ケンプファーコミュのケンプファーの戦闘に対する妄察

えーと・・・ワタクシ・・・
コミュ説明にある、
「あまりにあっけない最期に今でも納得いかない方」
なので、ケンプファー擁護説をぶち挙げます（笑）

諸君！
私は主張（妄想）したい！
ケンプファーは決して弱くは無いのだと！！


理由１：思いのほかケンプファーは消耗していた。

さて、全身武装の塊のケンプファーですが、ここで１つ振り返ってみましょう。
ちょっと知人の著作を拝借して、作品内のケンプファーの戦歴を記述しますと･･･

・サイクロプス隊のアジトより、工場を破壊して出現
・リーア軍（サイド６の防衛部隊）の注意を引くため、繁華街にて威圧行動を開始
・高速移動して住宅地に移動、リーア軍、住宅地に展開
・リーア軍の支援要請を受け、連邦軍MS母艦サイド内に展開
・ケンプファー、ショットガンにより、リーア軍撃退
・連邦MS母艦、連邦軍基地周辺に防衛線を張るべくMS部隊降下（ガンキャノン量産型１、ジムコマンド４？）
・降下中のガンキャノン量産型１、ジムコマンド１をシュツルム・ファウストにて撃墜
・高速移動にてジムの背後に回りこみジャイアントバズーカでジム撃破、連邦軍降下部隊全滅
・連邦軍基地、ガンダム格納庫をジャイアントバズにて撃破
・ガンダム・アレックスと対峙

と、なっています。
よって、作中でケンプファーが撃破したと思われるＭＳは７〜９機程度ということになります。
（一回の戦闘でこれだけ撃破すること自体、凄い戦果のはずなんですが！！普通、通算で５機撃破したらエースって言われるんで）

が、ここでちょっと考えてみましょう。
作中ででてくる連邦の艦船はペガサス級巡洋艦「トロイホース」です。
ジオンの系譜(SS,PS,PS2)をやったことがある方ご存知かもしれませんが、このトロイホース。
当時の連邦最大のＭＳ積載量を持つ艦船です。
・・・このことから鑑みるに、
作中で描かれていた以上のＭＳをケンプファーは撃破していたのではないか？
との予測が立ちます。

これによって、二つの問題が考えられます。
１つ目は、全身これ皆武器、な感じのケンプファーですが、
防衛隊相手に武器を使い果たしてしまっていた、ということです。
実際、アレックスにたどり着いた時点で、ケンプファーの武装は予備のショットガン数発のみだったはずです。

また、推進剤の消耗も挙げられます。これが問題２つ目。
全身これ皆スラスター、な感じのケンプファーですが、
おそらく、ケンプファーがアレックスに対し正面から切りかかった･･･ことなどから、ケンプファーはもう推進剤がそこをついていたのではないでしょか？
つまり、ホバー等のダッシュができなかったのではないかと思われるのです。

ガンダムＭＳ図鑑１巻によりますと、同世代のジオンＭＳであるゲルググＪの推進剤はフルスロットル十数秒で無くなってしまうということです。
こういった情報から考えるに、いくらケンプファーが強襲型といっても、
あの時点でもう推進剤は底をついていたのだと思います。

よって、ケンプファーはアレックスに辿り着いた時、
強襲型ＭＳの最大の特徴である、「豊富な火力」「秀逸な機動性」を失っていたことになります（汗）
駄目じゃん・・・（滝汗）


理由２：あらゆる点での相性の悪さ

しかし、多くのＭＳが迎撃に来ることをシュタイナー、ミーシャ達は承知の上であの行動にでたのだと思います。
つまり、アレックスにたどり着く前に、多くの弾薬を消費し、推進剤も底をつくことはあらかじめ承知していたと思うのです。
だからこそ、アレックスの工場の近くに秘密兵器「チェーンマイン」を用意していたのだと思います。

このチェーンマインの威力に、ミーシャは絶対の自信をもっていたのではないでしょうか？
なんせ、対ＭＳ用爆雷を鎖状に繋ぎ合わせ、それをまきつけることにより連鎖爆発を起こすという、近接対ＭＳ兵器としては最上のものだったからです。
ＭＳの起動時というものは隙が生じるもの。
そこをつけば、いかなるＭＳといえども、また弾薬、推進剤が無かろうともミーシャには相手を撃破できる絶対の自信があったと思うのです

・・・しかし、誤算だったのは相手のほうにも秘密兵器である「チョバムアーマー」があったことです。
ご存知、このチョバムアーマーは対要塞用に開発された特殊装甲です。（失念しましたが、どっかにかいてあったような･･･）
本来弾丸を反らす、受けとめる、といった装甲の役割とは違い、
衝撃、エネルギーを吸収し、一定以上の衝撃を受けきったら装甲がはずれ、以降軽快な行動がとれるようになるという･･･使い捨てを前程とし代物･･･本来、ア・バオア・クーへの突撃用に開発されていた秘密兵器なのでした。
そいつがチェーンマインの爆風を一切吸収してしまったわけです。
まさに、相性が悪いとしかいえません。

・・・ここで、絶対の自信を持っていたミーシャは焦ります。
必殺だと思っていた･･･綿密に計画していた作戦が予定通りにいかなかったわけですから。
しかも、現在の自分は強襲型でありながら弾薬、推進剤の底がついた状態であるわけです。
逃げ様にも、推進剤はありませんし、何より潜入したシュタイナーたちを見捨てることになります。
こういった状況による、焦りからミーシャが単純な正面突撃をかけたという理由がまずあるだと考えられます。

しかし、このミーシャの行動を愚と捉えるのはあまりにも酷ではないでしょうか？

第一、あの時点でのミーシャに突撃以外に選択肢がありません。
高機動を生かそうにも推進剤はありませんし、弾薬もないわけです。
しかも、相手は全くの丸腰に見えます。
アレックスは一見、何ももっておらず、ただ突っ立っているようにも見えるのですから･･･
よって、ミーシャは焦っていたとはいえども、ベテランパイロットの判断で、ビームサーベルの突撃でもなんとかなる、と判断したのだと思います。

･･･けれども、誤算はもう１つありました。
アレックスにはもう一つ秘密兵器・・というか隠し武器のようなものがあったのです。
そう、腕部２００ｍｍガトリング砲です。

本来、これだけではＭＳを撃破するほどの威力がないシロモノだと思うのですが、
ケンプファーは機動性を重視していたため、コクピットをはじめとする装甲が脆弱な設計が為された機体なのでした･･･（ＭＧケンプファーの説明書より）
・・・これまた相性とタイミングが悪かったわけです。

おそらくミーシャは相手もビームサーベルを抜いてくると思ったのでしょうが、
全く予想に反して、自分が格好の的となる羽目に陥ってしまった訳です･･･

・・・
・・
・
ちくしょう。
ケンプファーが弱いんじゃないやい！
相性とか状況とか、様々な環境全てがケンプファーに不利だっただけなんだい！！（泣）


理由３：糞上司

っていうか、そもそもこの圧倒的な不利な環境は、あのチョイ役で出てくる糞ジオン将校のせいじゃないかー！

第一、ジオンの系譜では充分な補給を受けさせれば彼らは見事アレックスを強奪してくるんだー！！
決して実力不足だったわけではないんでっす！
あんな無茶苦茶な過酷な作戦でも補給が充分なら完遂してしまう！
そんな部隊だったのに・・・

・・・ということで、ケンプファーはアレックスに負けたんじゃない！
圧倒的な状況の悪さと糞上司のせいで負けたんだ！！
・・・と思（妄）っております・・・

以上
「あまりにあっけない最期に今でも納得いかない方」
の遠吠えでした・・・・・・・わおーん・・・（涙）