ＳＦデータボックスコミュの盛林堂書房の二冊の本

ごく最近のことだけど、「書肆盛林堂」から二冊の本を購入した。

一冊が光瀬龍「ジュヴナイルＳＦ未収録作品集」
文字通り、雑誌等に発表されるも単行本・文庫になることなくそのままにおわ
った作品群をまとめた一冊。かの名作「夕ばえ作戦」の後日談（ていうか、今
のいままで、そんなのがあったことさえ知らなかった！）やタイムパトロール
シリーズで本にならなかった作品なんかも収録されている。
３５００円と少し高額ですけど、ファンの一人なら絶対買いです。

いま一冊が、篠田真由美「はこだて櫻珈琲舎」
えらくイケメンのおっさんがコーヒーを炒れているイラストが表紙の本。
初見で惹かれたのは事実ですけど、ここで問題がひとつありまして、この本の
作者が「あの」篠田真由美さんかどうか、ということ！
「建築探偵シリーズ」や「龍の黙示録」の著者であるなら、なんの問題もあり
はしないのですが、これが同姓同名の別人だった！
なんてことになったら、目を覆うばかりの大惨事になってしまう。
でもって篠田真由美さんのサイトへ赴き、そのブログを確認してきました。
あのイケメンのおっさんの正体で盛り上がってた様子ですが、コレはリドル・
ストーリーの一種ということで、あえて特定しないでもいいのでは？
てのが、僕の見解です。
謎はなぞのままであった方が余韻というものがあっていいと思いますよ？

ンなことで、以上二冊をお薦めいたします。