とにかく怖い話。コミュの【実話】赤い写真

いつも読ませていただいてます。

初めて書き込ませていただきます。

恐くはかもしれません。

誤字脱字、その他諸々不備があるとは思いますがよろしくお願いします。

私自身は不思議な事、聞こえる事はあっても視ると言うことはあまりないようです。

まぁその程度なんです。
視えても良い家柄なんですけどね。

これは私が高校生の時の話です。

ある夏の日私の家に従兄弟の兄が遊びに来ました。

この兄かなり良く聞こえる耳と良く視える目を持っていて、色々ありがたくない経験をしてる人。

その兄が

｢アルバム見して～｣

と言うので、まぁ普通に見したんですが、

パラパラとアルバムをめくる兄。

がっ！！突然手を止めました。

｢これおかしくない？？｣

見てみると中学校の時のなにげく撮った一枚の写真が。

確かに写真が真っ赤ですけど、撮ったの夕方だったし、今まで気にしたこと無かったんです。

｢なんかいっぱいおるよ？｣

と言いながら指で指してくれました。よくよく見てみると…いるわいるわ、大小様々な顔が…
うわぁ…って顔しかめていると、

｢ん～なんかヤバいかも、どんどん数増えていってるし…｣

兄曰く、最初は３、４個しかなかった顔がどんどん増えていってるらしい。

私自身は、増える、写真が変化するという現象に対して、んな馬鹿なっ！！
とか否定的な考えでした。

｢ここに一番デカくて濃いぃ顔があるんだけど、分かるか？！｣

と、目、鼻、輪郭と指でなぞってくれました。
けど…見えません、どんなに見ても私にはまったく見えません。ほんとにまったく。

結局家にあるデッカい神棚に一晩置いておくことにしました。

明くる日の朝、置いといた写真を見てみると。

｢………兄ちゃん？！｣

｢ん？！どした？？｣

｢昨日兄ちゃんが言ってたのって…これ？！｣

｢あっ！！見えた？！｣

一晩置いたその写真には、

昨日は何で見えなかったのか分からないくらいのはっきりとした顔がっ！！

性別もしっかり分かるくらい…

ちなみに男でした。

見た瞬間これでもかってくらいに全身鳥肌もんで、真夏なのに体温が一気に下がって行くのが分かりました。

しかも、昨日より明らかに数が増えているぅぅっ。

しかもなんか昨日いなかった能面みたいな顔が棚の隙間からこっちか睨んでます…よ？？

恐っっっ！！

その写真は今はなく、いつの間にやらなくなってしまいました。

私が初めて写真が変化すると言う現象を体験した夏の日の出来事でした。