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ピークオイルコミュのオイルサンド

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石油供給楽観派の根拠としてよく挙げられるのが、オイルサンドの埋蔵量です。この評価の仕方、考えに入れるか入れないかによって、エネルギー事情の未来が大きく変わって来る可能性があります。

世界のオイルサンドのうち約44%がカナダにあり、約1790億バレルが可採埋蔵量と見積もられています。その量は、サウジアラビアの埋蔵量(約2640億バレル)に次ぎ世界第二位です。

これまでは採算が合わないという理由で、開発が進んでいませんでしたが(25〜50$が採算ベースと言われて来た)、近年の石油価格高騰や、採掘技術の向上などにより、急速に開発が進んできているようです。

現在、カナダアルバータ州での商用生産量は一日平均170万バレルで、既にその殆どはアメリカへパイプラインで輸送されています。2020年には日量360万バレルのポテンシャルがあるとの事です。うち1/3の120万バレルを軽質油などに精製可能とみているようです。

この量は、すでに生産ピークを迎えたカナダの石油生産を再び増加に向かわせるには十分ですが、従来型石油のピーク後の減退率を相殺して余るものかどうかは微妙なところでしょう。

カナダオイルサンドの現在の採算コストはわかりません。一説に原価が20ドル/バレルとしても、中東のコスト(数バレルの所もあると言われる)に比べると高い。
たとえオイルサンドの時代がやって来たとしても、「安い石油の時代」は終わったということは言えるでしょう。

また、最近では開発コストが大きくなっているようです。
はっきりとした原因はわかりませんが、これまでは採掘から精製までのコストしか考えていなかったのに対し、生産規模が大きくなると環境に対する対策コストがかさんで着ているとも考えられます。


いずれにせよ、動向を見守りたいです。


オイルサンド開発の問題点などに関し、コメントを頂けるとうれしいです。


【日本語の資料】

カナダアルバータ州政府在日事務所
http://www.altanet.or.jp/energy_j.htm
ここの左側にいくつか資料があります。
日本語のものはこちら。他は英語ですが、図だけでもわかると思います。
「オイルサンド産業の最新動向」2007年6月版
http://www.altanet.or.jp/Oilsand_Update_2007.pdf
「オイルサンドの潜在性と日本」
http://www.altanet.or.jp/OilsandsPotential.pdf

「カナダ・アルバータ州のオイルサンド」
http://www.infoexport.gc.ca/iei/ieiSmartViewer.jsp?did=10432&sitid=191

オイルサンドの町・フォートマクマレー
http://www.tim.hi-ho.ne.jp/mimatsu-n/oilsand.html

オイルサンドなどの超重質油層からの原位置採収技術に関する最近の動向
http://www.jstage.jst.go.jp/article/shigentosozai/116/4/116_313/_article/-char/ja

コメント(30)

世界第2位の石油資源国
カナダは、サウジアラビアに次ぎ世界第2位の石油資源国です。アルバータ州は「カナダのエネルギー州」としてよく知られています。最近の統計によると、カナダは天然ガスで世界3位、原油で世界7位の生産国であり、生産部門と精製・マーケティング部門の両方を有しています。原油・天然ガス産業は、カナダ経済を支える存在で毎年巨額の投資が行われています。

オイルサンド
アルバータ州は従来の石油資源に加えて、世界最大のオイルサンド資源を保有しています。アルバータ州のオイルサンドには1兆7,000億バレルのビチューメンと呼ばれる重油の一種が含まれており、そのうちの1,740億バレルは現在の技術によって抽出が可能です。近年では、石油、オイルサンド、ペンタンの商用生産量は1日平均170万バレルに達しています。アルバータ州の原油総生産量の58%はオイルサンドで、カナダ全体では40%を占めています。オイルサンドは今後も急速な生産拡大が見込まれており、2010年までにはカナダ全生産量の50%、また北米の10%を占めるものと予測されています。

研究開発
アルバータ州では巨費をかけた多くの研究開発プロジェクトが進められており、そこから数々の革新的な技術や生産方法が生み出されています。こうした新技術と方法によって重油の開発コストは大幅に削減されています。アルバータ州はサワーガスのクリーン化、硫黄分処理、腐食防止といった安全操業と安全掘削の面においても世界をリードしています。

化学・石油化学産業
化学・石油化学産業はアルバータ州で石油産業に次ぐ2番目に大きな規模の生産部門です。エチレンの生産量は世界の5%近くを占め、産業全体では年間96億ドル相当の製品を生産しています。そのほぼ半分が輸出され、主な輸出先は米国、中国、メキシコ、香港、台湾、日本などとなっています。アルバータ州では 20社を超えるグローバル企業が生産活動を行っており、それに加えて特殊製品の生産やブレンドを手がける数多くの中小企業群も存在します。製品の用途は、プラスチックやプラスチック製品、肥料、パルプ漂白剤、不凍液、燃料、布地、繊維、接着剤、潤滑油、洗剤、その他日用品などです。

コールベッドメタン
コールベッドメタンとは石炭の中に含まれる天然ガスのことで、アルバータ州のすべての石炭層にはコールベッドメタンが含まれています。その総含有量は約500兆立方フィートと見積もられています。

インダストリアル・ハートランド
アルバータ州のエドモントン北東部に位置する「インダストリアル・ハートランド」には、グローバル企業と国内企業を含めて30社を超える石油・ガス・石油化学関連企業が集積しています。すでに110億ドルを超える投資が行われており、同地域がこれらの企業にとってきわめて有利な立地条件にあることを証明しています。

http://www.altanet.or.jp/energy_j.htm

「オイルサンド産業の最新動向」2007年6月版
http://www.altanet.or.jp/Oilsand_Update_2007.pdf
[採掘方法などの部分を抜粋]

アルバータ州には、砂、粘土、水、糖蜜のような粘度を持つ黒いアスファルト状の炭化水素ビチューメンとの混合物であるオイルサンドが大量に堆積しています。この堆積物はアルバータ州の原油埋蔵量の大部分を占め、Athabasca、Cold Lake、そしてPeace Riverの3地域に点在します。当該地域の簡単な地図ならびに現在進行中のプロジェクトの一覧表はウェブサイトhttp://www.energy.gov.ab.ca/docs/reslandaccess/pdfs/OilSands_Projects.pdfに掲載されています。


オイルサンドの採掘方法は、基本的に露天掘りと油層内回収法の2つに分かれます。

• 露天掘りはFort McMurray の北のAthabasca 油田で採用されています。鉱区を覆っている表土を取り除いてオイルサンドを露出させたうえで、トラックとシャベルを使う採掘方法によって砂を取り除きます。抽出段階では、湯を注ぎ、スラリー(鉱泥)を攪拌してビチューメンと砂を分離させます。

• これに対して油層内回収法では、オイルサンドがまだ地下にある間に、ビチューメンを砂から取り出します。最も簡単な方法はプライマリーまたは「コールド」法と呼ばれるもので、熱を加えなくてもオイルサンドが坑井の表面まで上がってくるような油田で採用されています。多くの油層内回収プロジェクトでは、熱を加えてビチューメンを液状化し、坑井の表面までポンプで吸上げています。油層内回収プロジェクトの中にはcyclic steam stimulation(CSS)法式を採用しているものもあります。垂直の坑井を通してオイルサンドに蒸気を注入し、次に液状化したビチューメンを同じ坑井を通してポンプで地上に吸上げる法式です。その他の油層内回収法プロジェクトはsteam assisted gravity drainage(SAGD)法式を採用しています。この法式では、水平の坑井を通してオイルサンドに蒸気を注入すると同時に、蒸気注入坑井の直下に設置したもう1本の水平坑井を通して液状化したビチューメンを引き上げます。また、最近登場した油層内回収法で、水蒸気の補完または代替として溶剤を用するvapour recovery extraction(VAPEX)法式や、Petrobank Energy and Resources社がパイロット事業として行なっている地下で燃焼させるTHAIプロセスがあります。

The Alberta Energy and Utilities Board(http://www.eub.gov.ab.ca)は、2006 Year in Reviewの中で、2006年のビチューメン生産量は2005年の1,060,000バレル/日から1,255,000バレル/日に増加し、そのうちの61%が露天掘りによるもので、残りの39%が油層内回収法によるものであったと報告しています。

露天掘りまたは油層内回収法により採取したビチューメンは、そのままアスファルトとして使用したり、 希釈してパイプラインで精製所に送って処理をほどこしたり、アップグレード(upgrade)して合成原油(synthetic crude oil (SCO))に変えたりします。SCOそのものも精製所でさらに加工されて、ガソリン、航空機燃料、その他の石油製品になります。


[コストが上昇しているという報告]
(オイルサンドの簡単な説明と採掘方法の情報も少しあり)
http://division.csj.jp/div-report/17/1720302.pdf

・ 開発コストの見通し
2006年初めの調査によると、アルバータ州のオイルサンド産業は2006年から2011年の間に新たなプロジェクトに650億ドルを、2006年から2016年の間には816億ドルを投じると予想される。さらに149億ドルが2005年から2015年の間に設備の維持に使われているものと考えられている。図2に平均コストの推移を示す。ここ数年コスト増加していることがわかる。
カナダ:環境を破壊するオイルサンド 2008/02/16
【バンクーバーIPS=アム・ジョハル、2月7日】

 カナダの「パークランド研究所」と「ポラリス研究所」が、石油戦略備蓄の構築をカナダ政府に求める報告書を発表した。

 カナダは、中部・東部に対して石油を供給するために、1日あたり100万バレルを輸入している。輸入率は40%で、そのうち半分を石油輸出国機構(OPEC)諸国に依存している。中には、中東のような政治的に不安定な国々も含まれている。また、北海油田からの輸入量も年々減少している。

 国際エネルギー機構(IEA)に属している26ヶ国のうち、石油の戦略備蓄がないのはカナダだけだ。

 他方、カナダはアルバータ州のオイルサンドから大量の石油を産出しているが、その大部分が米国向けであり、カナダ東部では利用されないのである。[2006年2月に]スティーブン・ハーパー氏がカナダの首相に就いた翌日、「オイルサンド作業グループ」が米テキサス州ヒューストンで会合を開き、オイルサンドからの石油産出量を5倍に増やすよう勧告した。「パークランド研究所」のゴードン・ラクサー氏は、カナダはまるで米国のエネルギー衛星国のようだと嘆く。

 しかも、このオイルサンドからの石油産出は、環境にきわめて悪い影響を与えている。通常の方法で原油を産出する場合と比べると、実に3倍もの温室効果ガスを排出している。

 1月には、アルバータ州の「ペンビナ研究所」と「 WWFカナダ支部」がオイルサンドにある10の油田関する報告書を発表した(操業中、認可済み、認可申請中のものを含む)。

 それによれば、大部分の油田において包括的な環境方針が策定されているものの、独立の機関による評価をきちんと行っていたのはわずか2社に過ぎなかった。また、アルビアン・ムスケグ・リバー油田以外では、温暖効果ガス排出に関する基準すら決められていなかったのである。

 カナダの石油産出・輸入に関する事情を報告する。

翻訳/サマリー=山口響(IPS Japan )

http://www.news.janjan.jp/world/0802/0802150853/1.php

(原文へ)
http://ipsnews.net/news.asp?idnews=41111
Dow Canada、オイルサンドからのエタン、エチレン購入契約

Dow Canada はカナダのNGL会社Aux Sable Canada から、Heartland オフガス処理プラントからのエタン、エチレンを購入する契約を締結した。

Aux Sable Canada はオイルサンドのビチュメンから生産する合成石油の副生オフガスからエタン、エチレンを生産するカナダの最初の会社となる。
Heartland オフガス処理プラントはAlberta 州 Fort Saskatchewan のDow Complex の北方で建設中で、原料オフガスはBA Energy のHeartland Upgrader から供給される。
(Upgrader ではアスファルト状のビチュメンから合成石油を生産する。 )

契約では供給されるエタン、エチレンは日量 8,000 バレルに達する。

両社は更に、ダウに原料を供給する将来のオフガス処理計画での戦略的提携契約を結んだ。Aux Sable が工場を建設し、ダウに独占的に供給する。

ダウでは、ダウのAlberta 工場にとってオイルサンドは手付かずの大規模原料ソースであり、石油化学の原料の長期的供給を確保したことになるとしている。

Aux Sable はEnbridge Inc.、Fort Chicago Energy Partners、Williams Cos. のJVで、米国にAux Sable Liquid Products、カナダにAux Sable Canada を持つ。Alliance Pipeline system の関連で設立され、同パイプラインのNGL を独占的に扱っている。

BA Energy (Value Creation企業グループ)は、Strathcona郡でHeartland Upgraderプロジェクトの建設を進めている。Upgraderは3期に分けて建設され、各期とも日量 50千バレル、合計150千バレルのビチュメンを生産する予定。第1期は2008年スタート。
(oil sands bitumen blend で260千バレル)

http://knak.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/dow_canada_42d7.html

国際帝石、カナダのオイルサンド事業に参画
2007年11月27日

国際石油開発帝石ホールディングスは、子会社を通じ、TOTAL社からカナダ連邦アルバータ州で実施されているジョスリン・オイルサンド上流開発プロジェクトの10%の参加権益を取得するとともに、同州エドモントンでTOTAL社の計画するオイルサンド改質プロジェクトに参加する権利を取得したと発表した。

ジョスリン・オイルサンド上流開発プロジェクトは、カナダ・アルバータ州アサバスカ地域フォート・マクマレーの北西約60kmに位置する3つの陸上のリース鉱区で実施されている。鉱区面積の合計は約220平方キロ、権益保有者は、TOTAL社の子会社でオペレーターのDeer Creek Energy社とカナダ企業のEnerMark社、Larcina Energy。今回、子会社のインペックスカナダ石油がDeer Creek Energy社が保有する84%の鉱区権益のうち、全体の10%を取得する。

ジョスリン・オイルサンド上流開発プロジェクトでは、2006年からオイルサンド層へのスチーム圧入による生産を実施している。2009年までに日産1万バレルの生産量に達する予定で、今後は、大規模開発の第一段階として2010年代初頭に日量10万バレル規模のオイルサンドの露天掘りを計画しており、その後も、第二段階として日量約23万バレル規模まで生産量を増大させていく予定だ。

また、オイルサンド改質プロジェクトについては、TOTAL社がカナダ・アルバータ州エドモントンに改質プラントを建設し、2010年代前半までに、第一段階として日量13万バレルの合成原油をオイルサンドから製造する計画だ。

http://response.jp/issue/2007/1127/article102431_1.html
2007年 : オイルサンドにおける排水処理システムの実証実験を今春開始

2007年2月5日
株式会社日立製作所
株式会社日立プラントテクノロジー

株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫)と株式会社日立プラントテクノロジー(執行役社長:住川雅晴)は、このたび、重要な石油資源であるオイルサンド(油砂)に含まれている重質・高粘度の油分であるビチュメンを生産する際に排出される油濁水を、周辺の河川・土壌などの環境への汚染が無いように浄化して排出する「油水分離装置システム」を開発し、その実証実験を、2007年4月から8月まで、カナダ・アルバータ州で実施します。本技術は、オイルサンド排水による環境問題の解決に道を拓く技術です。

(中略)

現在、ビチュメンの生産は露天掘りによるものが主流であり、採掘されたオイルサンドからビチュメンを分離回収する工程で大量の温水が使われ、それが油や粘土を含む排水となります。排水の一部はリサイクルされるものの、残りは「Tailing pond」と呼ばれる貯水地に貯留されています。さらに、残存している可採埋蔵量の約8割を占めると言われている深い地層のビチュメンを生産するには、地下に水蒸気を圧入してビチュメンを加熱し、流動性を高めて汲み上げる「in-situ法」という工法が採られ、ビチュメン生産量の約3倍の水量を使用します。このように、ビチュメンの生産には大量の水が必要であり、同時に膨大な量の油を含む排水が発生することから、人工貯水池拡大による環境破壊や取水河川の枯渇を防ぐことが緊急の課題となっています。

日立では、日本貿易振興会(JETRO)の「石油・天然ガス資源開発等支援およびエネルギー使用合理化調査」の一環として、2002年にアラブ首長国連邦のザクム油田における油田随伴水処理において、日立の有する膜・磁気分離を用いた高速水処理技術の有用性を調査した結果、その技術が油濁水処理に応用可能であることがわかりました。

今回開発したシステムは、多くの浄水場でプランクトンや細菌を除去するために用いられている凝集技術を核に、湖沼や河川の富栄養化によって発生したアオコなどの植物プランクトンの浄化装置として2001年に製品化した超電導磁石を用いた浄化装置である磁気分離技術を応用することで実現したものです。具体的には、排水に含まれる油や粘土・砂などを、凝集剤と磁性粉により1ミリ程度の磁性を有した小さな固まり (フロック)にし、そのフロックを、磁石を用いて高速で水から分離、さらに自動逆洗*2装置付のフィルターを通してろ過を行い、排出しても二次汚染のない処理水にします。この凝集・磁気分離方式の採用により、油分を10mg/L以下に低減できるため、COD*3の電気分解処理が可能で、さらにフロックを磁気力により分離することから従来の凝集・沈殿法の十分の一の5分で油の除去が行え、生物処理ではないことから寒冷地でも年間を通じて高性能を維持可能といった優位性を確立しました。
来春の実証実験では、日本貿易振興会(JETRO)の「石油・天然ガス資源開発等支援およびエネルギー使用合理化調査」の一環として、本技術のオイルサンド排水処理への適用性・実現性を明らかにすると同時に、システムとして導入した場合のカナダ・オイルサンド・ビジネスにおける効果を評価する予定です。



http://www.hitachi-pt.co.jp/news/2007/20070205.html


2008年1月23日(水)
日立製作所、オイルサンド向け水処理システム実証が進展

 日立製作所は、オイルサンド向け油水分離システムの年内事業化を目指す。同システムは、オイルサンドから重質油を生産する際に排出される油濁水を浄化し排水処理するもの。現在、カナダで実証試験を進めており、シェルの現地プラントに07年8月にデモ装置を設置したほか、来月から現地石油大手のサンコアー・エナジーのプラントでも実施する。今後はパイロットプラントの建設など実用化へ向けた取り組みを加速する。また、中東で油田向け水処理装置としても展開していく方針だ。
 [エンジニアリング/機械] 

http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200801/23/03301_2123.html
Investors warned of risk to oil sands plans
By Ed Crooks
Published: September 15 2008 21:47 | Last updated: September 15 2008 21:47
http://www.ft.com/cms/s/0/eee600b0-8362-11dd-907e-000077b07658.html

Investors in Royal Dutch Shell and BP are facing increasing risks as a result of the companies’ involvements in Canada’s oil sands, fund managers and campaign groups will tell a meeting in London on Tuesday.

*

The environmental groups argue that even those high estimates do not reflect the true long-term costs of oil sands production

Oil is extracted from the sand either by being mined out and then mixed with hot water, or by being heated with steam piped underground so it can be pumped out. Either process uses a lot of water – although less in the steam-assisted method – and gas to provide heat.

After extraction, the oil has to be upgraded to what is known as syncrude, so it can be sent by pipeline to refineries, which in turn need to be configured to take the Canadian feedstock.

The energy used in the process means it has much higher emissions than conventional oil production. A report by Greenpeace and Platform, to be presented at the meeting, cites estimates that conventional oil production generates an average of 28.6kg of carbon dioxide per barrel, whereas oil sands production generates 80kg-135kg per barrel – almost five times as much.

*

Shell says the total emissions from oil from Alberta, including its use by the customer, are only 15 per cent higher than conventional oil, and adds that fuel produced from many conventional oil fields could have similar total emissions to fuel from oil sands.
シェル、オイルサンドプロジェクトを延期

 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)今日中にできることをなぜ明日まで延ばすのか。英蘭系メジャー(国際石油資本)のロイヤル・ダッチ・シェル(NYSE:RDSA)(NYSE:RDSB)によると、その方がコストが安くて済むからだという。

 同社はコスト高を理由に挙げ、カナダの「アタバスカ」オイルサンドプロジェクトにおける2期工事を延期する。ほかの近隣プロジェクトがその分を穴埋めして需給が緩和し、自身は同プロジェクトをさらに先送りできればと願っている。

 同社の意図もわからないでもない。1バレル=70ドルを下回る石油価格では、コストのかかるオイルサンド開発を正当化するには、石油価格が長期的にどこまで上昇する必要があるか、といった議論が再燃してくる。とはいえ、同プロジェクトは原油価格が20ドル未満だった1999年に始まっている。川上プロジェクトの延期は、長期的な石油価格予想の上昇には支援材料となる。

 カナダのような国では、企業は通常、油田開発のライセンスを保有し、自身で投資の判断をしている。一方、途上国は期限付きの「生産分与契約」を結ぶため、遅れが生じれば備蓄量や生産量の減少につながる、とコンサルタント会社、PFCエナジーのルー・ワッツ最高経営責任者(CEO)は指摘する。

 そのため先行き不透明な時期の減産は、ほかの国々よりもカナダで行う方が実際に容易である。

 その間は「ひっ迫している」天然ガスなど、ほかの非従来型燃料でより多くの利益を得られる可能性が高い。同社は今年、すでに62億ドルで北米のガス資産を買収している。

 より小規模な探査・生産会社の価値は急落している。クレディ・スイスのアナリスト、ジョナサン・ウルフ氏によると、それらの企業は確定埋蔵量の純資産価値の平均60%で取引されているという。シェルはしばらくオイルサンド事業を離れ、買収を手掛けることになるかもしれない。

 (10月31日付のHeard On The Streetより)

 -0-

 Copyright (c) 2008 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved.
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCLW4729.html

当然、こうなりますわね。
>当然、こうなりますわね。

http://www.rightsideadvisors.com/public/commentary.go/rsa/commentary/comm-energy/20081031_023352_msg.html/Feast-or-Famine.html
Feast or Famine
By Jim Brown
Updated: Friday, October 31 2008 02:10:AM

"Lower prices are shrinking development, which will lead to much higher prices later as global demand continues to grow. It is a vicious cycle and most analysts don't see the impending crisis 2-3 years from now. "
シェル

アルバータ州フォートマクマレイのオイルサンド開発2期計画無期延期(シェル60%、マラソン20%、シェブロン20%)。第1期25万B/D(2010年生産開始)を35万バレルに拡張する事業だった。

トタル
CEO「オイルサンド事業は原油価格$90以上でなければ難しい」
当面、事業を継続するも将来の見直しを示唆

ペトロカナダ
ビチューメン生成工場建設(10億カナダドル)延期

EPR≧y/x

金融機関も生き残りのためには、利益最大化・損失最小化を図るしかほかに方法はない。そんな状況では、借り手は利益をあげる能力があることを示すことができなければ、生産能力を拡大することはできない。
石油の次、道二つ クリーンエネルギーとオイルサンドと

http://www.asahi.com/science/update/1201/TKY200811300198.html?ref=rss

12/1の朝日新聞朝刊の一面に掲載されてました。
↑ 原油価格の下落によってオイルサンド開発が暗礁に乗り上げているということには触れられていませんね。
記事にする時期が悪いですな。

日本ナレッジセンターセミナー No.081206
「注目されるカナダのオイルサンド開発の動向」 石油資源開発 中村常太
12月18日 銀座フェニックスプラザ 参加費20055円
(問い合わせ Tel 03−5511−8668 FAX 03-5511-0707 info@jkcc.jp)

にでも行って、勉強しなおしてきていただきたい。
ナショナルジオグラフィック
カナダのオイルサンド
http://eco.nikkei.co.jp/special/nationalgeographic/article.aspx?id=MMECf1000011032009

オイルサンド業界は、2008年だけでもおよそ1兆8000億円、過去10年間では4兆5000億円以上の建設投資を行ってきた。2008年の秋に原油価格が急落するまでは、数年間でさらに9兆円が投じられ、2015年までに生産量は倍増し、そのほとんどは、新たに建設されるパイプラインで米国に輸出されると予想されていた。

経済危機で多くの拡大計画が凍結されたが、長期的にはオイルサンド産業は今後も成長を続けると見込まれている。 国際エネルギー機関(IEA)が昨年11月半ばに発表した報告書では、2030年には原油価格は1バレル120ドルに達すると予測されている。オイルサンドから合成原油をつくるには多額のコストがかかるが、原油価格がこのレベルで推移すれば、十分採算がとれる。

地表近くにあるオイルサンドを採掘するには、まず木々を切り払い、土砂や泥炭といった表土を取り除かなければならない。1バレル(約160リットル)の油をとるのに、表土を平均2トン掘り出し、さらにオイルサンドを2トン採掘する。その後、数バレルの熱湯をかけてビチューメンを砂から分離し、改質する。

オイルサンドから1バレルの合成原油を得る過程では、サウジアラビアの油田で同量の原油を採掘するのに比べ、3倍以上の二酸化炭素(CO2)が排出される。世界全体のCO2排出量にオイルサンド産業が占める割合は0.1%足らずと、今のところ地球温暖化に大きな影響を及ぼす量ではない。しかし、多くの環境保護活動家は、オイルサンドの開発をこのまま進めれば、それ以上に環境負荷の大きいオイルシェール(油頁岩・ゆけつがん)開発や石炭の液化事業といった、非従来型石油の開発に道を開くことになると警告する。

「北米にとっても世界にとっても、オイルサンドをどうするかで未来が変わります」と、カナダの環境シンクタンク、ペンビナ研究所のサイモン・ダイヤーは話す。「代替エネルギー開発に本腰を入れるか、非従来型石油の開発を進めるか。たった1バレルの石油を得るために、4トンもの土砂の掘削をいとわないという事実が、採掘しやすい石油が枯渇しつつあることを物語っています」

掘り出された砂岩は、超大型ダンプカーに山と積まれ、続々と破砕機に運ばれてくる。そのディーゼル燃料だけで、1時間に190リットルも必要だ。アサバスカ川流域では、こうして毎日100万トンもの砂岩が採掘され、20万トンの湯を使ってビチューメンが抽出されている。その後、ビチューメンは改質装置で約 480℃まで加熱して100気圧以上の圧力をかけるか、水素を加えて、より軽質な油に転換される。

熱湯や蒸気をつくるエネルギーの大半、そしてビチューメンの改質に使う水素は、天然ガスから得られる。天然ガスは、燃焼時に大気中に放出される炭素などの汚染物質が最も少ない化石燃料だ。だから、オイルサンド業界は、最もクリーンな化石燃料を使って、最も汚れた油をつくっている、つまりは黄金を鉛に変えているようなものだとの批判もある。
カナダ 企業経営者の間にピークオイルの考え方が浸透
http://blogs.yahoo.co.jp/yada7215/53001351.html

カナダの調査会社がアンケート調査を行ったところ、多くの経営者の間に、ピークオイルの考え方が浸透していることが分かりました。

The CEO Poll, On black gold

・カナダの調査会社 COMPAS Inc.が、カナダの企業経営者に対して、ピークオイルの考え方について、アンケート調査を行いました。

・117名のCEOの60%が、ピークオイルの考え方について、賛同しています。

・18%のCEOだけが、新技術や新しい油田の発見で、供給量のピークは避けられると考えています。

・さらに、16%のCEOは、ピークオイルの考え方に同調しているだけでなく、近い将来に需要が供給を上回ると考えています。

・3分の1のCEOが、五年以内に、原油価格が120ドルを超えると考えています。
Canada Oil Sands sees profits tumble

Wire service

Canadian Oil Sands Trust , which holds the biggest stake in Syncrude Canada, saw its second-quarter profit tumbled 90% as oil prices sank and output fell due to heavy maintenance at the world's biggest oil sands venture.
http://www.upstreamonline.com/live/article184426.ece
グリーンピースUKが、"Shifting Sands"レポートを出したそうです。
http://www.greenpeace.org.uk/blog/climate/shifting-sands-greenpeace-report-reckons-we%E2%80%99ve-hit-peak-oil-sort-20090728

SHIFTING SANDS:
HOW A CHANGING ECONOMY COULD
BURY THE TAR SANDS INDUSTRY

 需要側ピークオイルのために、オイルサンド業界が成立しない、論です。

 というわけで、今年末のWTIは50〜70ドル、っと。

 おぐおぐさんは何ドルでしたっけ。
確か、$50以下のはずです。
景気の二番底とか、金融危機第二幕(実際は5幕位かも)を想定してましたから。
中国石油、加オイルサンドに1600億円出資
2009/9/1

カナダのアルバータ州で石油と砂が混じった「オイルサンド」の開発を進めるアサバスカオイルサンド社は31日、中国石油(ペトロチャイナ)から19億カナダドル(約1612億円)の投資を受け入れる代わりに事業の一部を譲渡すると発表した。
 中国のエネルギー企業は国内の原油需要の拡大を見越し、世界各地で油田などへの開発投資を積極化させており、今回もその一環とみられる。
 アサバスカ社は最大50億バレルの埋蔵量を持つ地域の事業について、60%を中国石油に譲渡した。年内に日量3万5千バレル規模で操業を始める予定。
 カナダのオイルサンドは莫大(ばくだい)な埋蔵量を持つ一方で採掘コストが高いのが難点。ことし1〜2月に先物市場で1バレル=40ドルを割り込むなど原油価格が軟調に推移し、採算の悪化が見込まれる中で、開発を目指す各社には長期にわたる資金の確保が課題となっていた。
       (共同)

http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200909010099a.nwc
加アルバータ州のオイルサンド事業に介入せず=新エネルギー相が表明

2010/01/18 10:25[エネルギー][時事通信社]
 【カルガリー(加アルバータ州)・ロイターES=時事】カナダ・アルバータ州のリーパート新エネルギー相は、同州のオイルサンド(油砂)開発事業について、法制定や規制によって成長ペースを抑制することはしないとの方針を示した。同相のスポークスマンが15日、明らかにした。

http://members.kankyomedia.jp/news/20100118_8187.html


さあ、オバマ政権はどうする。

Financial Times
News Alert
25 January 2010

Keyword(s): oil
Frequency: Daily at 00:00 London Time

January 24, 11:05pm
Shell to look beyond tar sands
Royal Dutch Shell's expansion in Canada's controversial tar sands will be "very much slower" than in recent years, the company's new chief executive has said, as the group makes a strategic shift away from high-cost "unconventional" oil production.
http://www.ft.com/cms/s/f7283aa8-0927-11df-ba88-00144feabdc0,s01=1.html
シェル、オイルサンド事業をペースダウン=従来資源の探査重視へ−ボーザーCEO
2010/01/26 16:49[エネルギー][時事通信社]
 【ロンドン・ロイターES=時事】英オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルのボーザー最高経営責任者(CEO)は25日付の英紙フィナンシャル・タイムズに掲載された記事で、採掘コストが高いカナダのオイルサンド事業について、拡張ペースを落としつつあることを明らかにした。今後は費用がかさむ事業よりも、既存の資源探査に集中するという。
 ボーザーCEOは同紙に対し「過去2年間、特に過去6〜8カ月間でオイルサンド事業のペースを落とした。ほかに十分な成長の機会があるからだ」と述べた。将来の成長においては従来の石油・天然ガス資源への依存度を高める計画という。
 原油相場が過去最高値水準から下落する中、2008年下半期には多くのオイルサンド開発が取りやめになった。
EU、オイルサンド規制は見送りか=カナダの要請受け
2010/03/26 10:32[エネルギー][時事通信社]
 【ブリュッセル・ロイターES=時事】カナダ政府は欧州連合(EU)に対し、環境汚染を引き起こす恐れがあるとの理由で、オイルサンドで産出する石油などに貿易障壁を築かないよう要請した。カナダとEUの通商関係は、EUが昨年7月に、動物保護を目的としてカナダからのアザラシ皮革や油などの製品の輸入を禁止したことで悪化しており、カナダ側は対立を回避したい考え。EUもこれを受け入れるとみられる。関係筋などが24日明らかにした。
 ただ、オイルサンドをめぐるEUの対応によってはカナダ側は世界貿易機関(WTO)に提訴する可能性もある。
 カナダ政府は、環境への負荷が少ない燃料の普及を目指すEUの規制法案について、厳格すぎるとし、オイルサンド市場に打撃を与える恐れがあると指摘。カナダのロス・ホーンビー欧州連合(EU)駐在大使は欧州委員会のファルケンベルク環境担当総局長にあてた書簡の中で、「こうしたシステムは実行や監視が極めて困難で貿易の障害になりかねない」と訴えた。
 カナダのオイルサンド事業に関しては、一部の環境保護団体から厳しい批判の声が上がっている。ある環境関連企業の関係者は、オイルサンドからのビチューメン回収・精製で発生する二酸化炭素(CO2)は従来型のエネルギーに比べ3倍も多い」と指摘。これに対し、同大使は、オイルサンドのCO2排出量は米国で消費される大半の輸入原油に比べ5〜15%上回る程度との調査結果を示し、反論した。
 ロイター通信が入手した最近のEUの燃料に関する規制法案では、カナダのオイルサンドへの言及はみられない。EUはカナダ政府の要請を受け入れるとみられる。
http://members.kankyomedia.jp/news/20100326_10047.html
オイルサンド原油輸送管に反対=温室ガス削減目標の脅威に−米下院委員長
2010/07/08 10:15[エネルギー][時事通信社]
 【ワシントン・ロイターES=時事】米下院エネルギー・商業委員会のワクスマン委員長は米政府に対し、加パイプライン会社、トランスカナダがオイルサンド(油砂)原油をメキシコ湾岸の製油所に運ぶためのキーストーンXLパイプライン計画(総工費70億ドル)を承認しないよう求めている。
 パイプラインは2013年に完成予定で、加アルバータ州ハーディスティーから日量51万バレルを輸送する見込み。
 ワクスマン委員長は、同パイプラインが敷設されれば、米国のオイルサンド原油輸入量は大幅に増加し、輸送用燃料の二酸化炭素(CO 2)排出を押し上げると指摘した。
 オバマ政権は、温室効果ガスの削減目標を発表する一方で、昨年には加エンブリッジの類似プロジェクト「アルバータ・クリッパー」を承認している。
 同委員長は、これらのパイプラインにより、米国が20年に達成するとしている削減目標の3分の2が実現不可能となると警告した。

http://members.kankyomedia.jp/news/20100708_12713.html
中国、カナダのオイルサンド本格投資で狙う北米原油資源
2010年07月08日 16:34
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2739965/5949622
【7月7日 AFP】中東以外では世界最大の埋蔵量を誇る北米の原油を求めて、カナダのオイルサンドを開発する合弁事業に中国が乗り出している。

 中国は以前、もっと強引な方法で、北米の原油を狙ったことがある。2005年、米石油大手ユノカル(Unocal)を中国海洋石油(CNOOC)が買収しようとしたときだ。しかし、香港のCLSA証券の石油ガス調査部門・北米責任者デービッド・ヒューイット(David Hewitt)氏によると、今回は「企業ごと買い取ったり、経営権や支配権を握るといった強引なやり方ではない」という。

■存在感を増す中国資本

 ユノカルの一件が不成功に終わって以降、中国企業はカナダ・アルバータ州にあるオイルサンドの開発に何十億ドルという多額の資金を投じてきた。ここに眠っていると推計される原油埋蔵量は1750億バレルで、2600億バレル以上といわれるサウジアラビアに次ぐ。

 この広大なオイルサンド資源の開発をめぐって中国の政府系ファンドは5月、カナダ石油天然ガス大手ペンウェスト(Penn West)に3000億ドル(約26兆円)を投資する計画で合意した。一方、中国石油化学2位の中国石油化工(Sinopec)は4月、カナダ最大のオイルサンド生産会社シンクルード・カナダ(Syncrude Canada)の株式のうち、米石油大手コノコフィリップス(ConocoPhillips)が保有する9%を46億5000万米ドル(約4337億円)で購入する契約を結んだ。

 前年8月には中国最大の石油企業ペトロチャイナ(中国石油天然ガス集団、PetroChina)が、石油公社アタバスカ・オイルサンド(Athabasca Oil Sands)が進める2事業の資金の60%を出資することで合意している。

■経済危機で地元の反応一変

 ビチューメンと呼ばれる高粘性のタール状の原油を砂岩層や粘土層から採掘する膨大なコストが、世界中で資源を探し回っている中国をしり込みさせることはない。米エネルギー省によると、米国に次いで石油消費量2位の中国は、1日当たり800万バレルの石油を使用し、400万バレルを輸入している。

 ユノカルの買収騒ぎの際は中国国営企業が北米の主要資源を買い占めることへの危機感が噴出したが、世界的な経済危機を経て状況は一変した。今や、カナダの政治家たちは投資の呼び込みのほうに躍起だ。ペトロチャイナとの合意が成立した際、スティーブン・ハーパー(Stephen Harper%)首相はさらなる投資を期待する発言をしている。

■環境破壊の懸念も

 また、オイルサンドをめぐっては採掘による環境破壊や、液体の在来型石油資源より二酸化炭素排出量が3〜5倍多いといった問題があり、北米では石油大手に対し環境活動家のみならず株主からも圧力が高まる傾向にあることも、中国投資が増大する背景にある。

 こうした中、中国はパイプラインにも投資の手を伸ばしている。調査会社IHSグローバル・インサイト(IHS Global Insight)のアジア太平洋エネルギー担当アナリスト、トム・グリーダー(Tom Grieder%%)氏は「現時点では中国の石油企業は政治的反対をかわそうと、控えめな出資にとどまっている。まずはオイルサンド開発の経験と積もうというわけだ」と分析する。
 
 中国の石油輸入量は2020年には1日当たり900万バレルを超えると予測されている。中国の指導者たちの最大の関心事はエネルギー安全保障だ。「中国にとっては供給の確保が、絶対不可欠なのだ」(c)AFP/Allison Jackson
カナダの科学者たちが、オイルサンドの環境被害は、環境団体が訴えているほど深刻ではなく問題ないという結論を出したという報道。

うにゃうにゃ。

http://www.rsc.ca/expertpanels_reports.php

Experts report on Canada oil sands
By Bernard Simon in Toronto
Published: December 16 2010 05:41 | Last updated: December 16 2010 05:41
http://www.ft.com/cms/s/0/1b6be392-08aa-11e0-b981-00144feabdc0.html#axzz18K6rd7wV
政治の地図化:専門家が見るタールサンド
http://ourworld.unu.edu/jp/land-use-expert-talks-tar-sands/
UNU OurWorld 2.0
(しな研さんがツイートしてました)

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