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好きだけど、自信がない。コミュの☆リレー小説☆

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ずっと止めていてごめんなさい。
管理人のちろ子です。
話題に上げていましたリレー小説、やってみませんか?
あまり深く考えず、ちゃっちゃっちゃと気軽に参加していただければと思います♪


守って頂きたいことは、


・リレー小説なので節度のある長さでお願いします。
・一人何回でも投稿OK!でも連続投稿はほどほどに☆
・公序良俗に反する文章は書かないでください。見つけ次第さっくり削除です。
・重複を避けるため、続けて小説を書くときは「書きます」宣言をしてからお書きください。
 書き終わったら宣言の記事を削除してください。
 最大一日経っても書かれていない場合は、スルーになります。


こんな具合です。
小説以外の創作人の方も、小説に限らず挿絵とかそういう具合に参加していただければ嬉しいです^^
そんなわけで、皆様のご参加お待ちしております。

トップバッターは私がいきたいと思います。
アンカーやりたい方などいらっしゃいましたら、教えてください。
それでは、まったりやりたいと思いますので、よろしくお願い致します。

コメント(8)

朝起きると、雨が降っていた。
昨夜から止まない雨に耳を澄ませて、もう一度目を閉じる。
ベッドから出たくないと思うのは、段々と肌寒い季節になってきたからなのだろうか。
寝起きの朦朧とした意識の中で、そんなことを考えていた。

雨は好きだ。
小さい頃、父と二人でデパートに買い物に行った帰り道。
家まで後もう少しというところで、いきなり夕立のような雨が降り出したのだ。
二人とも傘を持っていなくて、仕方がないからと、父に手を引かれるままに家まで走った。
商品を仕舞う駄菓子屋のおじさんや、微笑んで通りすぎる傘の親子。
あの時感じた匂いや、雨が見せた独特の世界が、未だに雨になると記憶として蘇ってくる。
窓を叩く雨音を聴きながらも、ゆっくりと体を起こしてみた。
Tシャツ一枚しか着ていない体は、すっかり冷えていた。
自分の両腕を抱くように、窓の方に視線を向ければ、カーテンの隙間から零れる白さが、もう朝だと伝えていた。
不意に視線を戻すと、サイドボードに置き去りにしていた携帯が突然鳴り出した。
「…そっかもしかして非通知になるのか。あぁでも良かった。繋がったんだ」
電話の向こう側からホッとした様な声が聞こえてくる。
その声がまた記憶をひっかき回すのだけれど、あと少しのところで答えが出てこない。
でも、もどかしさを感じる一方で声を聞いて不思議と懐かしく心が落ち着く感じもした。
大丈夫。この人は安心できる。
「突然の電話でごめん。驚いたと思うけど。
あまり時間がないんだ。今電話がつな…ってるのも多分、奇跡…たいなもの…から」
「え?あの、よく分からないんですけど。名前もまだ聞いてないし。それに奇跡って?」
もう何が何だか。頭の中がパニックになってしまった。でも相手が冗談やふざけているのでないことは口調ではっきりと分かる。
「僕の名前は……時間たつし、覚えてないか……あの雨の日君が父さんと…れて迷子の時……って約束した……の場所で…う一度会いた…」
「もしもし?ごめんなさいよく聞こえない。ねぇ!もしもし?」
そこで電話は切れてしまった。
通話の切れた携帯を見つめながら、今あった出来事をぼんやりと思い返していた。
頭の中に留まったままの記憶をひっくり返してみても、思い出すまでには至らない。
ただ、あの雨の日に感じた、一種のノスタルジィのようなものが、胸の奥をじんと鳴らしていた。

「茉理、いつまで寝てるの。起きなさい!」

ドアの向こう、階段の下から母の澄んだ声が聞こえてきた。
そこでふと我に返り、携帯を握ったままベッドから降りた。

「起きてるよ!」

半ば叫ぶように返事をする。
そうして冷たいスリッパを履くと、雨音を部屋の中に置きざりにしたままで、リビングへと降りて行った。

ダイニングテーブルに座り再び携帯を開いて。
着信履歴を表示させて、さっきの電話のことを考えてみた。
寝起きだとはいえ、夢ではないことは確かだ。
だって、こうして履歴はちゃんと残っているのだから。
でも、思い出せない。誰なんだろう。どうして、私の電話番号を知っているのだろう。

「…謎だなぁ。」

曖昧な記憶に、首を傾げてもう一度窓に目をやると。
雨はさっきよりも激しく、窓を叩いていた。
姿を変える雨音は、気持ちを不安にさえさせる。
気持ちは全く冴えないまま、もう一度着信履歴に残る非通知の文字を表示させてみた。
ぴー

携帯の充電が切れました。
慌てて携帯を充電の差込口に差しました。
そのとき、

ゴロゴロ ドカーン

雷が落ちました。
「きゃー、停電よー」
母の叫び声が聞こえます。
辺り一帯停電したみたいでした。
充電の切れた携帯は使い物になりません。
引き出しから、電池で充電できる充電器を見つけ、
携帯の充電をしました。

ぴー

メモリが消えました。絶望。

ブルンブルン

また電話がかかってきたよ。

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