凡例（はじめに）
┃第一章 寅と虎┃
幕末の江戸に松岡寅男麿出生
西南戦争従軍、射撃の名手
学習院体育教師
講道館「修業者誓文帳」第五番
41歳で長男を授かり虎王麿と命名
┃第二章 有明堂から南天堂へ┃
和田久太郎手記にみる南天堂
渡辺政太郎と近藤憲二
南天堂店名について牧野四子吉書信
三角二階の南天堂主人は寅男麿
大正六年十月虎王麿家督相続
┃第三章 新南天堂開店?┃
大正七年虎王麿結婚
まき町通り
新南天堂二階の構造と人間配備
松岡虎王麿の談話テープの存在
虎王麿の浅草観
虎王麿の外遊挫折と新南天堂の関連
┃第四章 新南天堂開店?┃
仏蘭西料理部メニュー
顧客の見込みとアナやダダ
妹愛圀（あい子）の記憶する野口雨情、西条八十、吉屋信子など
店にオートバイ店員にルパシカ
┃第五章 今東光を訂正する┃
南天堂二階に固有店名はなかった
橋爪健は『赤と黒』に不在
『赤と黒』と『ダムダム」は合併しない
友谷静栄のこと
小野十三郎はアナを守った
┃第六章 残っている署名帳┃
虎王麿の妻の謎と池山薫子
おしどり蔵書票
抒情詩社おやぢ内藤�産�
菊田一夫『がしんたれ』
労働運動社と南天堂の地理関係
署名帳には大杉も辻も
┃第七章 勃興期の南天堂┃
『相対性原理』の売れ方
出版部開設、近代名著文庫など
署名帳つづき、多田不二、中西悟堂、佐藤惣之助、陶山篤太郎、
白鳥省吾、野口雨情
┃第八章 大正12・1923年１月前後┃
『赤と黒』創刊前、川崎長太郎と萩原恭次郎の回想
岡本潤と五十里幸太郎、五十里と内海正性、内海と虎王麿
きだみのる登場
┃第九章 天変地異（９月１日）以前┃
『赤と黒』第四輯の宣言
講演会日程と講師顔ぶれ
前橋講演会、伊藤信吉の実況見聞
宮嶋資夫とのいきさつ
高尾平兵衛射殺、有島武郎憤死、大杉栄帰国
┃第十章 関東大震災┃
その日の虎王麿
朝鮮人流言、小川三男の体験
南天堂常連たちの大震災
保護検束、朴烈と金子文子、亀戸事件
労働運動社と小作人社の場合
┃第十一章 大杉は油断した┃
大杉事件、少年の切抜帳
売れた『日本脱出記』
噫々甘粕大尉の唄も出た
元南天堂店員の妄動犯罪
ギロチン社動く
久保田万太郎戯曲「露深く」
┃第十二章 摂政裕仁狙撃される┃
震災と詩集出版
甘粕正彦以下に軍法会議判決
大杉たちの葬儀、右翼の遺骨奪取
遺骨返還日に難波大助事件
南天堂の別の客筋、国家社会主義一派
┃第十三章 ひと、それぞれの動静┃
小野十三郎『赤と黒』へ
田辺若男と林芙美子
ダダカンスケニッキの存在
友谷静栄の美貌
田戸正春と松下南枝子
古田大次郎、和田久太郎、村木源次郎
┃第十四章 いわゆる南天堂時代┃
中浜哲『杉よ！ 眼の男よ！』
中浜と秋山清
日本無産派詩人聯盟展
岡本、友谷の同棲と別れ
小野、友谷の同棲
宮沢賢治『春と修羅』を辻潤が高評
┃第十五章 大正13・1924年夏┃
『赤と黒』復刊『無産詩人』創刊
『放浪記』と『二人』
『マヴォ』と村上知義
宮嶋資夫の夏日記
和田久太郎のひそかな別れ
┃第十六章 潰滅┃
和田久太郎無念
村木源次郎、古田大次郎逮捕
古田の南天堂描写
宮嶋と和田の＜面会＞
種蒔き社のボル的純化
胎動、『ダムダム』へ
┃第十七章 『ダムダム』細見┃
発行月の訂正
南天堂と共同発行
小野評論「ニヒリスト ロープシン」へ辻潤の共感
岡本の詩「陰謀と術策の仮装行列」
壷井の回想
林政雄のこと
┃第十八章 早期爛熟の南天堂┃
萩原、岡本の長靴ダンス
＜ごろにや＞開店事情
『辻潤への愛』の小鳥きよ日記
宮嶋の自省は自虐に
飯田徳太郎提唱の銚子合宿
平林たい子
┃第十九章 『赤と黒』の分解┃
村木源次郎、後藤謙太郎の死
一高生高見順登場
虎王麿の語る一高生観
宮嶋資夫、三里塚生活の無知
岡本は九州へ
マヴォの歌各種と「ジンジロゲ」
┃第二十章 沈静から閑散化への南天堂┃
混血詩人黄瀛（こうえい）
治安維持法と普通選挙法
『マヴォ』よみがえる
『虚無思想研究』創刊
小島きよの自己省察
辻潤後援会の名文趣意書
┃第二十一章 死刑の重奏┃
営業努力する虎王麿
ギロチン社裁判状況
古田大次郎に死刑執行
萩原恭次郎詩集『死刑宣告』発行
今東光『文党』創刊
都崎友雄『世界詩人』創刊
┃第二十二章 ふたたび賑わう南天堂┃
岡本潤の平戸通信
笹井末三郎と近藤茂雄
神戸、三星堂とカフェ・ガス
中浜鉄獄中編集『黒パン』発刊
『少年倶楽部』作家伊皿木恒雄（富田恒雄）と岡本潤
┃第二十三章 ＜大正＞終る！┃
『太平洋詩人』と菊田一夫
松下南枝子
黒色青年連盟銀座事件
虎王麿の＜遊び＞方
小野十三郎の詩「詩の懺悔」
プロ芸のアナ排除
小野第一詩集発行
┃第二十四章 南天堂 経営防禦の兆し┃
『驢馬』の中野重治
甘粕正彦出獄
『文芸解放』創刊
中野の岡本批判
菊岡久利
『むらぎも』の南天堂
京華社と虎王麿
『バリケード』と『辻馬車』
┃第二十五章 移り行く＜昭和ヒトケタ＞┃
文芸解放社講演会
壷井、江森らのボル転換
秋山清『わが暴力考』の正当
須藤出穂
カジノフォーリーと南天堂人脈
京華社時代、須藤紋一登場
┃第二十六章 逃散と転進┃
南天堂の営業確認
『文芸抗争』の発売所引受け
奥川夢郎宛、虎王麿の敗退挨拶
京華社から三鐘印刷へ
須藤出穂、父紋一を語る
虎王麿の横浜片影
┃第二十七章 昭和大戦の前とあと┃
三鐘印刷と『人民文庫』
松岡寅三郎の著書
虎王麿の再婚、戦災、戦後
南天堂書房復活写真
虎王麿の死
┃第二十八章 拾遺篇┃
須藤紋一の死
田戸正春の跡
池山薫子の短歌
虎王麿宛＜大杉栄の会＞案内
橋爪健の奇特
福田雅太郎の孫
近藤茂雄（神戸光）の死
あとがき
参考書一覧
収録図版一覧
人名索引
┃第一章 寅と虎┃
幕末の江戸に松岡寅男麿出生
西南戦争従軍、射撃の名手
学習院体育教師
講道館「修業者誓文帳」第五番
41歳で長男を授かり虎王麿と命名
┃第二章 有明堂から南天堂へ┃
和田久太郎手記にみる南天堂
渡辺政太郎と近藤憲二
南天堂店名について牧野四子吉書信
三角二階の南天堂主人は寅男麿
大正六年十月虎王麿家督相続
┃第三章 新南天堂開店?┃
大正七年虎王麿結婚
まき町通り
新南天堂二階の構造と人間配備
松岡虎王麿の談話テープの存在
虎王麿の浅草観
虎王麿の外遊挫折と新南天堂の関連
┃第四章 新南天堂開店?┃
仏蘭西料理部メニュー
顧客の見込みとアナやダダ
妹愛圀（あい子）の記憶する野口雨情、西条八十、吉屋信子など
店にオートバイ店員にルパシカ
┃第五章 今東光を訂正する┃
南天堂二階に固有店名はなかった
橋爪健は『赤と黒』に不在
『赤と黒』と『ダムダム」は合併しない
友谷静栄のこと
小野十三郎はアナを守った
┃第六章 残っている署名帳┃
虎王麿の妻の謎と池山薫子
おしどり蔵書票
抒情詩社おやぢ内藤�産�
菊田一夫『がしんたれ』
労働運動社と南天堂の地理関係
署名帳には大杉も辻も
┃第七章 勃興期の南天堂┃
『相対性原理』の売れ方
出版部開設、近代名著文庫など
署名帳つづき、多田不二、中西悟堂、佐藤惣之助、陶山篤太郎、
白鳥省吾、野口雨情
┃第八章 大正12・1923年１月前後┃
『赤と黒』創刊前、川崎長太郎と萩原恭次郎の回想
岡本潤と五十里幸太郎、五十里と内海正性、内海と虎王麿
きだみのる登場
┃第九章 天変地異（９月１日）以前┃
『赤と黒』第四輯の宣言
講演会日程と講師顔ぶれ
前橋講演会、伊藤信吉の実況見聞
宮嶋資夫とのいきさつ
高尾平兵衛射殺、有島武郎憤死、大杉栄帰国
┃第十章 関東大震災┃
その日の虎王麿
朝鮮人流言、小川三男の体験
南天堂常連たちの大震災
保護検束、朴烈と金子文子、亀戸事件
労働運動社と小作人社の場合
┃第十一章 大杉は油断した┃
大杉事件、少年の切抜帳
売れた『日本脱出記』
噫々甘粕大尉の唄も出た
元南天堂店員の妄動犯罪
ギロチン社動く
久保田万太郎戯曲「露深く」
┃第十二章 摂政裕仁狙撃される┃
震災と詩集出版
甘粕正彦以下に軍法会議判決
大杉たちの葬儀、右翼の遺骨奪取
遺骨返還日に難波大助事件
南天堂の別の客筋、国家社会主義一派
┃第十三章 ひと、それぞれの動静┃
小野十三郎『赤と黒』へ
田辺若男と林芙美子
ダダカンスケニッキの存在
友谷静栄の美貌
田戸正春と松下南枝子
古田大次郎、和田久太郎、村木源次郎
┃第十四章 いわゆる南天堂時代┃
中浜哲『杉よ！ 眼の男よ！』
中浜と秋山清
日本無産派詩人聯盟展
岡本、友谷の同棲と別れ
小野、友谷の同棲
宮沢賢治『春と修羅』を辻潤が高評
┃第十五章 大正13・1924年夏┃
『赤と黒』復刊『無産詩人』創刊
『放浪記』と『二人』
『マヴォ』と村上知義
宮嶋資夫の夏日記
和田久太郎のひそかな別れ
┃第十六章 潰滅┃
和田久太郎無念
村木源次郎、古田大次郎逮捕
古田の南天堂描写
宮嶋と和田の＜面会＞
種蒔き社のボル的純化
胎動、『ダムダム』へ
┃第十七章 『ダムダム』細見┃
発行月の訂正
南天堂と共同発行
小野評論「ニヒリスト ロープシン」へ辻潤の共感
岡本の詩「陰謀と術策の仮装行列」
壷井の回想
林政雄のこと
┃第十八章 早期爛熟の南天堂┃
萩原、岡本の長靴ダンス
＜ごろにや＞開店事情
『辻潤への愛』の小鳥きよ日記
宮嶋の自省は自虐に
飯田徳太郎提唱の銚子合宿
平林たい子
┃第十九章 『赤と黒』の分解┃
村木源次郎、後藤謙太郎の死
一高生高見順登場
虎王麿の語る一高生観
宮嶋資夫、三里塚生活の無知
岡本は九州へ
マヴォの歌各種と「ジンジロゲ」
┃第二十章 沈静から閑散化への南天堂┃
混血詩人黄瀛（こうえい）
治安維持法と普通選挙法
『マヴォ』よみがえる
『虚無思想研究』創刊
小島きよの自己省察
辻潤後援会の名文趣意書
┃第二十一章 死刑の重奏┃
営業努力する虎王麿
ギロチン社裁判状況
古田大次郎に死刑執行
萩原恭次郎詩集『死刑宣告』発行
今東光『文党』創刊
都崎友雄『世界詩人』創刊
┃第二十二章 ふたたび賑わう南天堂┃
岡本潤の平戸通信
笹井末三郎と近藤茂雄
神戸、三星堂とカフェ・ガス
中浜鉄獄中編集『黒パン』発刊
『少年倶楽部』作家伊皿木恒雄（富田恒雄）と岡本潤
┃第二十三章 ＜大正＞終る！┃
『太平洋詩人』と菊田一夫
松下南枝子
黒色青年連盟銀座事件
虎王麿の＜遊び＞方
小野十三郎の詩「詩の懺悔」
プロ芸のアナ排除
小野第一詩集発行
┃第二十四章 南天堂 経営防禦の兆し┃
『驢馬』の中野重治
甘粕正彦出獄
『文芸解放』創刊
中野の岡本批判
菊岡久利
『むらぎも』の南天堂
京華社と虎王麿
『バリケード』と『辻馬車』
┃第二十五章 移り行く＜昭和ヒトケタ＞┃
文芸解放社講演会
壷井、江森らのボル転換
秋山清『わが暴力考』の正当
須藤出穂
カジノフォーリーと南天堂人脈
京華社時代、須藤紋一登場
┃第二十六章 逃散と転進┃
南天堂の営業確認
『文芸抗争』の発売所引受け
奥川夢郎宛、虎王麿の敗退挨拶
京華社から三鐘印刷へ
須藤出穂、父紋一を語る
虎王麿の横浜片影
┃第二十七章 昭和大戦の前とあと┃
三鐘印刷と『人民文庫』
松岡寅三郎の著書
虎王麿の再婚、戦災、戦後
南天堂書房復活写真
虎王麿の死
┃第二十八章 拾遺篇┃
須藤紋一の死
田戸正春の跡
池山薫子の短歌
虎王麿宛＜大杉栄の会＞案内
橋爪健の奇特
福田雅太郎の孫
近藤茂雄（神戸光）の死
あとがき
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