱーさん

> バイオディーゼル・エタノール
> ただ、現段階でその売価について云々しても、意味がないのではないでしょうか。

食糧との競合の問題とか、高等植物と " 藻 " との間の光合成効率に桁の差異のあることにいかなる見解をお持ちかな、と思って問いかけさせていただいたものです。

> 燃料生成のプラントは「濾過だけ」の簡単なものです。

そんなに「簡単」(!) にできるものなのですか ?!
今後とも、情報交換してくださいね。
藻のバイオディーゼルの潜在能力と、バイオ燃料の他の原材料との比較が出てます。事業者の話ですが。
http://www.spectrum.ieee.org/apr08/6175

1ha のトウモロコシ畑からは、年間 40?のオイル (エタノール ?)
オイルパームからは 1000?
同じ面積を占める、藻のバイオリアクターからは 48,000?

さらに、2, 3年のうちに 1ha で年間 15万 ?以上

なんて話が出てました。
Dr.Kさん
 C3植物の光合成効率が3%、C4植物だと4%とかいった数字を見た記憶があります。
 まあ、効率と言っても何を何で割ったかにもよるのですが、日射エネルギー量に対する固定量の比率だったとすると、トウモロコシ(C4植物)の25倍以上の固定量はあり得ない、という意味が伺えます。
 成長による損失は、生体量と穀物量の比率だとして、トウモロコシなら10倍くらいでしょうか(稲だと2倍)。
 その他もろもろ考えても、エネルギー量で1000倍以上の差がつくことは考えにくい。いいとこ百倍くらいではないかという気がするのですが。
 ここまでは光合成の比較の話。

 次に日射量。
 水平面全天日射量日積算値の年間平均値が、日本で最も多い南鳥島で、18.4MJ/m2・日=6,700MJ/m2・年。南鳥島の1.5倍の日射があったとして、10,000MJ/m2・年。
 オイルの発熱量が40MJ/Lとして、変換効率100%で250L/m2・年=250万L/ha・年。
 ということは、15万Lというのはあり得ない数字ではない。逆に、トウモロコシの40Lというのが少なすぎるのでは?

 昔デンマーク・フォルクセンターでもらってきた、油糧作物の数字(植物油脂の生産量データ)だと
菜種: 1,000L/ha×油脂分38%=380L/ha
ひまわり: 800L/ha×同32%=256L/ha
ピーナッツ: 890L/ha×同45%=400L/ha
オイルパーム: 7,000L/ha×同40%=2,800L/ha

 トウモロコシの40L/haという値は、でんぷんのアルコール転換でロスがあるとしても、少なすぎませんかね?

 まあ、何にしても藻類の可能性が高いことは分かります(植物の中から葉緑体だけを取り出すような話ですからね)。
dai さん

貴重なデータ、ありがとうございます。

" A single hectare planted with corn will yield about 40 liters of oil per year "

トウモロコシについては、私もそんな少ないわけ ? と思ったのですが、何も裏をとってはいません。
一事業者の言ってることだし、と。

しかし、暫定税率が復活すると軽油も 135円 / ? くらになるのかな ?
で、皮算用 ( 15万? が軽油として ) してみると、

15万 ? / ha / year × 135円 / ? ≧ 2000万円 / ha / year

話 8割としても、日本でも十分事業化できそうな ‥‥。
日射量もありますが、地上植物と藻では触れる二酸化炭素濃度の桁が違います。その差が大きいのだと思います。
加えて " Vertigro " なるテクニックですかね。
写真をみると、バイオリアクターを垂直方向にのばして、太陽放射の捕捉率をあげ、反収 (?) を向上させているようですね。
ぬりさん
 なるほど、確かに現在の環境では二酸化炭素濃度が律速段階になっていると聞いた記憶があります。

Dr. K さん
 多分トウモロコシは、コーン油の収量で比較しているのかと想像します(ウラは取っていません)。
 だったら菜種と比較すべきであって、今話題のトウモロコシを持ちだし、「ウソとは言えない」比較をするようなベンチャーはタチの悪い部類だと私は考えます。
 藻類の可能性を否定するわけではなく、あくまでもこの Glen Kertz なる人の話を聞く気はしないと。

 植物が構造体を自力で構築しているのに対して、その部分(リアクター)を人為で構築するわけなので、リアクター込みのライフタイムエネルギー収支計算や、葉緑体質量/植物体総質量と藻類質量/リアクター総質量の比較などを、方式別(プール式、Vertigro式など)で比較できるといいですね。
トウモロコシを良くつくりますが,収穫した後の残滓はものすごい量です。1株中の可食分は極わずかで,いつも「これまで苦労して,たったこれだけかい!」と思ってしまいます。その辺からの定性的な判断でも,トウモロコシ燃料の効率の悪さというか,ムダさを感じます。

ところで面積あたりの光合成の話ですが,葉緑体はある程度の光量で飽和してしまうというのを聞いたことがあります。とすると,藻などは昼間の光の強い時は,栽培池の水を上へ下へと攪拌する事で,より効率的に光が利用できるのではと思いました。
どなたか詳しい方ご教示を。
dai さん

>「ウソとは言えない」比較をするようなベンチャーはタチの悪い部類だと私は考えます。

確かに。

勝手に早とちりしたのは、そっちでショ、て開き直れますものね。
Shino さん

藻の培養をはじめられたのですか ?
Dr.Kさん>
> 藻の培養をはじめられたのですか ?
とんでもない! 産油国・石油メジャー・ポスト石油メジャーらから命を
狙われたくありませんので。
「1ha のトウモロコシ畑からは、年間 40?のオイル」の意味ですが,daiさんのおっしゃるよう,コーン油の量で合致するようです。
日本スターチ糖化工業会-Q&A
http://www.starch-touka.com/qa_t.html
これによれば,胚芽はとうもろこし粒重量の10〜13%程度,
☆ 植物性油脂 ☆
http://www.co-4gun.eiyo.ac.jp/food%20database/4gun/foods-dic-4-shokubutsu_oil.html
これによればその胚芽の油分33〜40%となっています。
1haあたりのトウモロコシの収量は1,000kgですので,その4%位。
食べられるところはちゃんと食べちゃう算段でしょうか。

オイルとありましたから、やはりコーン油のことでしたか。

二酸化炭素濃度が律速段階で、水中藻類はその点でダントツ有利であるということは、専門家から聞いた話しです。

水平の池の方がよいのか、垂直にも出来るリアクターの方が良いのか、私にもわかりませんが。垂直にすると、空気と触れあう面積が減るので、垂直でぶくぶくやるのが良い気もしますね。

池で藻を栽培する場合、日光が届くのは30cm程度だそうで、それ以上の深さは無理なんだそうです。その点、筑波大のボトリオコッカスの計算は本当に実現可能なんだろうか。

藻によるエネルギー生産と食糧生産は、調べてみると結構古くから研究されていました。実現出来ないのは、誰も注目しないから?
特に日本では、理科の教科書から藻の記述が殆ど消されていっているそうです。
dai さん

> まあ、効率と言っても何を何で割ったかにもよるのですが (3)

太陽の放射エネルギー量に対して、光合成生物が有機物エネルギーとして固定する効率は、藻で、最大 10% くらいなのだそうです。

dai さんの試算結果「250万L/ha・年」の 10% は 25万L/ha・年。

藻個体のうち、油脂の重量構成比が 20 - 25% (コリちゃん) くらいとして、油脂のエネルギー密度の高さを加味し、水分重量を考慮すると、15万L あたりに落ち着きそうです。

なんとなくウラがとれました。


さて、「代替燃料」ならぬ、" 代替食糧 " として考えてみます。

人間の平均的な基礎代謝量 1200kcal/人・日は、換算すると 5MJ/人・日です。
18.4MJ/m2・日の 10% の有機物エネルギー収量が見込めるなら、2.7m2 でいけますね。
Dr. K さん、皆さん

 数字が独り歩きする前に注意書き。

(1) 250万L/ha・年は、南鳥島の1.5倍です。乾燥した低緯度地域をイメージしてみました。

(2) 18.4MJ/m2・日は、南鳥島です。太平洋側の普通の場所だと11〜12くらい。

(3) 基礎代謝量だけだと栽培作業もできない。誰が養ってくれるのだろう?

※ (3)は冗談です。念のため。
Shino さん

 ウラ取っていただいて、ありがとうございます。こういう協力体制がこのコミュのいいところですね (^^)/
dai さん

> (1) 250万L/ha・年は、南鳥島の1.5倍です。乾燥した低緯度地域をイメージしてみました。

アリゾナの砂漠か何かの話なら、それでいいんだと思います。

> (2) 18.4MJ/m2・日は、南鳥島です。太平洋側の普通の場所だと11〜12くらい。

太陽高度にあわせて、リアクターを傾斜できれば、南鳥島の水平面に近いものが得られるかと。

> (3) 基礎代謝量だけだと栽培作業もできない。誰が養ってくれるのだろう?

活動に必要な代謝エネルギーは、もっとおいしいもので摂りましょう。
藻が、お口にあって気に入った人は、バイオリアクターの面積を増やしましょう。

冗談めいた話の続きを、「食糧問題」トピに展開してみます。
Dr.K さん

> 太陽高度にあわせて、リアクターを傾斜できれば、南鳥島の水平面に近いものが得られるかと。

 太陽電池ではなく水槽やリアクターの場合、あくまでも底地の面積で割らないと、、、
(太陽電池でも、「太陽光発電所」であれば底値で考える必要がありますし)
藻の栽培,私の周辺には休耕田が多いせいか,どうしてもリアクターより池の
ほうを想像してしまいます。
ウナギの養殖池みたいに,水車がばしゃばしゃと回って,二酸化炭素と太陽光
とを供給するイメージが,近未来の一コマとしてありありと浮かんできます。
Shino さん

培養液への二酸化炭素の溶解は、「ばしゃばしゃ」も、「太陽光」も、逆効果では ?

缶ビールを落っことすと、泡、ブッッシュッューー ! です。温かいと、なおのこと。

とりわけ危機感の乏しい都会人に、土地なしで代謝エネルギーを供給してあげるには、垂直ないしは傾斜できるバイオリアクターこそが、唯一の救いではないかと、老婆心ながら心配しているのですが ‥‥。
Dr. Kさん

あたためるのはいけませんが、太陽光で光合成が進み水中の二酸化炭素濃度が下がる効果がプラスに働くのでは?
炭酸飲料のように圧力で無理矢理溶かし込んでいる状態では、物理的な刺激はガスの放出方向に働きますが、水面近くの水が二酸化炭素分圧だけ溶かし込んでいるような状態であれば、ばしゃばしゃは効果あるのではないでしょうか。

証明は実際に世に普及してみて初めて可能です。Dr. Kさんに要求しているのではありませんよ。唯一の救いかどうかは、誰にもわからんと思います。
私も、藻の可能性には十分注目しているつもりですが。
東京都の人口密度、5,870人/km²。ひっくり返すと、170m2 / 人

江戸時代、石油のなかったとき、「一人一反」= 990m2 / 人

6分の一しかありません。

しかも今や、ほとんどコンクリートとアスファルト、建造物に覆われていて、キューバのような都市農園すら、成立しえません。
C3, C4 植物依存では、物理的に、逆立ちしたって不可能にみえます。

ぬりさん

> 唯一の救いかどうかは、誰にもわからんと思います。

何か、他のアイデアがあるのでしょうか ?
Dr.Kさん

うまくいくかどうかわからないので全てをそこにかけられる段階にはないのでは?という意味です。もし駄目なら、

・今までの過剰の節約で乗り切る(いつまで?)
・人口減…?
・カタストロフィを甘受?


私は現行規模プラスアルファの原発でかなりしのげるはずという考えを捨てていませんが、それはDr.Kさんにお話ししても無意味でしょう。
" 単一な解決法 " という枠組みに無意識のうちに囚われていると、「唯一の云々」といった話が出てくるのでしょう。

都会への食糧供給、という問題で、例として自給率 1% の東京都を例にあげたのですが、「節約」「人口減」のようなパッシブなものだけでなく、アクティブな方策をも考案して、それらあらゆる手立てを束にしてかからなければならないことになるでしょうね。

ぬりさんの話の中には、アクティブな方策についてはひとつも見当たらりません。
というか、" なんとかなると思っているので、考える必要はない " というスタンスのようにも見えます。

・「節約」の中身は、畜産物を減らして、というのがひとつの柱か、と推察するのですが、飼料のほとんどを輸入に依存しているので、それは減少から途絶に至ることが予測されるわけで、畜産物を減らしたことで、それに相当する穀物が出てくる、という展開は期待できません。
穀物自給率は 28% です。あとなにを「節約」すれば、この穴を埋められますか ?

・原発で得た電気エネルギーを食糧に転換するのは、効率がとてつもなく悪いことでしょう。

・都市の解体、ないしは人口の分散は、否応なく強いられる形で進むでしょう。

ぬりさん

> 現行規模プラスアルファの原発でかなりしのげるはずという考え

は、かなり ? ? ? です。
Dr.Kさん


唯一とおっしゃったのはDr.Kさんです。解決策がわからないからこうしてコミュを運営しているのです。答えが解れば自己責任で動いてますよ。


都市部だけをとって自給率の話をしてもあまり意味がありません。もちろん莫大な人口の都内の食糧を今後容易に供給できるとは思いませんが、鉄道交通が発達しているのは有利です。車がないと生活出来ない郊外の方が住めなくなるかもしれません。


既に皆が考えている事を私がわざわざ考える必要もないですから、自然に行われることには強い関心はありません。


畜産が自然に減少するだけで穀物自給率は上がるはずですが。保存技術のせいでかなりの食品を棄てているので、しばらくは多くの人は死なずに減少分をまかなえるはずです。その間に休耕田使って農業振興してもらいましょう。肥料が足りてないのは価格格差のせいです。エンゲル係数は上昇しますが当然の変化ですね。


電気から食糧を直接は作れませんが、肥糧生産(SSASは無理か…)や輸送燃料代替という形で間接的になら可能です。


人口の現在比での分散はすすむでしょうが、所謂分散型社会が有利になるのはあと20年はかかると思います。



それ以外のIdeaは企業秘密です。
何かタイミング悪いようですが、ちょっとコメントを/苦笑。

経済大国の都合で食料でもある植物が石油価格に連動して高騰しているため、
貧しい途上国の人々がメシにありつけない、そのことには対策を講じる必要性を感じますね。
エタノールでもディーゼルでも、やはり食料ではない素材(廃棄物)に限定するとか、
食料は食料として、代替燃料や工業用マテリアルに奪われてしまわないように保護するとか。
(作物そのものだけでなく、耕地も)

食料の値段がその国の生活水準ではなく、世界経済という資本の動きによって左右されてしまう。
それで、食えなくなる人々がいる。今後、この傾向はさらに拍車がかかるのでしょうか。
そのためにも、オイルピークについての考えを深めておく必要がある、のかも。

藻、バイオ、原子力…、試行錯誤は当分続くんでしょうね。
しかし、もっとも大きな影響を及ぼすのは経済でしょう、今はまだそう思います。
http://www.fact-link.com/home/tsuneya/001748_2.html
タイのヤトロファ情報。クローバー

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