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ピークオイルコミュの環境問題、温暖化問題とピークオイル

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温暖化による人間社会への打撃の評価や、温暖化ガス削減への取り組みのあり方、人為説懐疑論など、地球温暖化を取り巻く話題は数多ありますが。

ピークオイルと温暖化問題との関連は?

http://www.inspiringgreenleadership.com/blog/aangel

このサイトでまとめられているように、化石燃料の消費は、石油ピーク、天然ガスピーク、石炭ピークなどの供給サイドの制約により、2030年ごろまでに排出量が自動的に抑制される可能性があります。
対策をしようがしまいが、排出量削減の目安として広く言われている2050年に50%削減という目標と、大きく変わらない結果になるという計算結果もいくつか出て来ています。

これはおそらくまだ少数派なんでしょうが、温暖化のオピニオンリーダーでもあるハンセン氏も同様の事を言い始めたようです。

IPCC4次報告書では、様々な仮定をおき40の未来シナリオを計算していますが、化石燃料ピークを想定しているシナリオは少なく、14のシナリオでは石油共有は2100年まで増え続ける想定を採用しています。
カルフォルニア工科大学のルットリッジ教授の計算によると、化石燃料ピークを考慮に入れると、最も対策がうまくいった場合のシナリオさえ下回ります(最初の図)。2100年時点での温度上昇も+1.7℃と、現在言われている目標の水準です。
IPCCの次の報告書では、この点を考慮にいれたシナリオも間違いなく考えるだろう、とこのサイトでは言っています。


(執筆中)


(注)
だからといって温暖化対策があほらしいといいたいのではなくて、出来るだけ現実的なシナリオで考えようという意味です。


【ルール】

当コミュニティでは、温暖化人為説が正しいとも正しくないとも決めつけないことにしています。
温暖化懐疑論に関する話は、情報提供に留め、批判合戦にならないように極力努めましょう。
このコミュニティで、温暖化人為説の是非に決着をつけるには、テーマがでかすぎます。

コメント(658)

本日の武田邦彦先生のTV 

KeyholeTVで全世界でonlineで見れるとおもいます。

合法性は保証できかねます。(笑)
まだ日本で違法ということにはなってないので大丈夫です。ワンセグよりワンテンポ早く見れます(笑)。

東京のテレビはつまらないので、もともとテレビのない私は毎日のようにお世話になってます。海外にいるときはなお便利ですよね。
>621 ぬりさん

コメント有難う御座います。
January 28, 8:45pm
Climate sceptics bask in warmth of bad news
Climate scientists were desperately hoping for a fresh start this year after the disappointing outcome of last month's Copenhagen conference and the "Climategate" debacle, in which e-mails stolen from the University of East Anglia allegedly showed scientists suppressing data that did not suit their case for man-made global warming.
http://www.ft.com/cms/s/5d775be2-0c4b-11df-8b81-00144feabdc0,s01=1.html


FTが最近の懐疑派の状況についてまとめてレポートした記事が出ました。
ネタはやはりClimategateとヒマラヤですね。うーむ。
2度問題について

いわゆる、「温度上昇は2度以内に抑えるべき」というコンセンサスがいつの間にか存在していることについて。


「2度以内に抑えるべき」ということの根拠の一つになっている、「2度以上温度が上昇すると、水ストレス人口が急激に増える」というものがありますが、水資源の研究で有名な東大の沖大幹教授(IPCCの水資源の部分の担当した専門家の一人でもある)によれば、急激に増えるのは水ストレス下域にある人口の急激な増加による効果が殆どで、必ずしも温度上昇の結果とは言えないとのこと。
日本は京都議定書さえ守れていないと言いますが、金融危機のおかげで、森林吸収分と、クレジットを足せば、現状で満たしている状態です。


もうひとつ。


コペンハーゲン合意で、途上国に2010〜2012年に300億ドルと、2020年までに毎年1000億ドル支援することになっており、日本は毎年2兆円ほど負担することになりそうだということ。


温暖化対策というより実際に削減されるのはほとんど日本人の家計になる予感。
ぬりさん

 国内消費削減ができるにもかかわらず、海外からクレジットを買うというのは、税金を自分の金だと勘違いしている官僚が最大の問題だと私は思っています。もちろん、その裏には過去の成功モデルにしがみついている経団連がいたり、とか。

 ここはピークオイルコミュですから、国内対策だけで25%削減の可能性を議論しましょうよ。
>626

無駄な「温暖化問題と呼ばれるもの」に振り回されないことは、我々の生活を守ることにもつながります。
dotcomさん


無駄なものもあれば無駄ではないものもあるのではないでしょうか。
例えばどんなものが無駄でしょうか。


ちなみに、このトピックではルールを設定したので、よろしくお願いします↑。


【ルール】

当コミュニティでは、温暖化人為説が正しいとも正しくないとも決めつけないことにしています。
温暖化懐疑論に関する話は、情報提供に留め、批判合戦にならないように極力努めましょう。
このコミュニティで、温暖化人為説の是非に決着をつけるには、テーマがでかすぎます。
地球温暖化で米など批判=ドル使用停止を−ビンラディン容疑者 【環境メディア】
http://members.kankyomedia.jp/news/20100201_8545.html


中東の衛星テレビ局アルジャジーラは29日、国際テロ組織アルカイダの首領ビンラディン容疑者のものとされる音声メッセージを放送した。同容疑者は、地球温暖化での米国をはじめとした先進国の対応を批判するとともに、通貨の米ドル使用を停止すべきだと呼び掛けた。


おぉ。狙いはエコ路線でイメージUPグッド(上向き矢印)でしょうか。
ビンラディンファンも数多くいますからねw

Content above is subject to our fair use notice.
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32531704&comment_count=0&comm_id=1322211
しょうへいへいさん


これ、本物なら、おもしろーい☆
武田邦彦先生 ご出演の鼎談の動画が見れます!

http://higasitoyokazu.iza.ne.jp/blog/entry/1439859/

3/3の 4:30前後から

「資源はなくなる。今まででなくならないものはない。」
温暖化交渉、このままではまた「先送り」
               小西義弘(「分散型発電新聞」副編集長)

昨年12月のCOP15(気候変動枠組み条約第15回締約
国会議)での「コペンハーゲン合意」(CA)を受け、1月31
日までに日本や米国、EU(欧州連合)など27の先進国と、
途上国併せて55カ国が、2020年までの温室効果ガス排出
削減の中期目標を、国連・気候変動枠組み条約事務局(ドイツ・
ボン)に提出した。

 当初、期待されていた「政治的合意」もままならず、賛同する
国だけが冒頭に名前を記載する「take note」(留意する)
に留まってしまったCAだけに、同日までに主要排出国を含め、
どれだけの国が排出削減目標を国際社会に約束することができる
かが、次期枠組み交渉の進展に向けた一つの試金石と見られていた。
それだけに途上国の中国やインド、ブラジルを含め、総排出量の
78%に相当する50を越える国が提出したことは、一定の前進
だと言える。

 しかしこれで、今年末にメキシコで開かれるCOP16におい
て、次期排出削減の法的枠組み作りのための議論が始まるかと言
えば、決してそうではない。次期枠組みは依然、不透明であるこ
とに変わりはない。場合によっては2013年以降、空白の期間が
生じてしまう危ぐもささやかれ始めている。
 それは、CAの位置付けが決まっていないということにほかなら
ない。つまりCAを、今後の気候変動枠組み条約(UNFCCC)
における交渉の下地とすることは、コペンハーゲンでは確認されて
いないからだ。

 UNFCCCの2010年の開催スケジュールは、6月と12月の
通常会議以外には今のところ中間会合は決まっておらず、
そのためにこのままで進むと、まず6月の会合でCAの位置づけ
が議論されることになると思われる。これでは、とてもメキシコで
次期枠組み交渉が議論の中心になるとは考えにくい。
そこで、メキシコでコペンハーゲンの轍を踏まないためには、
以下のポイントが挙げられる。
まず一つが、前述したUNFCCCである。交渉を加速させるた
めに何度かの中間会合を開催できるか。そして開催する以上は、
CAを交渉プロセスのメーンとすることができるかということに
かかっている。

 また、米国が中間選挙(2010年11月)前までに、上院に
おいて、法的拘束力のある数値目標が入った温暖化対策法案が
可決されているかどうかも、注目される。温暖化対策法案が可決
されていれば、米国が次期枠組みにおいて同等の約束を行うことが
確実となり、米国がリードすることで交渉が大きく前進することになる。
 
 この2つが最低限、メキシコまでに乗り越えられていなければ、
コペンハーゲンからメキシコに先送りした議論は、また先送りされる
ことになる。
バンクーバーは「雪不足」、ワシントンは「大雪」の謎

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1415176760&owner_id=5971609
週刊ダイヤモンド [ 2010年02月27日号]

P139

オピニオン/CO2温暖化を疑い始めた英国、日本に検証の動きはないのか

by 櫻井よしこさん
「資源」はすべて無くなる。その時期は? by 武田邦彦先生

http://bit.ly/dAv1QH

博士の異常な鼎談 武田邦彦先生ご出演分 後編分あり

http://bit.ly/b2m5mH
本日の読売社説 地球温暖化 不信を広げる研究者の姿勢(2月25日付) 

 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1422694356&owner_id=5971609
on 日経 : IPCC報告書検証へ第三者委設置

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1424176108&owner_id=5971609
wall street journal says about IPCC, now.

ちょっと長めなので 個人的なポイントだけざっと抜粋させて頂きます。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1426515311&owner_id=5971609
読売:「温暖化」米で懐疑論…政府間パネル失策続き

 http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100307-OYT1T00271.htm 
なんというか、懐疑論という前に、枠組み条約下の国際交渉の破綻が避けられないような気がものすごくしてきました。すくなくとも今のようなコンセンサス方式では無理。


温暖化対策も、人間のエゴイスティックな経済原理には勝てない。強制力を伴えば、政治紛争になるだけ。


結局、日本のお金がロシア、イギリス、オランダに流れて、2013年にまでにCOPがまとまらず、EU-ETSが暴落するのが落ちか。


温暖化がとまっているとしても、最低あと5年は統計上何も言えない。うまいことできてる。


温暖化どころじゃないという時代がこないことを願います。
温暖化報告書の課題検証へ=国連、外部機関に要請  時事通信 

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1434070168&owner_id=5971609
dotcomさん

透明性を高めるために細かいエラーを検証せよということみたいですね。

Scientists to review climate body

"I have seen no credible evidence that challenges the main conclusions of [the IPCC's 2007] report."

http://ow.ly/1gGCu
ぬりさん コメント有難う御座います。
日曜お昼にTVで「世界の平均気温は この15年間 上がっていない」:動画あり

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1437288316&owner_id=5971609
?4月から制度化する東京都条例で CO2の総量規制が義務化 罰則あり 
?地球温暖化対策基本法案 

→ 温暖化ファシズムそのものだと思います。その点に関しては、民主党と石原再選に NO!というべきだと思います。

50年後ばかなことやってたと振り返るでしょう。そのころまで国がもつかどうか。
フランスの炭素税導入案から、違憲判決、断念まで


仏大統領が「炭素税」導入を発表 CO2、1トンで ...
フランスのサルコジ大統領は10日、地球温暖化対策として2010年1月から、家庭や企業が排出する二酸化炭素(CO2)などに対する新たな税金、「炭素税」を導入すると…
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090910/erp0909102258008-n1.htm

「炭素税法案は憲法違反」仏憲法裁が衝撃判決 ...
フランスの憲法裁判所は29日、サルコジ大統領が導入を発表した家庭、企業などの二酸化炭素(CO2)排出に対する新たな税金「炭素税」の法案について、課税の例外規定が… ... フランスの憲法裁判所は29日、サルコジ大統領が導入を発表した ...
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/091230/erp0912302342004-n1.htm

サルコジ仏大統領 炭素税導入になおも意欲 新年の ...
この中で、サルコジ政権が力を入れている炭素税が憲法評議会によって無効にされたことに関し、「私は最初の困難を断念しない男だ」と述べ、1月20日に新たに炭素税を閣議提案することを明らかにした。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100101/erp1001011103001-n1.htm

仏政府、炭素税導入を断念 首相が与党会合で発表 ...
フランスのフィヨン首相は23日、与党国民運動連合(UMP)の下院議員の会合で、家庭、企業などの二酸化炭素(CO2)排出に対する新たな税金「炭素税」の導入を断念す… ... フランスのフィヨン首相は23日、与党国民運動連合(UMP)の ...
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/100324/env1003240015000-n1.htm
ウクライナのネタです。ピークオイルと関係ないけれど、温暖化ネタなのでここに投稿します。個人的には、ウクライナネタという位置づけですが。

 4/25の共同通信伝によると、日本がウクライナに支払った排出枠(いわゆるホットエア)代金が行方不明だそうです。日本政府が「金で排出枠を買っただけ」という批判を避けるために「購入代金は環境投資に使用すること」という契約で支払ったところ、使途の説明なしに振込先銀行口座から資金が引き出されていたという話。

http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042501000527.html
一世風靡の「ガイアックス」燃料 販売会社が破産
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100427/biz1004271441017-n1.htm
------------
なんだか久しぶりにガイアックスって聞いたなぁ。(笑)
 ようやく、バイオガスプラントの普及の道筋が見えてきました。多分、一気に行くと思います。
http://energy-decentral.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-d874.html

 どのトピに書くか迷ったのだけれど、やっぱりここかな。
 以前 Dr. K さんと議論した、農業問題、肥料の資源制約なども深く関わりますからね。
この記事の見出しだけ見ると、オランダ政府がIPCC報告書を否定しているかのように聞こえるが、実際はそうではないのですね。


オランダ政府「小さな誤り」…IPCC報告書
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100707-OYT1T00050.htm
 「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第4次評価報告書の記述に間違いがあったとされる問題で、報告書にデータを提供していたオランダ政府は6日、「(気候変動が人類に深刻な困難をもたらすという)報告書の結論を揺るがす誤りはなかった」とする分析結果を公表した。


 誤りが指摘されていた〈1〉海面より低いオランダの国土の割合〈2〉ヒマラヤ氷河の消失時期〈3〉気候変動で水不足の被害を受けるアフリカの人口など13項目のミスを認めたが、「いずれも小さな誤り」と結論付けた。

(2010年7月7日00時23分 読売新聞)
最新主要ニュース8本 : YOMIURI
WSJJapan
英大学の温暖化研究、わい曲ではない=外部調査〔無料〕 http://bit.ly/cVRIbX
「京都」延長論強まれば非常に難しい政治選択に――南川環境省地球審が就任会見で指摘
2010/08/27 15:25[大気][環境新聞社]
環境省の南川秀樹地球環境審議官が同省で就任会見を行い、ポスト京都議定書を巡る国際交渉が今後も難航し京都議定書の延長論が強くなった場合、京都議定書からの離脱も選択肢の1つに浮上する可能性を示唆した。
 環境省の南川秀樹地球環境審議官がこのほど同省で就任会見を行い、ポスト京都議定書の次期枠組みを巡る国際交渉が今後も難航し京都議定書の延長論が強くなってきた場合、「日本政府としてどういう対応をとるか、非常に厳しい選択を政治的に迫られる可能性が高い」と述べ、京都議定書からの離脱も選択肢の1つに浮上してくる可能性を示唆した。また、国連気候変動枠組み条約の特別作業部会(AWG)で浮上している京都議定書と次期枠組みとの「空白問題」について、「あまり議論する意味がなく、悪く言えば(締約国の排出削減目標値を掲げた)京都議定書附属書Bの書き換えに反対している日本とロシアを牽制した議論」との認識を示した。

 会見で南川審議官は、11月29日からメキシコで開かれる国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)で求められる成果について、「技術移転や資金の枠組みなど個々のパーツのいくつかは頑張ればまとまる状況に近い」とする半面、それだけではメキシコあるいは国連の条約事務局が中身がないとする場合に京都議定書の延長論がそれに付いてくると指摘。「そういう話にはぜひしたくないし、そういう中で何を成果とするかは非常に難しい選択だ」とし、「本当に京都議定書の延長論が強くなってきた時に、どういう対応を日本政府がとるか、非常に難しい選択を政治的に迫られる可能性が高い」と述べた。日本は米中両国が入らない枠組みの延長に絶対反対の立場であり、今後の日本政府の対応が注目される。
世界の8月平均気温の平年差の経年変化(1891〜2010年:速報値)

 2010年8月の世界の月平均気温平年差(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)は+0.33℃(速報値)で、1891年の統計開始以降、4番目に高い値となりました。世界の8月平均気温は、上昇傾向が続いており、長期的には100年あたり約0.62℃の割合で上昇しています。
 どのトピに書くか迷ったのだけれど、も学会関係者からの再生可能エネルギーへの批判はここで展開されることが多かった気がするので、ここを選択。

 櫻井啓一郎さんから、石井吉徳さん(というよりは、も学会の一部論客)への批判が、彼のブログに。この2ヶ月ほどずっぽりツイッターでしたが、久しぶりにブログに戻ってきた櫻井さん。

http://ks.nwr.jp/d/?date=20100917
 温暖化をめぐる議論は、要するにアメリカと中国への義務づけが課題であって、それ以外の国は現時点では些末。2050年までに削減すべき量(2006年の排出量から)を図示したのがこのグラフです。
 詳しく知りたい方はマイブログを呼んでください(英文だけど)。
http://energy-decentral.cocolog-nifty.com/resource_blog/2010/09/required-co2-re.html
中国が燃やす石炭で温暖化一時止まる、米研究
2011年07月07日 14:19 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2811153/7464532?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
【7月6日 AFP】1998年から10年間、地球温暖化の進行が止まったのは、中国で石炭消費が増加した結果、大気中の硫酸塩エアロゾルが増え冷却効果をもたらしたためだとする米国とフィンランドの科学者らによる研究結果が、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)にこのほど発表された。

 地球温暖化説に対する懐疑論者は、1998〜2008年には一定の気温上昇が見られなかったことを根拠に、人間の活動で排出される温室効果ガスが地球温暖化の原因との見方を否定している。

 今回、研究を主導した米ボストン大学(Boston University)のロバート・カウフマン(Robert Kaufmann)教授も、懐疑派の指摘がきっかけで研究を思い立ったとAFPの取材に語った。

 カウフマン教授らの研究チームが、気温上昇を防いだ要因と結論付けたのは、石炭だった。

 石炭の燃焼量は、急激な経済成長を続ける中国を中心に、過去10年間で急増した。石炭を燃やすと硫黄が排出されるが、カウフマン教授らはこの硫黄の粒子に妨げられて太陽光が地表まで届かず、温暖化を防いだと見ている。

 カウフマン教授によると、こうした現象には前例がある。第二次世界大戦後の経済成長期に欧米や日本では温室効果ガスが急増したが、硫黄の排出量も急速に増え、その結果、温室効果ガスの影響が相殺されたという。

 研究は、地球の気温が上昇し始めたのは、先進国が硫黄排出量を削減する取り組みを始めた1970年初頭ごろからだと指摘している。

 世界の石炭消費量は、03〜07年の5年間で26%増加した。うち75%は中国によるものだ。中国は今も世界最大の温室効果ガス排出国であり、排出量も増え続けているが、一方で石炭工場に汚染物質除去装置を設置するなど、ようやく大気汚染の防止対策を始めた。そして、こうした措置を講じたことによって09年から再び、地球の気温が上昇し始めたという。

 ただ、大気中の硫黄は一時的な冷却材の役割を果たす反面、酸性雨や呼吸器系の疾患の原因となるなど、数々の有害な影響をもたらす。

 このため、地球温暖化を阻止する手段を硫黄に求めることは「毒をもって毒を制すようなものだ」と、カウフマン教授は述べた。「硫黄による温暖化阻止説にも一理あるが、これに満足する人間は少ないだろう。中国のように大気汚染の中で生活することを意味するのだから」(c)AFP/Shaun Tandon

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